出典:劇場版「鬼滅の刃」無限列車編公式サイト
前の記事からだいぶ時間が空きましたが、気ままに書いていきます(汗
今回は「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の感想を書いていこうと思います。え、今更じゃない?と思われるかもしれませんが…!
結構前に見たんですけど、自分の気持ちを表現するのに時間が掛かって…(言い訳)
鬼滅の刃はいつの間にか2期決まっていたり、劇場版のDVD発売が決定したり…劇場版の公開も終わりに近づいてますね。
個人的に2期はめちゃくちゃ嬉しいし、楽しみです!私は原作を読んでないので、どんな鬼が出てくるのか、柱たちや炭治郎がどんなふうに活躍するのか、ドキドキしてます…。
では、さっそく感想について語っていこうと思います。
まず、結論から言うととにかく凄かったな…
何が凄かったって…演じられた声優さんが本当に最高でした。劇場版を見ている間も見た後も「日野さんが煉獄さんを演じてくれて良かった」と…。
もちろん、内容も見ごたえがありました。正直、どう表現していいか分からないくらい。(笑)
言いたいことがいっぱいある…。
~作品紹介~
〈公開日〉
●2020年10月16日
〈監督〉
●外埼春雄
〈キャスト〉
●花江夏樹 (竈門炭治郎 役)
●鬼頭明里 (竈門禰󠄀豆子 役)
●下野紘 (我妻善逸 役)
●松岡禎丞 (嘴平伊之助 役)
●日野聡 (煉獄杏寿郎 役)
●平川大輔 (魘夢 役)
●石田彰 (猗窩座 役)
…他
~無限列車編までのあらすじ~
家族と平和に暮らしていた主人公の竈門炭治郎は、ある日突然家族を殺されます。唯一、生き残っていた妹の禰󠄀豆子は鬼に変わってしまう…。
炭治郎は妹を人間に戻すため、家族を殺した鬼を倒すために鬼殺隊を入ることを決意します。
数々の修行と鬼との対決を経て、炭治郎、禰󠄀豆子、善逸、伊之助は事件が起きている無限列車へと乗り込みます。そこで合流した、鬼殺隊の柱である煉獄杏寿郎と共に鬼と戦うことに…。
「鬼滅の刃 無限列車編」の注目ポイント
- 作画がきれいで満足度が高い
- 没入感を高める音楽
- 声優さんの本気度に鳥肌が立つ
- キャラクターの魅力が溢れている
- 炭次郎や煉獄さんの言葉が心に響く
下記では注目ポイントを詳しく紹介しながら、他に感じたことを語ってるぞ!
- 鬼滅の刃のファンは満足出来ます!
- もちろんファンではなくてもおすすめ!
- 胸熱展開が好きな人
- アクションシーンに圧倒されたい人
- 声優さんが好きな人
ネタバレ無しの感想
まず最初は、ネタバレ無しの感想からにしますね。映画を見ていないという人や、そもそも作品自体よく分からないという人にも見ていただけるようにします。
とにかく作画がきれいで満足度が高い
まず、素直に面白いし熱いし、映画館で見られて良かったなと本当に思えました。ただ正直、最初に思ったのが「劇場版館が無い…!」ということ。
ただ、それは悪い意味ではなくて、アニメシリーズ自体が映画並みにきれいだったから。(個人的感想)
やっぱり見ていくと、とにかく作画も丁寧できれいで、どれだけ制作に気合が入っているのかが分かります。
キャラクター達の動きや表情がしっかり描かれていているので、最初から最後まで満足出来ました。
鬼滅の刃の良さを最後まで余すことなく、そして飽きることなく味わえましたね…。ありがたい…。
音楽が世界観に合っていて没入出来る
私が興奮したのは音楽。きれいで迫力のある音楽がストーリーへの没入感を高めてくれるんですよね。こういった部分も個人的には鳥肌が立ちました…。
鬼が出てくるシーンも、戦うシーンも、音楽があるからこそキャラクターやストーリーの良さを際立たせてくれるんですよね。
とくに、猗窩座が出てくるシーンの音楽がお気に入りです(笑)
緊張感とこわさが際立っていて、また引き込まれました。
音楽にも気合が入っているというか、手を抜いていないのがすごいなと。本当にありがたいことです。
声優さんが限界突破してた
声優さんたちの熱い気持ちもすごく感じられて、鳥肌が立ちました…。
最初からフルエンジンな煉獄さんはちょっと可愛かったです。(笑)
そんな煉獄さんがどんどん力を発揮していくのですが、全力を出し切っている感じが見事でした。
それは、主人公の炭治郎も同じだし、今回は伊之助もすごいと思いました。
分かったようなことは言えませんが、声優さんたちが自分の限界を超えて挑戦されているのかな、と想像が出来ます。(声優さんたちも限界突破してると言っていたので、なおさら想像出来ました)
もちろん、鬼もそうです。このキャラクターをこの声優さんが演じてくれて本当に良かったと思えるほど。(個人的な感想ですが汗)
主人公たちにとって脅威となる鬼に対しても魅力を感じてしまうのは、声優さんたちのおかげでもあるのだろうな…。
ギャグシーンが良くも悪くも印象的
ギャグシーンというか、ほのぼのシーンかな…?キャラクターが可愛いなと思ったり、クスっと笑えたんですが…
いきなりギャグシーンが始まるので、正直びっくりしました。「今ここで始まるのか…!」と思ってしまって、集中していた意識が一瞬だけ現実に戻された感じです…(笑)
だけど、やっぱりキャラクターが可愛いし、緊張がほぐれたので大切なシーンだとは思います。
だから、良くも悪くも印象的だと感じたな
家族愛、兄妹愛に溢れていて泣ける
とにかく家族愛と兄弟愛が溢れていて、温かい気持ちになる分、見ていて辛かったです。炭治郎の葛藤と家族に対する真っ直ぐな気持ちが、素直に心に響きました。
炭治郎はとにかく、まわりの人や大切な人を守りたいという気持ちが強く、自分が危ない目にあったとしてもそれは変わらないのが凄いですね。
それは妹である、禰󠄀豆子も同じ。この兄妹は正義感が強いのだろうけど、それ以上に「誰も傷ついてほしくない」という優しい気持ちが人一倍強いのでは…と勝手に思ってます。
個人的に正義感というイメージが煉獄さん。本当に勝手なイメージなので、原作ファンの方々にとっては違うかもしれませんが…汗
煉獄さんも、家族に対しての想いが強いんでしょうね。優しく見守っていたり、長男として頑張っていたり…。
とにかく、この兄妹や煉獄さんたちに癒されて泣かされて、感動させられました…。
伊之助の活躍に驚いた
伊之助に対して「考えるより先に行動」というイメージが強くありましたが、今回の映画を見て少しだけ印象が変わりました。
アニメでも那田蜘蛛山編で、伊之助が色々考えているシーンはありましたが、それでも勢いと行動力が凄いキャラクターだと認識していました。
だけど、今回の映画では思っていたより冷静に行動する場面があったので、少し意外な面を知れたという感覚になりましたね。炭治郎を手助けするシーンがとくにお気に入りです。
ネタバレありの感想
次はネタバレありの感想を書きます。あまりにも詳しいことは避けますが、結末についても触れているのでご注意ください。
あと、ネタバレなしで書いたことを掘り下げていたり、掘り下げなかったりします…(笑)
煉獄さんの圧倒的安心感とかっこよさ
最初のシーンでお弁当を一口食べるたびに「うまい!!!」と言っているのが、この人の人柄を表しているんだなと笑ってしまったし、癒されました。(笑)
しかも、炭治郎と話している間も真っ直ぐ前も見ていて「さすがに真っ直ぐすぎないか…?」と感じました。(笑)
途中、炭治郎と煉獄さんが隣同士で寝ているシーンでは、兄弟感があって癒されました…可愛いな…と。
そう…可愛かった、のに…なのに…。
本気出すとかっこいいのは、ずるい。さすがに。
夢を見ている状態なのに危険を察知した時からずっとかっこいい。やっぱり圧倒的に強いし、見ていて「あぁ、この人が居れば心強い」という気持ちにさせられました。
それは、ただ強いからというわけではなくて「ここにいる人たちを死なせない」という純粋な気持ちが強いから。
最初は、ただ声が大きくて、あまり話が通じないキャラクターなのでは…?と思っていたんですが…。
現状を瞬時に把握して皆に支持を出すところや、鬼と戦ってケガを負った炭治郎に「神経に集中しろ」と教えていたところは、先輩感が溢れていましたね。
声優さんの勢いと熱量が凄まじい
これは、ネタバレ無しの感想でも書きましたが、本当にとにかく声優さんたちの勢いと熱量が凄かったです。
私が声優さんが好きっていうのもあるかもしれませんが、本当に感動しました。
炭治郎はもちろんのこと、煉獄さんや伊之助はとくに全身全霊という感じがして、ずっと興奮してました…。もちろん、禰󠄀豆子や善逸もそうですよ!
ただ、鬼もやっぱり凄い。
声で殺しに来てるんじゃないかと…。それは、イケボだからとかじゃなくて、声だけでも不気味さとか得体の知れない怖さを物凄く感じるんですよね。
魘夢の妖艶さと腹黒さも伝わってくるし、猗窩座の圧倒的な強さを思い知らされるというか。
いきなり出てくる猗窩座をあそこまで表現出来るのは、演じられた石田さんだからこそなのかな…。
煉獄さんと猗窩座が戦うシーンはとくに息をのみました。
どんなにケガを負っても諦めない煉獄さんの本気の叫びと、夜明けが近いことで焦る猗窩座の叫びが全くの別物で、本当にすごいなと。(ここ勘違いだったらごめんなさい…汗)
冒頭でも少し触れましたが、日野さんと石田さんが演じてくださって良かったなと思ってますし、キャスティングした方にも感謝申し上げたいですね…(泣)
「真っ直ぐな気持ち」のぶつかり合いが胸熱
煉獄さん、炭治郎、そして猗窩座の共通点って真っ直ぐな思いなのでは…と勝手に思っています。私は原作を知らないため、猗窩座に対して知ったようなことは言えませんが…
彼は「強くなりたい」という気持ちが人一倍なのではないかな。と、劇場版を見て思いました。原作を知っている人には「全然違うよー」と思われるかもしれません汗
猗窩座が煉獄さんに対して「鬼になろう」と訴えかける姿を見て、鬼になってしまう前はどんな人だったんだろう…って気になりました。
もしかしたら、鬼になる前はとても真っ直ぐな人で、誰かのために強さを求めていたのかな…とか色々想像していました。
そんな猗窩座と、鬼を倒したい煉獄さんの戦いはとにかく胸熱で。2人の考えや思いは違っても真っ直ぐな気持ちは変わらないかも、と。
もしかしたら、猗窩座が鬼じゃなく人だったら2人は良い友達になっていたかもなーとか、考えてしまいますね。
信じる強さに泣かされた
人を信じる強さって、誰もが持てるわけではないですよね。酷い経験をしたり誰かに裏切られてしまえば、信じることなんて無理なわけです。
でも、炭治郎ってどんなことがあっても信じる強さを持っていられるのかもなぁ…と。
そう思った部分が、魘夢によって何度も何度も炭治郎が夢を見てしまうシーン。魘夢は炭治郎に追い打ちをかけるよう、ある夢を見せます。
鬼に殺された家族が炭治郎に対して、どうして助けてくれなかったのか、あなたが死ねば良かった、など残酷で目を背けたくなるような言葉を投げかけられるんですが…
炭治郎はすぐに目を覚まして「家族がそんなこと言うはずがない」と激怒するんです。正直、ここに凄く驚きました。さすがの炭治郎も、かなり傷ついて戦えなくなってしまうのでは…?と、思っていたので。
しかも「家族を侮辱するな」と魘夢に向かって叫ぶシーンでは泣きました。そうだよな、これは炭治郎にとって侮辱されたようなものだよな、と。
家族がそんなこと言うはずがないってはっきりと言えるという事は、それだけ家族のことを信じてるってことなんですよね。
そんな酷いことを言うような家族じゃないって思えるのは炭治郎の信じる強さがあるからなんだろうな。
でも、同じ強さを持ってるのって煉獄さんもなのかな。
きっと、自分はもっと強くなって鬼を倒すって昔から信じていただろうし、禰󠄀豆子や炭治郎達のことを信じるって言ってたのも彼らしいというか。ここで少し気持ちが救われた気がします。
心に寄り添ってくれる言葉たち
人気のある映画やアニメって名言も注目されますよね。鬼滅の刃も色々な名言があると思います。この劇場版では、煉獄さんと炭治郎の言葉が凄く心に響いて、同時に心を救ってくれるような気がしました。
「老いることも死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ。老いるからこそ死ぬからこそ、たまらなく愛おしいのだ。」
(引用元:鬼滅の刃より)
こんな言葉、どういう人生を送っていたら言えるんでしょう…。
煉獄さんは人間であることに誇りがあって、人に対する大きな愛情も持っているんでしょうね。
人間の素晴らしさと美しさを知っているから、ここまで強く信念を曲げずに鬼と戦えるんでしょうか。
それに、たくさんの生や死と向き合ってきたからこそなのかな。お母さんのことはもちろんのこと、色々な死を経験して命の重さも尊さも知ってるんでしょうか。
「強さというものは、肉体に対してのみ使う言葉ではない。この少年は弱くない、侮辱するな。」
