《感想》ドラマ「パンとスープとネコ日和」この作品の魅力と”お店とネコのなぞ”について。※後半ネタバレ
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どうも、パンもスープも猫も好きな夏夜風です
ネコ日和って響きがいいな!
今回は、私が何度か見ている作品
「パンとスープとネコ日和」
を語りたいと思います。
群ようこさんの小説を原作としたドラマで、4つのエピソードで完結している作品です。
映画のように短いストーリーではありますが癒しと美味しい世界がそこにはあります!(笑)
のんびりとした時間、独特な登場人物、美味しそうな食べ物たち…どれもが魅力的な作品で繊細さんにもオススメ出来ます。
今回は、この作品の魅力と共になぜ主人公のアキコの店が繁盛したのか…猫の存在の意味は?などを、語っていきます。
~作品紹介~
<公開日>
●2013年7月21日から放送スタート
<監督>
●松本佳奈
<原作者>
●群ようこ
<キャスト>
●小林聡美 (アキコ 役)
●伽奈 (しまちゃん 役)
●光石研 (ヤマダ 役)
●塩見三省 (スダ 役)
…他
《主人公の生き方に憧れる度》
★★★★星4
《パンもスープもお肉も美味しそう度》
★★★★星4
《おすすめ度》
★★★★星4
~あらすじ~
編集者として働いていたアキコは、突然の人事異動を命じられ、さらには母が突然亡くなってしまいます。
その二つの出来事を機に、アキコは母が営んでいた食堂を改装して”パンとスープ”だけのお店を始めることにしました。
そんな時現れた一匹の猫たろと一緒に暮らし始め、まわりの人達に気にかけられながら、日々を過ごします…。
「パンとスープとネコ日和」の注目ポイント
- シンプルでマイペースな生活
- 過去に縛られない生き方
- アキコのお店のなぞとネコの存在
この後、注目ポイントについて詳しく語っていきます
- 癒しが欲しい人
- 美味しいものが好きな人
- マイペースな生活が好きな人
ストーリーの感想
シンプルでマイペースな日常
アキコが営むお店はパンとスープだけを提供していて、さらに営業時間も短いんです。
それを近くの喫茶店のママに「それじゃダメよ」と心配されるんですが、アキコは”それでいい”と変えようとはしません。
あくまで自分のペースでシンプルに、そして無理なくやっているんですよね。
だからこそアキコは自分の時間もしっかり確保できていて、ゆとりのある生活をしているんです。
現代人ってこういう生活に憧れるんじゃないでしょうか。私も憧れてしまう…
そしてここが、この作品の癒されポイントの1つじゃないかな…と思ってます!
慌ただしさがないから見ていて息が詰まることもないし、疲れた心にしみるんですよ…。(笑)
シンプルでマイペースでゆとりのあるアキコの日常が癒しをくれます。
過去に縛られない主人公の生き方
アキコは、さっぱりとした性格なんだろうな…と感じる瞬間があります。
母が長年営んできたお店を残さず、改装して全く違うお店にするところとか…、
これまでずっと編集者として働いてきたけど、それを引きずらずに新しい生活を始めたりとか…。
とにかく過去に縛られてない印象があります。
過去は過去、今は今って感じだな
憧れちゃう…(笑)
過去に縛られてしまう私にとっては「さっぱりしすぎでは…?!(汗)」と思ってしまうんですが(笑)
過去を振り返らず今を生きている姿は、どこかホッとします。
アキコのお店とネコのなぞ
ここから少しだけ、この作品で感じた”疑問”を自分で解決してみようと思います(笑)
少しだけお付き合いください…!
アキコのお店はなぜ人気に?
アキコのお店は少しづつ人気が出ていくんですけど…
とてもシンプルなメニューを置いてるお店なのに、なんで人が入ってくるんだろう?
なんて思いまして。(野暮な疑問なんですが…汗)
少し考えてみたんですがアキコが力み過ぎずにお店を営んでいるのが良いのかな…と。
人って「こうじゃなきゃダメ」っていう固定概念に縛られてしまうと思うんですけど、彼女はそれがあまり無いように思えて。
こだわりすぎず、力み過ぎず…自然体でいるアキコの雰囲気がお店にも反映されて、お客さんを呼んでいるのかな。
ネコについて (※ネタバレ含む)
ここからネタバレがあるのでご注意ください!
アキコの前に当然あられて「たろ」と名付けられたネコ。
しばらくアキコと一緒に生活していましたが…。
突然姿を消してしまうんですよね。
結局、このネコの存在の意味はなんだったのか…私なりに考えてみました。
(たろを上手に描けませんでした!許してください…!!)
個人的にはたろは”自由”や"自分らしさ”をアキコに与えていったのかなと思います。
過去に縛られずマイペースに生きているアキコだって、周りから「カヨ(母)さんのお店のおもかげがなくなった」という事を言われることもあって、傷ついたこともあると思うんです。
さっぱりしている彼女でも過去に引っ張られる瞬間や、自分のペースを乱される瞬間もあるわけで…。
そんな彼女に、マイペースで自由を象徴するネコという存在が「そのままでいい」「自由のままでいいんだよ」と教えていったような気がするんです。
それともう1つ。
「もう少し柔軟になっても良い」的な意味もあるのかなと(笑)
アキコは少し融通がきかない所もある気がするので「もう少し柔らかく考えて」っていう意味合いがあるのかも
もしくは、彼女を心配した母がたろを送ったような気もしています。
まとめ<マイペースにそのまま。美味しく楽しく。>
「パンとスープとネコ日和」は、のんびりとした世界観を楽しみたい方にオススメしたい作品です。
もちろん、ほのぼのとした部分だけじゃないけど、ほっこりするし落ち着ける内容になっているので安心して見てほしいです。
そして、楽しく自分のペースで美味しいものを味わっている主人公達に見習って、自分もそういう生き方をしようと思わせてくれます。 ←影響されやすいだけ…?
群ようこさん原作の「パンとスープとネコ日和」はこちらです。↓
それでは今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました!