繊細女子の映画語り

繊細女子の映画語り

映画や、たまにドラマの感想を語っていきます。繊細さんでも見られる作品を語ります。

《感想》ネタバレ「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」夫婦愛とあたたかな絵が癒しをくれる

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©2016 Small Shack Productions Inc./ Painted House Films Inc./ Parallel Films (Maudie) Ltd.

 

どうも、絵を描くのが好きな夏夜風です

僕はそんな夏夜風の相棒、夏猫だ

 

今回はずっと気になっていた作品「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」という作品を語っていきます。

 

 

これはモード・ルイスというカナダ人女性の画家の人生を描いた実話の作品。

 

 

彼女はカナダで有名な画家のようで、多くの人に愛された方だったみたいです。

 

 

内容を予想した時、ほのぼのとした感じかな…と思っていたんですが、意外と辛い現実が突きつけられて「見るのを止めようかな…」とも考えてしまいました。

 

 

でも、それは最初だけ。

 

 

その後も辛いシーンは出てくるんですが、彼女と夫の仲の良さが辛さを忘れさせてくれるんです。

 

 

若年性特発性関節炎(リウマチ)を患い、体が不自由で周りから白い目で見られていたモード。

 

 

そんな彼女がとても不器用な男性、エベレットと出会って愛情あふれた日々を過ごしていきます。

 

 

カナダで愛され続けるモード・ルイスの人生と夫婦愛を描いた作品を、ネタバレ無しと有りで語っていきます。

 

~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>
2018年3月3日(日本)
 
<監督>
アイシュリング・ウォルシュ
 
<キャスト>
サリー・ホーキンス (モード役)
イーサン・ホーク (エベレット役)
カリ・マチェット (サンドラ役)
…他
 
《夫婦愛に泣かされる度》
★★★★★星5
《モード・ルイスをもっと知りたくなる度》
★★★★星4
《おすすめ度》
★★★★星4

~あらすじ~

重度のリウマチを患っているモード・ルイスは、家政婦を募集するエベレットの存在を知り、彼の家で働くことに。

 

不器用で無骨なエベレットとの暮らしは簡単ではありませんが、いつの間にか2人は惹かれていきます。

 

そんな中、モードの絵が少しづつ売れるようになり、そんな彼女をエベレットは不器用な優しさと愛情で支えます…。

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」の注目ポイント

  • 俳優陣の魅力
  • 色々な感情が湧き出てくる
  • いつまでも見ていたい夫婦愛
  • モード・ルイスの絵

この後、注目ポイントについて詳しく語ってくぞ

どんな人におすすめ?
  • 愛情あふれる夫婦を見たい人
  • 実在する人物の作品を見たい人
  • たくさんの感情を味わいたい人

登場人物

モード・ルイス

実在したカナダの画家。重度のリウマチを患っていながらも、生涯にわたって絵を描き続けたそう。

 

マイペースな性格で、怒りんぼなエベレットにも愛情深く接します。彼の家政婦として働き始めた時は怯えることもありましたが、後半では立場が逆転しています。

 

エベレット

モードの夫となる人物。とても不器用で無骨で怒りんぼな性格で、最初はモードを冷たく扱っていました。

 

しかし、彼女と一緒に暮らすことで本来持っていた優しさを少しづつ出していきます。不器用な優しさと、不器用な愛情が溢れます。

 

サンドラ

モードの絵の魅力と価値に気づいた最初の人物。ニューヨークの人で、初登場ではとてもオシャレなかっこいい姿を見せてくれます。

 

一見こわそうな女性かと思いきや、モードを見守る優しい人。

 

モードの兄と叔母

叔母はモードに対して冷たく接する人物。そのため折り合いが悪く、仲が良くありません。

 

兄は両親が亡くなったあと実家を相続して、勝手に売りに出してしまう冷たさがあります。叔母も兄も、良い関係の家族というわけでは無かったようです。

ネタバレ無しの感想

 

モードルイスは実在の人物という事で、絵や人物について調べてから見た方が良いかな?と思ったんですが…。

 

思い切って何も調べず視聴してみると、全く問題ありませんでした。

 

 

モードが叔母と一緒に暮らす所から始まり、まだ画家として活動していない時期から見ることが出来るので、詳しくなくても全然大丈夫

 

 

あと、この映画は予告動画を見ないでいたので「ほのぼのしてるのかな?」「安心して見られる作品かな?」と予想してたんですけど…。

 

 

意外と辛くなるシーンがあって焦りました…(汗)

 

 

極端に酷いシーンは無いんですが、叔母の言葉とかエベレットのモードに対する酷い仕打ちとか…ちょっと辛くなりました。

 

 

だけど、そういう要素は物語のちょっとした所に散りばめられている感じなので、繊細な方でも最後まで見られるかな?とも思います。

感情を引き出してくれるストーリー

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モードとエベレットの夫婦愛が、ネガティブな要素を消してくれるのがありがたい

そうね。何よりもモードの楽観的な性格というかポジティブな面に救われました

この映画は辛さや悲しさを感じることもあるけど、それ以上に幸福感というか優しい気持ちにもさせてくれるんですよね。

 

 

なんとなく、色々な感情を引き出してくれるような気がします

 

 

まわりのモードに対する冷たさに、悲しくなったり怒りを感じたり…。

 

 

そんな環境や自身の病気に嘆かず、自分のペースで前向きに生きるモードを見て、色々考えさせられたり。

 

 

おおらかなモードと不器用なエベレットの夫婦に、ほかほかして嬉しい気持ちにもなります。

 

 

これだけじゃない、なんとも言えないような感情がぽつぽつと出てくるストーリーで、「もう一度見たい!」って思えました。

俳優陣の演技がさらに感情を引き出してくれる

私の色々な感情を引き出してくれたのはストーリーだけじゃなくて、演じられた方々のおかげでもあるのかなと思います。

 

 

モードを演じるのは凄く大変だっただろうなと思います。(楽な演技は無いと思いますが汗)

 

 

でも凄く自然な演技で不思議な魅力も感じられて心が「ほわほわ」しました。

 

「ほわほわ」って言うのが、なんとも言えない感情の一つだと思う

 

声が穏やかで笑顔も素敵で、エベレットを見る時の表情がお気に入りです。

 

 

魅力のある女優さんだな~と思ってたんですけど、前に見た「パディントン」でお母さん役をしてた人だと後で分かりました(笑)

 

 

その時も素敵な女優さんだなと感じてたので、納得です(笑)

 


あともちろんエベレットもとても素敵でした。

 

 

不器用で無骨だけど、モードを気に掛ける優しさと愛情が伝わって来て、じわーって温かくなる感じ

 

 

2人が演じられたのは大正解だと、生意気にも思ってしまいます…!それぐらい素敵だった。

ネタバレ有りの感想

ここからはネタバレ有りの感想なので、ご注意を!