(引用元:鬼滅の刃より)
しっかり炭治郎のことを見ていたんだなと、確信できる言葉です。
炭治郎は柱のようにまだまだ強い訳じゃないけど、心はもしかしたら誰よりも強いのかもしれない。だからこそ、煉獄さんはこう言ってくれたのかな。
「弱き人を助けることは、強く生まれた者の責務です。責任をもって果たさなければならない使命なのです。決して忘れることなきように。」
(引用元:鬼滅の刃より)
煉獄さんの亡き母の言葉。自分は強いと知ったとき、人を守るために力を使うのか、人を傷つけるために力を使うのか。ここって大事な分岐点ですよね。
本当であれば弱い人を助けるべきだけど、それが出来ない人はたくさんいる。自分より弱い人がいれば馬鹿にしたり優越感に浸るのではなく、手を取って助けてあげられたら幸せですね。
「言うはずがないだろう、俺の家族が!俺の家族を侮辱するな!」
(引用元:鬼滅の刃より)
この言葉は一番印象に残っているかもしれません。炭治郎の怒りが頂点に達したことは一瞬で分かりましたし、悔しい気持ちと悲しい気持ちも混ざっていた気がします。演じられた花江夏樹さんのおかげで余計にそう思えるのかもしれません。
「俺の家族を侮辱するな」という言葉には、大切な家族への想いがたくさん詰まってる感じがして、思い出すだけでも泣きそうです。(本気で)
「たくさん、ありがとうを言うよ。たくさん、ごめんと思うよ。忘れることなんてない。どんな時もそばにいる。だからどうか許してくれ。」
(引用元:鬼滅の刃より)
眠らされた炭治郎は自分が今見ている世界は夢だと気づき、家族の元から去ろうとします。でも、夢の中の家族は追いかけてくる。
辛いことも苦しいことも、何もかも忘れて夢の中で生きることも出来たけど、それを選ぶべきではないって知ってる。
でも、家族のことは前と変わらず大切で大好き。だからこその、この言葉なのでしょうか。
たくさん「ごめん」と思うけど、言葉に出すのは、たくさんの「ありがとう」
映画館で聞いた時は悲しくて優しい言葉に感じましたが、思い出してみると、とにかく炭治郎の愛情を感じます。
感動だけでは終われない(結末ネタバレ注意)
アニメシリーズでは感動したり辛い気持ちになったり、色々な感情が沸き上がっていましたが、劇場版でもそれは同じでした。
戦闘シーンは胸熱だし、炭治郎たちのやり取りに癒されたし…とても感動した場面もありました。
でも、やっぱり最後は感動だけでは終われませんよね。喪失感というか…映画が終わったあとも呆然とした感じで…。最後のあの笑顔が今でも忘れられません。
正直、こんな結末になると思ってなかったので本当に驚いたし、終わるギリギリまで「まさかね?大丈夫だよね?」と思ってましたが…。
煉獄さんのあの落ち着いた様子もグッときました。なんでああいう時だけ冷静なのか…(泣)
そしてこれだけは言いたい。炭治郎と煉獄さんの絡みをもっと見たかった。色々なことを教えてあげてほしかった。
見てる側としてもやっぱり悔しいですね。
炭治郎だけでなく善逸や伊之助が泣いていたシーンも我慢できませんでした。
でも、この出来事があって、きっと炭治郎達はもっと強くなるんだろうし、もっと覚悟を決めて鬼と戦えるようになるんではないかと思ってます。
だからこそ、余計に次の戦いも気になります…!
まとめ〈制作に関わる全ての方に感謝したい〉
ここまで個人的な感想を書いてきましたが…やっぱり最終的な思いとしては「制作に関わる方々に感謝したい」
最後のエンドロールを見ながら、余韻に浸っていましたが…。
その時、ふと浮かんだことが「原作者さんや、声優さん、スタッフの方々に感謝しなければ…」ということ。
原作者さんがいなければ物語は始まらなかったし、大勢のスタッフさんのおかげでキャラクターが動いて迫力のあるものになり、声優さんがいるからこそキャラクターの魅力が増すんですよね。
それに、音楽があるからこそ没入感も高まるし、主題歌を担当するLiSAさんがいてくれたから、作品の余韻に浸ることも出来た。
こういうことを考えていくと、制作に関わる全ての人に感謝しなければ…という気持ちになるのですよ…。
今回は映画館で見てよかったと思ったし次への期待感も膨らんで、ますます鬼滅の刃の虜になりました(笑)
という感じで今回の感想は終わろうと思います!ぐだぐだと長くてつたない文章でしたが、見てくださってありがとうございます。m(__)m