繊細女子の映画語り

繊細女子の映画語り

映画や、たまにドラマの感想を語っていきます。繊細さんでも見られる作品を語ります。(主観ですが汗)

《正直な感想》ネタバレ「ヲタクに恋は難しい」原作ファンより福田監督ファンが楽しめるかも。

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©2020 映画「ヲタクに恋は難しい」製作委員会

どうも、ヲタクの夏夜風です

べつにヲタクじゃない夏猫だ

今回は、ふじたさん原作の「ヲタクに恋は難しい」の感想を語っていきます…!

 

もう原作は最終巻…!悲しい。原作は途中までしか見られてないので、全巻確保したいなと思ってます。

 

アニメも面白くて、声優さんもキャラにピッタリだからめちゃくちゃハマってて。

 

だから実写化するってなった時は、かなり嬉しかったんですよね。監督も福田雄一さんだったし、期待してたんですが…。

 

正直、ちょっと残念だった!(泣)

 

 というか、原作ファンやアニメファンはガッカリしたんじゃないかと…。

 

今回は、良かった点、残念だった点を語っていきます…!

 ~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2020年2月7日

 

<監督>

福田雄一

 

<原作者>

ふじた

 

<キャスト>

高畑充希 (桃瀬成海 役)

山崎賢人 (二藤宏嵩 役)

菜々緒 (小柳花子 役)

斎藤工 (樺倉太郎 役)

賀来賢人 (坂元真司 役)

今田美桜 (森田悠季 役)

…他

 

《コメディ度》

★★★★星4

《キュンキュン度》

★★★星3

《おすすめ度》

★★★星3

~あらすじ~

主人公・桃瀬成海は、社内恋愛していた男性に”腐女子”であることがバレて、破局。会社に居づらくなった成海は、新しい会社で働くことに。

 

しかしその会社には、成海がオタクだと知っている幼馴染でゲームオタクの二藤宏嵩がいました。彼女は宏高を飲みに誘い「オタクだとバレたくない」と悩みをこぼします。

 

その帰り、宏嵩から「オタクに理解ある俺でいいじゃん」という提案(告白?)によって、2人は不器用なお付き合いをはじます…。

ヲタクに恋は難しい」の注目ポイント

  • キャラにピッタリの俳優陣
  • 福田作品のお馴染みメンバーを楽しめる
  • アニメ関連のものが出てくるから楽しい

この後、注目ポイントについて詳しく語ってくぞ

どんな人におすすめ?
  • 福田雄一ワールドが好きな人
  • コメディ多めの恋愛が好きな人
  • 癖が強めの登場人物が好きな人

癖が強い登場人物

桃瀬 成海

桃瀬成海は「オタク」で「腐女子」。そのことを周りに知られないように気を付けていますが、どうしても隠せないオタク気質。

 

アニメやBL関連のことになると、目を輝かせて饒舌に話しだします。原作やアニメと比べて、結構オドオドしてるかな…?という印象。

 

二藤 宏嵩

会社で再会する前から成海を想っていた二藤宏嵩。無表情で口数が少ないため、ミステリアスな印象がありますが、本当はゲーマー。

 

不器用な告白で成海と付き合うことになりますが、微妙な距離感に悩む日々。完璧なように見えて抜けてるところもある。

 

小柳 花子

実写では出番はかなり少ないと思いますが、原作ではかなりの頻度で出てくるキャラ。

 

宏嵩が行くバーでしか出てこないから、謎めいた存在。スタイルも良く顔も良い。ただ、ある秘密があります…。

 

樺倉 太郎

会社のこわい先輩、樺倉太郎。見た目も話し方もこわいため、皆に怖がられています。

 

小柳同様、実写では少ししか出てこないから不思議な存在。(2人をもっと出してほしかった…!)

 

他の癖が強い人たち

原作にはいない、実写オリジナルのキャラもいます。やっぱりこの人たちも癖が強いんですよ。

 

賀来賢人さんが演じる坂元真司は”声優ドルオタ”で、喋り方も動きも癖が強い。上司の石山役は佐藤二朗さん。やっぱりとにかく癖が強い。それが良い。

 

宏嵩が行くバーのマスターは、ムロツヨシさん。存在も歌い方も癖が強い。(笑)

ネタバレ無しの感想<福田監督が作品をかき回した感…>

 

まずはネタバレ無しの感想から。

 

正直言うと残念の一言かなと…(泣)

 

原作でもアニメでも「笑えて」「キュンとする」…という感じだったんですが、実写版では「キュン」がそこまで無かったかな…。

 

福田雄一さんは「銀魂」を実写化して成功していますが、銀魂何でもありな無敵アニメみたいな感じだから、監督と相性が良かったのかな?とも思います。

 

でも「ヲタクに恋は難しい」では、福田監督の独特なノリが多くて正直ガッカリでした。

 

監督が面白おかしくかき回して、原作の良い部分をそぎ落としちゃった…みたいな。

 