もっと見たい夫婦愛と絆

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この映画はモード・ルイスの半生を描いた作品ですが、その一方で夫婦の物語でもありますね。

 

 

最初は雇用関係という感じだったけど、マイペースなモードと暮らすことで冷たいエベレットも変わるんですよね…。

 

 

モードがエベレットの家に初めて行った時から彼の優しさが出ていたけど、本当に素直じゃないから、その優しさが感じ取れなかったんです。

 

でも見ていく内に「あなた良い人じゃん…!泣」ってなりました(笑)

 

網戸を付けてほしいというモードに対して「いらない」と言いながら、何も言わず付けてくれるのとか、素敵でしたね。

 

 

モードの子供が生きていたことを知って「厄介だ」と冷たいことを言ってしまったけど、ちゃんと調べて子供を見せてあげるのとか…本当に愛情深い

 

 

彼女はそんなエベレットの優しさを、出会った時から知っていたのかな。

 

 

お互いになくてはならない存在になっていくのが、見ていて感動的だし嬉しいし…「もっとこの2人を見ていたい」という気持ちにさせてくれます。

 

 

大きくて綺麗な家に住むのも良いけど、狭くて古くても大切な人と暮らせる家はもっと良いな…とも思いますね。

 

モードの絵が家の壁とかに少しづつ足されていったのも、凄く素敵だったな

モード・ルイスと彼女の絵

この映画のもう一つの主役は、モード・ルイスの絵ですよね。

 

 

彼女は絵を習ったことはなかったみたいですが、母親から教えてもらい描き続けていたようです。

 

 

そんな彼女の絵はあたたかいし優しいしカラフルだし…、特に女性の人気が高いのかな?と思います。

 

 

「物凄く上手な絵」というわけでは無いのかもしれないけど、”記憶だけで描いている”というのが本当にすごいですよね。

 

 

絵を習っていたわけではないけど、だからこそ描ける自由度も高いだろうし、モードが持っている幸福感や優しさ、ポジティブさが絵に反映されているから、皆が魅了されるのかもしれません。

 

 

始めは「子供でも描ける」と言われたモードの絵が、魚と一緒に添えられて、絵を販売するようになり、大統領にまで求められるようになるって奇跡的なことじゃないかと。

 

それだけ彼女の絵には魅力があるし、惹かれる何かがあるんだろうな

 

そしてモードの絵の素晴らしさに気づいたサンドラも、とても大切な存在ですね。

 

 

彼女が気づいたからこそ、絵を販売するまでに至ったのかな…と。

 

 

だけどやっぱり魅力あふれるのはモード本人も同じ。

 

 

可愛らしくて素敵な人だなと感じたのが、兄のスーツやサンドラの靴を「素敵」って褒めている所。

 

馬の毛並みをきれいって言ってるのも、なんだか可愛らしいんだ

 

「あぁ、モードみたいに優しくて愛情深い人になりたい…」と思うけど、難しいですね…汗

まとめ<愛と優しさをくれるモード・ルイスと映画>

厳しい現実に直面しながらも、持ち前のポジィティブさと愛情で日々を幸せに暮らすモード。

 

 

絵が売れて、もっと広い家に住んだり快適な暮らしが出来たはずですが、それを選択しなかったのも彼女の魅力かも。

 

お金も暮らしの便利さも、彼女にとっては重要じゃなかったんだろうな

 

あと、モードはずっと同じところで暮らしていたから、彼女が描いた絵を見るとどんな場所で暮らしてどんなものを見ていたのかがよく分かりますね。

 

 

きっと裕福な暮らしじゃなかっただろうけど、心が豊かで大切な人と過ごせれば、どんな家でもどんな環境でも幸せでいられたんだろうな。

 

 

そんな彼女に学ぶところはたくさんあるかもしれませんね。

 

 

今回この映画を見て、愛と優しさを与えてもらった気がして、ありがたい気持ちでいっぱいです。

 

 

もう一回見ようと思います…!

 

 

それでは今回はこの辺で…。最後まで見ていただきありがとうございました!

《感想》ネタバレ「ミッドナイト・イン・パリ」真夜中の魔法に魅入られる主人公と私。

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引用:Midnight In Paris facebookより

 

どうも、フランスに興味がある夏夜風です

フランスの猫はどんなのだろうな!

 

フランスに行ってみたい私が今回語っていくのは「ミッドナイト・イン・パリ

 

 

主人公が夜中に古めかしい車に乗り込むと1920年代にタイムスリップして、彼が憧れた芸術家達を目の前で見ることが出来て…。

 

 

というファンタジーなお話。(詳しいあらすじは下で!汗)

 

 

パリの美しい街並みと、芸術家達が生きていた1920年代の時代を楽しむことが出来る作品です。

 

 

ファンタジー系ではありますが、ほのぼのとしていて力を抜きながら見ることが出来ると思います。

 

 

ファンタジー要素、ロマンス要素、笑える要素、ほのぼの出来る要素が詰まった映画なので個人的にはお気に入りです。

 

 ~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2012年5月26日(日本)

 

<監督>

ウディ・アレン

 

<キャスト>

オーウェン・ウィルソン (ギル役)

レイチェル・マクアダムス (イネス役)

マリオン・コティヤール (アドリアナ役)

マルシャル・ディ・フォンソ・ボー (ピカソ役)

エイドリアン・ブロディ (ダリ役)

…他

 

《癒される度》

★★★★星4

《パリで旅行してる気分になれる度》

★★★星3

《おすすめ度》

★★★★★星5

~あらすじ~

主人公のギルは婚約者・イネスと共にパリに訪れますが、そこで再会したイネスの友人をギルは気に入らず、夜に1人でパリをさ迷います。

 

そんな彼の前に1台の古めかしい車がやって来て、ギルを誘います。よく分からないまま乗り込み、いつの間にかパーティーをしている場所へ着きました。

 

 そこは賑わっていましたが何か違和感が…。実はギルは憧れていた1920年代にタイムスリップしていたのです…。

ミッドナイト・イン・パリ」の注目ポイント

  • パリの風景に癒される
  • ギルと女性たち
  • 今を受け入れず昔に夢を抱く人たち
  • ギルは監督そのもの…?

この後、注目ポイントについて詳しく語っていきます

どんな人におすすめ?
  • 美しい街並みが好きな人
  • ロマンチックな物語が好きな人
  • 芸術家達が好きな人や興味がある人

登場人物

ギル

1920年代のパリに憧れる主人公。映画の脚本家として売れていますが、小説に挑戦しようとしています。

 

夢想家で度々婚約者のイネスを困らせてしまうことも。1920年代にタイムスリップしてからは、その時代に夢中になってしまってイネスとのすれ違いが増えてしまいます。

 

イネス

ギルの婚約者。ギルとは違って夢を追いかけているわけでは無いので、彼の考えや言葉に否定的。

 

知的で考えが似ている友人と仲良く、毎日のように会っています。

 

アドリアナ

ギルが1920年代にタイムスリップした時に出会う女性。

 

とても魅力的ですが、どこか憂いをおびた顔で芸術家達やギルを魅了します。

 

その他の登場人物

ギルが気に入らないイネスの友人は、頭が良くて知識があるように見えますが、間違えも多くてちょっと上から目線な性格。

 

イネスの両親はギルのことをあまり気に入っておらず、娘の結婚を心配します。

ネタバレ無しの感想

 

まずはネタバレ無しの感想から。

 

 

この映画で注目しちゃうところは、やっぱりパリのきれいな風景。

 

 

世界中の人が憧れるようなロマンス溢れる街並みがとにかく素敵で、癒されます。

 

 

風景だけじゃなくてアンティークの物が出てくるシーンがあるし、芸術と触れ合うシーンもあるので、ほんの少しだけパリを観光している気分にもなれたり…。

 

 

1920年代にタイムスリップするシーンでは街並みを楽しめるわけではないけど、当時を再現した建物や服装が見られるのでワクワク出来たり。

 

 

本当にまったりと、パリや芸術、ロマンス、コメディを楽しめるから満足度も高いと思います。

 

 

それだけじゃなくて1920年代に夢中になるギルが、”どういう行動に出るのか”という所も面白くて、彼の反応に笑ったりモヤモヤして楽しみました(笑)

 

 

ミッドナイト・イン・パリ」は登場人物も面白いので見ていて飽きません。

 

 

主人公のギルはもちろん、有名な芸術家達も個性的。

 

みんな本当にあんな性格だったのか気になるな…

 

それとストーリーや会話がテンポよく進んでいくので、あっという間に見終わる印象もありますね。

 

 

無駄が無いストーリーだと思うので、見て損は無いはず…!特に芸術やパリが好きな人にはおすすめ。

ネタバレ有りの感想

ここからは、ネタバレ有りの感想を。

ギルと女性たち

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この映画を見て思うのが「ギルもイネズも悪い所があるよな~」っていう…(笑)

 

 

ギルは1920年代に夢中になってイネズを構ってあげないし、なんならアドリアナに恋しちゃうし…。

 

 

逆にイネズは夢想家なギルを受け入れずに、浮気しちゃうし…。

 

 

でも単純に性格も価値観も合わないんだろうな…と思いますね。

 

 

アドリアナとギルは相性が良いように思えるけど、ギルは彼女に夢を見ていただけなのかな…とも。

 

魔法が掛かったパリの雰囲気に恋してただけなのでは…

 

同じ時代にいたら本当に愛し合ったかもしれないけど…求める時代も憧れも結局違うから別れたのが正解だったのかも…。

 

 

結局、価値観とか好きなものが同じようなガブリエルとお近づきになって終わったのも良かったですね。

「昔は良かった」今を受け入れられない人たち

ギルにとって黄金時代は1920年代。

 

 

でも、その時代に存在するアドリアナは1890年代が黄金の時代だと考える。

 

 

さらに1890年代に存在する人達は「ルネサンス期に生まれたかった」と…。

 

 

こんな風に昔が素晴らしいと思っている人達がこの映画では登場するんですよね。

 

 

思っているというより、錯覚してる?感じ。

 

 

ギルもアドリアナも、憧れる時代の良い所ばかりを見るから夢を抱いてしまうんですよね。

 

 

それは今直面している問題を受け入れたくなくて現実逃避している証なのかな。

 

 

最終的にギルはどんな時代でも結局は不満を抱くということに気づいて現代に戻るけど、アドリアナはそれが出来ませんでしたね。

 

 

でもこれは誰もが抱いてしまう幻想なんだと思います。

 

昔の素晴らしい所だけを見て、今を拒否してしまうってどの時代の人達もやってきたことなのかもな

 

人は何か不満があったり嫌なことがあると、時代のせいすることも出来るんですよね。

 

 

「昔はこういう事が出来てよかった」とか「昔はこういう人がいてよかった」って思ってしまう。

 

 

でも実際は、その時代の不便さを知らない(覚えていない)だけだし、今の良い所を見ていないだけなんですよね。

 

 

自分も現実逃避して過去の栄光期に思いをはせないよう、気を付けます(笑)

監督の考えや理想を主人公に投影している…?

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ギルは監督そのもの…というか、監督はギルに対して自分の考えや思っているものを投影しているのかなとも思いました。

 

 

脚本家という共通点もあるし、ギルの言葉は監督の言葉でもあるなのかな…と。

 

 

最後、アドリアナと別れる時に言っていた言葉とか特にそんな感じがします。

 

「"現在"って不満なものなんだ。それが人生だから。」

 

「何か価値ある物を書こうと思ったら、幻想は捨てるべきなんだ。過去への憧れもその1つだよ。」

引用:ミッドナイト・イン・パリ

 

これは色々な人に向けたメッセージのようにも思えますね。

 

もしかしたら監督もギルと同じで、昔の素晴らしさに囚われて何かに失敗した経験があるのかな…とか思っちゃいます

 

小説を書いて屋根裏で暮らしたいっていうギルの理想も、意外と監督が持ってるものだったり…?(笑)

 

 

でも、本人はギルのように芸術家や有名人には会いたいとは思わないそうですね。

 

 

「偉人に会ってしまうとマジカルな部分が消えて、自分と同じように欠落がある人だと気づきたくない」…らしいです。

 

 

有名な監督であっても有名人に対してそういう感情を持つのが、ちょっと不思議な感じ。

まとめ<昔と今のパリをプチ旅行した気分>

今回は「ミッドナイト・イン・パリ」を語っていきました。

 

 

改めて考えるとアメリカ人であるギルが、パリの過去と現在を行き来しているのが不思議ですね。

 

 

それとタイムスリップしたのは全て夜だったから、1920年代の昼間を楽しむことが出来なかったのはちょっと残念でした。

 

 

それでも、昔と今のパリをプチ旅行した気分にさせてくれるこの映画はお気に入りです。

 

 

監督を調べたら色々あるみたいで…なんだか寂しい気持ちにもなりましたが、この映画を作ってくれて感謝ですね。

 

 

それでは今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました!

《感想》ネタバレ「ピザ!」格差社会の問題を明るく訴えているインド映画。

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©Culture Convenience Club Co.,Ltd.

 

どうも、インド映画は全然見たことが無かった夏夜風です

インドの踊りには興味がある夏猫だ

 

インド映画は元々あまり興味が無かったというか、いきなり踊るイメージが強くて、話についていけるか不安で避けてました。

 

 

でもアマゾンプライムで「明るい映画」とかないかなーと探してたら…面白そうなインド映画を見つけて。

 

 

その作品が「ピザ!」でした。

 

 

私の中にあったインド映画のイメージとは全然違って、最後までじっくり楽しめました。

 

 

インドのスラムに住んでいる兄弟が、初めて見るピザを食べるために頑張る…というお話なんですが、明るく描かれているから苦しくなることはありません。

 

 

ただ、インドの社会問題とか貧富の差についても描かれている感じで、辛くなるシーンはありました。

 

 

それでも最後は微笑ましく終わってくれるから、インド映画が苦手な人にも、暗い映画が苦手な人にもおすすめ出来ます!

 

 

今回はネタバレ無しと有りで語っていきます!

 ~作品紹介~

www.youtube.com

<公開日>

2014年

 

<監督>

M・マニカンダン

 

<キャスト>

ヴィグネーシュ (兄役)

ラメーシュ (弟役)

アイシュワリア (兄弟の母親役)

…他

 

《微笑ましい度》

★★★★星4

《考えさせられる度》

★★★★星4

《おすすめ度》

★★★★星4

~あらすじ~

インドのスラムで暮らす兄弟は毎日働いていました。そんな2人が暮らす場所の近くにピザ屋が出来たのです。

 

見たこともない魅力的なその食べ物に兄弟は一気に惹かれます。しかしピザは高額で簡単には食べられません。

 

それでも諦めたくない兄弟は試行錯誤して300ルピーを集めようとしますが…待ち受ける困難に戸惑います…。

「ピザ!」の注目ポイント

  • 兄弟と優しいストーリーが微笑ましい
  • インドのスラムと登場人物のリアル感
  • 格差社会の辛さを感じる

この後、注目ポイントについて詳しく語ってくぞ

どんな人におすすめ?
  • 子供が頑張る映画が見たい人
  • 笑えるけど真剣なテーマを感じたい人
  • 最後は微笑ましく終わりたい人

登場人物

兄弟

スラムに住む元気な兄弟。兄は「大きなカラスの卵」弟は「小さなカラスの卵」と、自らを名乗ります。

 

そんな2人はピザを食べたいと願いますが、貧しいため母に買ってもらうことが出来ません。

 

そこで兄弟は自分達の力でピザを買うことを決めます。しかし、色々な困難が待ち受けており、思う通りにはいきません…。

 

母と祖母

兄弟と一緒に暮らしている母は、厳しく優しい女性。生活のために働き、兄弟を育てます。

 

3人と一緒に暮らす祖母は、穏やかに兄弟を見守ります。ピザが食べたいと言う2人のために材料を用意し、頑張って手作りしてくれる優しさが。

 

個性ある他の登場人物

この作品は個性のある登場人物が多くて、私がとくに好きなのが「ニンジン」と名乗る男性。兄弟と仲が良く、不思議な魅力をもった人です。

 

他にもスラムに住む子供たちや、裕福な子、ピザ屋を経営する男性、ずる賢い男性2人…など個性豊かな登場人物が出てきます。

ネタバレ無しの感想

 

 

私の中のインド映画というといきなり音楽が流れて踊り出すというイメージが強い…。

 

 

しかし「ピザ!」に関しては全くそういうシーンは無く、私みたいにインド映画を見たことが無い人、もしくは苦手意識がある人でも、途中で離脱することなく最後まで見られると思います。

 

 

それに、スラムの少年2人のお話だけど、暗いシーンがほとんど無くて「見ていて辛い…」ということもない。

 

 

もちろん、明らかな貧富の差を感じる所はあるし、大人の勝手さに少しモヤモヤすることもあるけど…。

 

 

でもこれは、少年達の成長の物語なんだと思います。(個人的な感想)

 

 

兄弟にとって辛い事がいくつか起きるんですが、それを乗り越えて2人は少しづつ成長していくんです。

 

大きな変化は無いかもしれないけど、成長を感じるシーンがあるんですよね

 

それと、大人の手を借りずに行動できる勇敢さと、無謀なことを簡単にやってしまう子供の幼さが同時に感じられて、子供の頃を思い出す人もいるのかな…とも。

 

 

内容のあらすじを見ただけだと簡単な内容に思えるかもしれませんが、インドの社会問題というか…貧富の差とか、大人の身勝手さも織り込まれているから、色々考えさせられたり…。

 

 

映画の中で、兄弟がお金持ちの子供と仲良く話しているシーンが何度かあるんですけど、全てフェンス越しなんです。

 

 

兄弟があちら側に行かないし(行けない?)、お金持ちの子供も2人側に行くことがないんです。

 

 

これが、インドの貧富の差を凄く表しているようにも思えるし、でも実際はどんな子供でも気が合えば仲良くなれるっていうことなのかな…とも…。

ネタバレ有りの感想

ここからはネタバレを含んだ感想を語っていきます。ご注意を!

優しいストーリーと兄弟の存在が微笑ましい

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全体的に笑える映画で、見終わった後はなんとなくこっちが救われたような気持になる作品でした。

 

 

兄弟が可愛らしいのと、とくに弟の笑顔が世界を救うんじゃないかってくらい可愛い…(個人的感想)

 

 

まだ幼い弟は、余計なことを言いそうになったりもするけど、そんな弟を見捨てず「一緒にピザを食べよう!」と頑張るお兄ちゃんが素敵でした。

 

 

お兄ちゃんはちょっとずる賢い感じ。でも、電車に乗る人のスマホを叩き落そうとした時は寸前で踏みとどまるんです。

 

根が良い子だから、悪いことは出来ないんだな

 

悪い大人もいっぱい出てくるけど、全体的にストーリーは優しい。その中で少し辛い状況もあるかな…という感じ。

 

 

兄弟がせっかくピザ屋に入ろうとしたのに大人に叩かれて追い出されるし、大切な人を亡してしまうし…。

 

 

でも、それは兄弟(とくに兄)が乗り越えるべき壁なのかな…と思えます。 

 「悪」と「善」がはっきりしてる

あとやっぱり児童映画なんだな…と思った理由が「悪い存在」と「良い存在」がはっきりしてるように思えること。

 

 

「良い存在」は、母と祖母、そしてニンジンというおじさん。

 

 

そして「悪い人」が、ピザ屋の経営者達やチンピラ。

 

 

大人向けの映画って悪い事をする人であっても、その人なりの理由とかあるじゃないですか。その理由を見ると、憎めない…みたいな。

 

 

でも「ピザ!」では、それが無くて、経営者達はお金にしか興味無さそうだし、チンピラもそう。

 

 

あえて悪い人達の詳しい背景は見せないから、この映画でのしっかりとした「悪」になるんだと思うんです。

 

 

それが個人的には良いなと。悪い大人たちが振り回されるのって、きっと子供も好きだし私も好き。(笑)

 

 

善悪がはっきりしている方が、子供も分かりやすいですもんね。

スラムと登場人物がリアル

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兄弟と家族が暮らす場所は住所も無く社会に見放された地区なんですけど…それが凄くリアルでした。

 

 

それもそのはずで、この映画では本物のスラムを利用しているらしいんです。実際に、そこに住んでいる人たちがいるってことなんですよね。

 

 

でもそれを考えると、やっぱり辛いですよね。ちゃんとした家とは言えない場所で寝て食べて暮らしている人がいるわけで。

 

やっぱりシビアな側面も感じられる作品ですね…

 

あと、兄弟役を演じた2人も実際にスラムで暮らす子達みたいです。(暮らしてたのかな?)

 

 

だからこそ、リアル感が凄いのかな…と。

 

 

祖母役の女性も、ほとんど演技の経験が無いらしいのですが、自然体で孫を見守る優しいおばあちゃんというのが伝わりました。

格差社会について訴えかけている

この映画では格差のある社会を明るく扱っているんですが、それでも見た人にこの問題を訴えかけている気もします。

 

 

トラウマが残るような内容で問題を提起しているわけじゃないからこそ、色々な人が考えさせられるのかもしれません。

 

 

裕福に暮らす大人や子供たちにとっても、スラムの生活を知ったり考えたりするきっかけになると思うので、こういう作品は大切なのかもしれませんね。

 

 

あと、お金持ちの子供がフェンス越しに「残しておいた」と、食べ残しのピザを兄弟に渡そうとするシーンでは、ちょっと子供の素直な残酷さがあったな…と。

 

 

純粋に「食べさせてあげよう!」と思っただけだと思うんですけど、ここでも生活の差が感じられますよね。

 

 

映画の最後の方で、兄弟が暮らすスラムを紹介していたテレビの人達もちょっと酷いです…。

 

「社会から見放され、400世帯が暮らす地区です。600人以上の子供が定収入のない親と生活します。」

 

省略

 

「多くの希望や夢がここに眠っているのです。」

引用:「ピザ!」より

 

↑こんな風にナレーターに言わせておいて、兄弟がカメラの前を通ろうとすると厄介そうに2人を後ろから行かせるんです。

 

子供が叩かれたこともスラムの現状も、金儲けの道具だと思ってるんだな…って辛くなるんだ

 

 何気ないシーンなんだけど、悲しくなりました…汗

まとめ<貧富の差が辛いけどほっこり出来るインド映画>

色々書きましたが、最後まで兄弟の可愛らしさにほっこり出来て満足でした!

 

 

最後は「そうなんだ!?」って笑える感じで(笑)

 

 

明らかな貧富の差が辛く感じるシーンもありましたが、全体的にほっこりしたり笑えて楽しめる作品です。

 

 

他のインド映画も見てみようかな…とちょっと気になっています(笑)

 

 

それでは今回はこの辺で!最後までご覧いただきありがとうございました!

《感想》ネタバレ「イエスタデイ」葛藤する主人公の表情が少しツボ…。

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出典:イエスタデイ 公式facebook

 

どうも、ビートルズは全然詳しくない夏夜風です…

同じく全く分からない夏猫だ

 

ビートルズ」って名前も曲も知らない人がいないくらい有名で、今でも愛されている方々というのは分かるんですが…。

 

 

正直、曲もほんの少ししか分からないし、人物についても詳しくありません。

 

 

そんな私が今回語っていく映画は「エスタデイ」です。

 

 

ある日、売れないミュージシャンの主人公が世界規模での停電中に事故に遭うんですが、目覚めると、この世界から「ビートルズ」の存在が無かったことになっている事に気づくんです…。

 

 

主人公はビートルズの曲を次々と思い出して世に出すんですが…。

 

 

彼らの曲をほとんど知らない私にとって、どの曲がビートルズの曲なのか、どのシーンが関連してるのか分からないまま見てしまいました…汗

 

 

でも、そんな私でも楽しめたので、同じように彼らを知らない人は「ファンタジー映画」「コメディ映画」として見ると楽しめるんじゃないかなと思います!

 

 

今回は調べてみながら、感想を語っていきます。

 

 ~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2019年10月11日(日本)

 

<監督>

ダニー・ボイル

 

<キャスト>

ヒメーシュ・パテル (ジャック役)

リリー・ジェームズ (エリー役)

ジョエル・フライ (ロッキー役)

エド・シーラン (本人役)

…他

 

ビートルズの曲を聞きたくなる度》

★★★★★星5

《おすすめ度》

★★★★星4

~あらすじ~

売れないミュージシャンのジャックは、幼馴染でマネージャーのエリーに助けてもらいながら音楽活動をしていました。

 

ある日突然、世界規模の停電が起こり彼は事故に遭ってしまいます。眠りから目覚めてなんとか退院すると、あることに気づきます。

 

なんとビートルズ」の存在が無くなっているのです。ジャックは迷いながらも自分の曲としてビートルズの曲を披露し、人気を集めていくのですが…。

「イエスタデイ」の注目ポイント

  • ジャックの葛藤が少し面白い
  • ビートルズを知らなくても楽しめる
  • ジャックとエリーの関係
  • 世界から消えた物の謎

この後、注目ポイントについて詳しく語っていきます

どんな人におすすめ?
  • 「もしも」の物語が好きな人
  • 音楽が好きな人
  • ハッピーな話を見たい人

登場人物

 

 
ジャック

 

主人公のジャックはスーパーの店員として働きながらミュージシャンをしていますが、なかなか売れません。

 

事故の後、眠りから目覚めると「ビートルズ」がいない世界になっていることに気づき、彼らの曲を自分のものとして発表します。ですが、ジャックなりの葛藤に苦しみ、悩みます。

 

エリー

 

教師をしながらジャックのマネージャーや運転手として彼を支えるエリー。ジャックの才能と成功を信じ、励ましたり応援する優しい女性です。

 

幼馴染ですが、エリーはジャックに対してまた別の愛情を持っています。

 

ロッキーとデブラ

ロッキーはジャックの友人で、少しぶっ飛んでる感がある人物。でも意外と優しく、良い働きをする重要な登場人物でもあります。

 

デブラは、ジャックの曲に目を付けるやり手のマネージャー。独特な登場人物で、ちょっとだけ怖いかも。

ストーリーの感想と疑問

 

 

エスタデイは ビートルズがいない、もしもの世界」でストーリーが進んでいきます。

 

 

唯一、ビートルズを覚えているジャックは自分のものとして彼らの曲を売り出していきます。

 

 

一気に人気が出るものの、これで良いんだろうか?という葛藤が顔からにじみ出るジャック(笑)

 

 

そんな彼の事情を知らないまわりは、ジャックを「才能がある」と褒めてチヤホヤするんです。

 

 

でも自分の曲じゃないから、本人はその言葉を受け入れられない…。

 

 

そんな秘密を抱えたジャックと何も知らない人たちのギャップが見ていて面白かったです。

 

 

ストーリーの内容とかジャックの苦しみがコメディで描かれているから、気持ちも重たくなりませんでした。

 

 

ただ、予想出来るストーリーでもあるので、つまらないなと感じる人もいるかもしれません汗

 

 

そして、「イエスタデイ」を見ていて「違和感」と「疑問」が。

 

 

 「ジャックがビートルズの人気曲を売り出したからといって、あそこまで人気が出るのだろうか?」

 

ビートルズ以外にも消えてしまった存在には意味があるのか?」

 

 

下記でそれらを含めた詳しい感想を語っていきます。↓

ジャックの葛藤

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上記でも少し書きましたが、ジャックはとても葛藤していたと思います。

 

 

10年間ずっと売れないままだったけど、やっと夢を叶えられる。

 

 

でも、やっぱり自分の力じゃないから褒められて人気が出ても素直に喜べない…。

 

 

曲や歌詞を思い出しても完璧には近づけないから、そういう面でも苦しみはあったと思います。

 

でも正直、何よりもジャックの微妙な顔がツボだったな

 

曲を思い出して「よし!」ってなってる瞬間は絶好調な感じなのに、いざとなると「本当にこれで良いのかな?」みたいな表情になるのが良かったですね。

 

 

地元でコンサートを開いて「help!」を歌っていた時、心の底から「助けてほしい」と思っていたんではないかと(笑)

 

 

愛する人と離れて音楽業界の実態を知って、他人の曲を自分のものにして歌う罪悪感に苛まれるジャックにとっては、怒りと悲しみのコンサートだったのかも。

ビートルズを知らない私でも楽しめた

最初はビートルズを知らない私が見ても楽しめるのかな…?と思ったんですが、問題なく楽しめました。

 

 

ビートルズという存在が主体になるより、「ジャックがあの世界でどう行動するか」という所に注目させてくれたので、知識が無い私でも最後まで楽しんで見られました。

 

 

コメディ映画、ロマンス映画という風に見ると良いですね。

 

 

あくまで「もしも」の物語だからファンタジー過ぎないし、リアル感もちゃんとあって面白かったなと。

 

 

だけど、やっぱり知識があった方がもっと楽しめた…。

 

 

歯医者のシーンで、先生がつぶやいた言葉にジャックが反応して足を動かすシーンがあったんですけど…。

 

 

このシーンの意味が分からなくて、理解出来ないまま終わっちゃったんですよね泣

 

 

先生がつぶやいた言葉がビートルズの曲のタイトル?だったらしくて…「だからジャックが反応してたんだな…!」と、あとで理解出来ました(笑)

 

だから、詳しい人は私よりもっと楽しめるんじゃないかと思います!

ジャックとエリーの微妙な関係

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この作品でとても大切な存在なのがエリー。

 

 

ジャックの一番のファンはエリーなんでしょうね。昔から彼には才能があると信じて、その才能に惹かれ続けて…。

 

 

そんな彼女のことが大切だけど、どこか当たり前の存在のように思っていたジャック。

 

 

離れてみたら、とても大切な人だったと気づくけど…もう気づくのが遅かったり…。

 

こんな2人の微妙な関係や、やり取りにモヤモヤする人も多いかも…(笑)

 

エリーは純粋で真っ直ぐな人だから、ずっとジャックのことを待っていたんだろうし、半端な関係にもなりたくなかったんだろうな。

 

 

結局、ある人のおかげでジャックはミュージシャンとして売れるよりも、愛を選んだのがまた良かった点かな…と。

 

 

最後は、ジャックが歌っていた「ob la di ob la da」の歌詞のような人生になったということなんでしょうか?

違和感と疑問

「イエスタデイ」を見ていて、違和感と疑問が出てきたのでそれについて色々語ってみます。

 

「違和感」

違和感は、ビートルズの曲だとしても人気が出るのが早すぎないか?という…。

 

 

ビートルズの存在が無くなった世界で、ジャックは彼らの曲を自分のものとして売り出すけど…決して完璧な曲ではないんですよね。

 

 

彼なりに必死に思い出して作り出していくけど、やっぱり違う…にもかかわらず、割と簡単に人気が出て有名になっていくんですよね。

 

確かに素晴らしい曲かもしれないけど、そんなに簡単に売れてしまうものなのか…という

 

あくまであの時代で、あの人たちが、当時の環境下で売り出していたから、人気にもなって有名になっていたのでは…とも思うので…。

 

 

でも、もしかしたら皆が無意識にビートルズの曲に反応をしているってことなのかな?とも考えてました。

 

 

未だに愛される彼らと名曲だからこそ、存在しない世界でも愛される…のかな?良く分からない結論になってしまった…。(笑)

 

「疑問」

 ビートルズが無くなっている世界でストーリーが進んでいきましたけど、他にも存在が無くなっている物がありました。

 

 

例えば、ビートルズの影響を受けたらしい「オアシス」も無くなってましたね。(ジャックが検索しても出てこなかった)

 

 

これは理解できます。影響を受けた物自体が無くなっていたら、消失していてもおかしくない。

 

 

でもコカ・コーラ」「タバコ」「ハリーポッター」や、有名な人物も消えているのは、何故なんだろうと…。

 

 

考えても分からなかったので調べてみたんですが…。

 

正直、調べても分からなかったな!

 

消えた物に共通点って無いと思うし、消えたビートルズとも共通点や接点があるわけでは無いと思うので…。

 

 

ただ一つ。監督が「消えたら面白いもの」を選んだという話もあるらしいので…これは監督の遊び心的なやつなんですかね?(笑)

 

 

それと、タバコが存在していないのでビートルズの”ジョージハリソン”も亡くなってないらしいです。(肺がんで亡くなったんですね)

 

 

まさにパラレルワールドですよね。

 

 

もしかしたら無くなったものや人物の代わりに違うものが存在してるのかもですね。

 まとめ<監督の遊び心がいっぱい?な映画>

正直、音楽知識とか少ないので詳しい人よりは理解できていない部分もあったと思います…。

 

 

でも、ジャックのあのツボにはまる表情とか反応が面白いし、エリーもとにかく可愛いし、遊び心がある映画だったから楽しめました!

 

 

個人的には予想通りの展開ではあったけど、あの音楽と幸せそうなジャック達を見られて満足です。

 

 

ジャックとあの2人はパラレルワールドに来てしまったのかもしれないけど、楽しく幸せに暮らしていてくれそうだから安心です。(誰目線)

 

 

それでは今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました!

《感想》ネタバレ「プール」この作品が好きな理由。

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どうも、プールで遊びたい夏夜風です

水は苦手な夏猫だ

 

今回は2009年に公開された「プール」という作品について色々語ってみます。

 

 

かもめ食堂「めがね」といったほのぼの映画が好きで同じような作品を探してたんですけど、そこで見つけたのが「プール」なんです。

 

 

見てみたら、かもめ食堂やめがねとは違って、意外と暗めの内容というか…親子の問題も描かれてる感じだから「ゆったり」「ほのぼの」というわけではなかった印象。

 

 

でも、全体的に暗い内容が続くとか見ていて辛くなるわけでは無いから、安心して見られます。

 

 

舞台はタイのチェンマイ。自由な母とそんな母に不満を抱く娘が一緒に過ごした6日間のお話です。

 

 

今回は、この映画を見た感想と好きな理由をダラダラと(笑)語っていこうと思います。

~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2009年9月12日

 

<監督>

大森美香

 

<原作者>

桜沢エリカ

 

<キャスト>

小林聡美 (京子役)

伽奈 (さよ役)

加瀬亮 (市尾役)

シッテイチャイ・コンピラ (ビー役)

もたいまさこ (菊子役)

 

《落ち着く度》

★★★★星4

《おすすめ度》

★★★星3

~あらすじ~

タイ・チェンマイのゲストハウスで働く母・京子の元へ訪れたさよ

 

さよは自分を置いてタイで暮らす母に複雑な気持ちを抱いており、ゲストハウスで関わる人達ともなかなか馴染めません。

 

しかしそんな彼女も、きれいな風景の中で優しい人達と過ごしていくうちに、少しづつ心を開いていきます…。

「プール」の注目ポイント

  • ぎこちない親子の関係と愛
  • 音楽や風景、時間の流れが優しい
  • バランスや距離感が良いストーリー
  • 最後のシーン

この後、注目ポイントについて詳しく語ってくぞ

どんな人におすすめ?
  • 優しいストーリーが好きな人
  • きれいな風景が好きな人
  • 海外の町並みを見たい人

登場人物

さよ

大学卒業を控えたタイミングで、母がいるタイ・チェンマイへ訪れたさよ。

 

母が働くゲストハウスで宿泊するのですが、知らない人や少年と仲良くしている母を見て、戸惑います。

 

母や少年のビーたちと上手く関われずに悩みます。

 

京子

チェンマイのゲストハウスで働く京子。自由人な所があり、娘を振り回してしまうよう。

 

でも、ビーに対して母親のように接していたり、さよを気に掛ける所もあって、本当は優しい人。

 

市尾とビー

市尾はゲストハウスで働く男性。さよにも穏やかに接して、一生懸命ビーの母親を探す優しい人。

 

ビーは、タイの少年。少しだけ日本語が話せます。無邪気だけど空気を読むような、大人な面も。

 

菊子

ゲストハウスのオーナーをしている菊子。色々な動物を育てており、みんなに優しく接します。残り少ない人生を、チェンマイで穏やかに過ごしています。

ストーリーの感想と、この作品が好きな理由

 

 この映画は「かもめ食堂」や「めがね」のスタッフが再び集結しています。

 

 

そういったこともあって二つの映画と似た作品だと思って見ると、ちょっとだけ「あれ?雰囲気が違うな…」ってなると思います。

 

 

ゆっくりとした時間の流れとか優しくてマイペースな人達とか…そういうのは一緒なんですけど、ほのぼのだけじゃないんですよね。

 

 

この作品は親子の確執というか、親子の問題がテーマとしてあるのかなと。そういうメッセージ性があるんだと思います。

 

 

ストーリーとか雰囲気は暗くないしゆったりとしてるんだけど、それぞれが抱える問題とか悩みがたまに出てくるんです。

 

 

穏やかな時間とシリアスな時間のバランスが良くて、退屈にはならないかな?と個人的に思います。

 

下記でこの作品が好きな理由と感想を語っていきます。

人も音楽も風景も、時間の流れすらも優しい

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舞台がタイのチェンマイという所なんですけど、出てくる風景がとにかくキレイで癒されるんです。

 

ゲストハウスも素敵で宿泊したくなるくらいだ

 

登場人物も良い人達で嫌な人が出てこないから、ビクビクする必要もありません。

 

 

それだけじゃなく、時間の流れすらも穏やかで優しく思えてきます。

 

 

風景がキレイだからとか、生活が豊かだから、というわけじゃなくて京子や菊子、市尾が心のゆとりがあるからなのかな…と思います。

 

 

こういう部分はかもめ食堂やめがねとの共通点な気がしますね。

 

 

あと、個人的に好きなのが音楽

 

 

京子が弾き語りで歌っているシーンや、さよとビーと京子が一緒に歌ってるシーンが凄く好きなんです。

 

 

京子演じる小林聡美さんの歌声も優しくて、悲しい時に聞くとついジーンとします…。

 

 

さよとビー、そして京子の3人で歌うシーンも凄く癒されるし、優しい時間が流れてる感じがしてお気に入りです。

 

 

この映画を見ていると、ゆっくりと落ち着いた時間を過ごすことが出来るから、それも好きな理由です。

 

ぜひ…ぜひ歌のシーンだけでも見てほしい…でもストーリーも見てほしい…

すれ違う親子の愛(若干ネタバレ)

 京子は、4年前にさよを祖母に預けてタイで暮らしはじめました。

 

 

どうして自分を置いていったのか、なぜ連れて行ってくれなかったのか。

 

 

そんな不満やわだかまり、寂しさがさよを苦しめます。

 

 

自分は寂しい思いをしているのに、母は知らない場所で知らない人たちと仲良くして、知らない少年のお世話もしている…ということに彼女は困惑するんです。

 

 

そういうこともあり、最初さよはゲストハウスの人達や少年のビーと馴染めませんでした。

 

 

でも、母である京子はそのことを気にしてないというか、無頓着のように思えるんです。

 

 

そんな京子の姿が冷たいように思えて、私的に「ちょっと寂しいなぁ」とは思ってたんです。

 

 

だけど、別に無頓着でも愛情がないわけでも無くて、さよのことを理解して優しく見守ってたんですね。

 

 

京子のさよを見る感じとか話しかける感じが母親そのものという印象で、決して愛してないわけじゃないんだなと思えるんです。

 

 

さよが京子に自分の思っていることを話すシーンはとくに、京子の母としての愛を感じました。

 

 

さよ「ほっとかれた私の気持ち考えたことある?不良になってたっておかしくないんだよ?」

 

(省略)

 

京子「そうならないことは分かる。だってあたしはあなたを知ってるから。」

 

引用:「プール」より

 

 

これを見た時、京子は自由人で自分の感情に従って生きているけど何も考えてないわけではなくて、色々考えた上で動いているのかな…という印象に変わりました。

 

 

この会話のあと、さよが本音を言って京子が「そうか…」って優しく言っているんですけど、そのシーンが何故か好きなんですよね。

 

このシーンを見ると、気持ちがじわーって温かくなるんだ

 

京子はもしかしたら、母親としては素晴らしい人ではないかもしれないけど、彼女なりに考えて彼女なりに子供に愛情を注いでいるのかもしれません。

 

 

この後、2人の距離感が凄く近くなったわけではないけど、さよが京子に感じてた苦手意識というか壁が無くなったようにも思えます。

程よくメッセージを伝えるストーリーが良い

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 「プール」は、落ち込んでる人を励ますとか、応援するとか、勇気を与えるような映画じゃないんですよね。

 

 

程よい距離感で、見ている人にメッセージを伝えているような映画なのかな?と個人的に思います。

 

 