 ただ、一緒に見ていた父は「原作を知らないから、こういう作品として楽しめる」とも言っていたので、福田監督が好きな人は楽しめるかもしれませんね。

 「ヲタクに恋は難しい」の良かった点

次に良かった点を語っていきます。上記では、残念だった部分を書いていましたが、良かったところもあるので書いていきます。

キャスティングが良かった

銀魂」とかもそうだったんですけど、出演者に違和感が無いのがすごいですね。

 

実写化するにあたって「このキャラにこの俳優さんは似合わないかも…」とかあると思うんですが、ヲタ恋はキャラと俳優さんが合っていて、その点は満足でした。

 

個人的に宏嵩と花子は、ぴったりだったなと。

2人とも顔が整ってるしスタイルも良いから、キャラそのものって感じです

あの2人以外に宏嵩と花子を演じられる人はいないかも?

 

樺倉役が斎藤工さんだったのも良かったかもしれません。というか、合ってました!

 

ただ出番が少ないから、菜々緒さんと斎藤工さんが演じた2人をもっと見たかったです…。

 

成海に関しては「監督が描いた成海に合わせて、高畑充希さんが選ばれたのかな…」という印象も。

 

もちろん高畑さんは可愛いし、成海のはっちゃけ具合とか再現されてて、かなり納得なんですけど…。

 

会社でのオドオド感が原作とはまた違うので、そういった役を演じられる彼女が選ばれたのかなと思っています。

オタク関連のことがバンバン出てくるから楽しい

コスプレとかヲタク用語とか本物の声優さんとか…とにかくオタク要素がいっぱい出てくるから楽しいんです。

 

最初の成海と宏嵩が踊るシーンで、キャラのコスプレした人たちが一緒に踊るんですけど、ここは結構テンション上がります(笑)

 

成海の家はグッズで溢れてるし…(文豪ストレイドッグスとかあんスタとかおそ松さんとか…(喜))

 

成海なんかは腐女子だから、そういった要素を早口で喋るんですけど、実際に腐女子の方や腐男子の方はテンション上がったのでは…!(笑)

 

あと、本物の声優さんが出るのはずるい。(笑)

 

人気声優さんの内田真礼さんが声優アイドルとして出演してたのは、驚きました。

ファンにはたまらないやつですね…!

ヲタクに恋は難しい」の残念だった点

最初の感想で残念の一言と書いてしまっているんですが、もっと具体的に何が残念だったのか語っていこうと思います。

 ミュージカルの必要性と無駄な長さ(若干ネタバレ有り)

ミュージカルシーンが結構あるんですけど、そのシーンが思ったより長い。

 

正直、途中で飽きちゃいそうなくらいでした(汗)

 

最初は良かったんですけど、だんだんこのミュージカルって必要なのか…?って思えてきて。

 

樺倉と成海が踊って歌うシーンは「どんな意味があるんだ…?」「なんで意味深な感じで終わるの…?」ってなりました。

 

 成海とか宏嵩の心情をミュージカルシーンで表現してた所は、個人的には別に良いのかなと思うんですけど…。

 

そのほかのミュージカルシーンが「別に無くても良いんじゃないか…」と思える感じで、正直謎でした…。

樺倉と花子の立ち位置が謎すぎて残念(若干のネタバレ有り)

私は、実写版の成海と宏嵩、そして花子と樺倉のやり取りを楽しみにしてたんです…!

 

でも、出番は少ないし2人が一緒に出てくるのなんて最後だけ…(泣)

 

ここが一番、残念な所でした。

 

原作とかだと樺倉がいたり花子がいるシーンで、実写版ではオリジナルキャラに変わってるんです。

 

樺倉と花子が謎の存在になって、しかも2人の関係性が意図的に分からないようにして物語が過ぎていくんです。

 

なぜそうした…?そうする意味があったのか…っ?

 

しかも何で、成海と樺倉の距離が近くなるのか、宏嵩と花子が接点を持つのか…。

せめて成海と花子、宏嵩と樺倉のペアで見たかったなー( ノД`)

この作り方は続編を出して、その時にやっと花子と樺倉のやり取りが見られたりするのかな?とも思います…。

 

最後の成海と宏嵩のやり取りも良かったし(宏嵩の笑顔が良かった)、続きを期待します…!

 まとめ<原作とは違うものとして見ると面白い>

結論、原作とはまた違う物語として見ると面白い!(笑)

 

私が原作そのままを期待したせいもあって、残念だなと思うことが多かったかもしれません。

 

でも、福田監督作品として見たら結構楽しめます。笑えるシーンとかもいっぱいあるので、気軽に見られる作品としておすすめも出来ます!

 

福田組のお馴染みメンバーがいて、やっぱりそこはツボなので好きな実写映画の一つになるかもしれません(笑)

 

正直な感想として残念な部分を上げていきましたが、良かった所も面白かった所もあるから見て損は無かったなとも思います。

 

それでは今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました!

 

 

 

 <原作はこちら↓>

 

<アニメ版はこちら↓>