伝えたいこととかこの映画を見るうえで大事なことを「なんとなく感じ取ってね~」くらいのスタンスかなと(笑)

 

 

誰かの考えを否定したり肯定したりしないで「それでいいんじゃない?」って見守ってる感じもあるんですよね。

 

 

押し付けないメッセージ性が良いというか。

 

 

「分かる人は分かって~、でも分からない人は無理しないでね」みたいな(笑)

 

 

これが心地良いんです。悲しい時とか落ち込んでる時に見ると、寄り添ってもらえてる感じがして、安心できます。

最後のシーンが好き(ネタバレ)

 これは完全にネタバレになるんですが、大丈夫な人や映画を見た人は良ければ読んでくれると嬉しいです(笑)

 

 

さよが帰る日、市尾が運転する車に京子とさよが乗って空港に向かっていました。

 

 

さよがふと外の町を見ていたら、プールサイドの椅子で横になっていたはずの菊子がいるんです。

 

 

京子は「菊子さんって心が一人歩きするタイプだから」と言うんですが…

 

 

これは、病気の菊子があそこで亡くなっていて、あの世にいく前に町を回っていた…?ということなのかな…と。

 

 

さよが遠くから菊子にお別れの挨拶をして、横なっていた菊子が起き上がって手を振るんですけど、彼女だったら車に乗る彼女をちゃんと見送るんじゃないのかな…とも思って。

 

 

だから、あの時はすでに亡くなっていたのかも…?と、思って。

 

純粋に、本当に心が一人歩きしてただけかもですが汗

 

 それと空港に向かう時に僧侶の行列(?)の中を、さよ達が乗る車が走っていたんですが、その風景を見て京子が「きれいだね」って言うんです。

 

 

それに対して、さよは「うん」と優しく答える。

 

 

このシーンを見て、2人の感性が似てるってことなんだろうなーとぼんやり思いました。

 

 

最初に2人の中にあった壁が崩れて、親子として寄り添っているの感じがしました。

 

 

この最後の二つのシーンが何故か好きなんです。

まとめ<言葉に出来ないけど「プール」が好き>

この映画が好きな理由と感想を語っていきました。

 

 

言葉に出来ないし、自分でもよく分からないけどこの作品が好きなんです。

 

 

多分、私と「プール」の相性が良いのかな?とも思うんですが(笑)

 

 

色々書いては見たんですけど、上手く言葉に出来なくて悩みながら語ってみました…。

 

ダラダラ色々語ったけど、とりあえずプールが好きなんです…(。´・ω・)

 

そんな感じで今回は終わろうと思います(笑)最後までご覧いただきありがとうございました!

《感想》ネタバレ無し「英国王のスピーチ」吃音症の苦しみと困難に立ち向かった国王

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 facebook The King's Speech (Film)より引用

 

どうも、大勢の前で話すことが大の苦手な夏夜風です

人がいっぱいいたら緊張する夏猫だぞ

 

たくさんの人が見ている前で堂々とスピーチする人って凄いですよね。

 

 

胸を張ってハキハキと喋っていて、正直羨ましいと感じます。

 

 

私は大勢の前で話したりスピーチするのがかなり苦手で、緊張して気持ち悪くなります…。

 

 

そんな私が主人公の気持ちが少しだけ分かる…と感じたのが「英国王のスピーチ」でした。

 

 

実在したジョージ6世の話なのですが、昔から「吃音」に悩まされていてスピーチの際には緊張もあり、どもってしまうんです。

 

 

そんな彼を、平民である言語療法士のライオネルが治療する…という内容なのですが、混沌とした時代で簡単に治療が進むわけではありません。

 

 

いつ戦争が始まるか分からない時代の物語であり、ジョージ6世の苦しみも映し出されるため、人によっては見ていてとても辛くなるかもしれません。

 

 

ただ、そういった人はジョージ6世とライオネルの友情の物語として見てほしいな…と思います。

 

 

今回はストーリーの内容というより、人物について語ってる部分が多いです…汗

(大きなネタバレは無しです)

 

~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2011年2月26日(日本)

 

<監督>

トム・フーバー

 

<キャスト>

コリン・ファース (ジョージ6世役)

ジェフェリー・ラッシュ (ライオネル役)

ヘレナ・ボナム=カーター (エリザベス妃役

…他

 

感動度

★★★★星4

《勇気を貰える度》

★★★★星4

《おすすめ度》

★★★★★星5

~あらすじ~

ジョージ6世吃音に悩まされてきました。どんな医者に頼っても治らず、大事なスピーチの際にも緊張で上手に話せません。

 

そんな彼のために妻のエリザベス妃言語療法士ライオネルに助けを求めます。ライオネルは彼が王室の者だろうと、対等の関係を求めて容赦なく治療を進めていきます。

 

そんな中、兄のエドワード8世が国王に即位しますが、兄は許されない結婚を果たすため退位します。国王になるしかないジョージ6世は吃音が改善しないまま、大きなプレッシャーを背負うことに…。

英国王のスピーチ」の注目ポイント

  • ジョージ6世の複雑な心と環境
  • 王族と平民の強い友情
  • 大切な妻と娘の存在

この後、注目ポイントについて詳しく語っていきます

どんな人におすすめ?
  • 悩みやプレッシャーを抱えている人
  • 勇気を貰いたい人
  • 実話を見たい人

登場人物

実在した国王。吃音に悩み続けていて治療しますが上手くいかず、苦しんでしまいます。癇癪もちで、度々怒鳴るシーンも。

 

妻が見つけた言語療法士のライオネルによって、やっと明るい兆しが見え始めます。しかし、苦しみは続いてしまいます…。

 

ライオネル

言語療法士のライオネルはオーストラリア出身の平民。王族が来たことに驚きますが、容赦ない言葉や行動でジョージ6世を治療します。

 

妻と子供と暮らしながら、演劇俳優としての夢を追っています。

 

エリザベス妃

ジョージ6世の妻。優しく強い女性で、気弱な夫を支えます。

 

彼女のおかげでライオネルとジョージ6世は出会い、彼らの人生を変えることになるのです。

 

エドワード8世と妻

エドワード8世はジョージ6世の兄であり、国王になるはずの人でしたが、既婚者のアメリカ人女性と結婚するために退位します。

 

この2人によって、弟のジョージ6世は振り回されることに…。

ストーリーの感想と人物について

 

王族と平民が「吃音の治療」をきっかけに信頼を深めていく…という話が実話だという事に驚きました。

 

 

本来であれば、関わることもなかったかもしれない2人。

 

 

もしライオネルが貪欲でお金や名誉を優先する人だったら、ジョージ6世は心を開かず治療をやめていたでしょうし、逆にジョージ6世が傲慢で怠惰な人だったら治療はスムーズにいかなかった。

 

 

そういうことを考えると、出会ったタイミングや2人の性格がこの物語を作ったのかな…とも思います。

 

それにライオネルが王族であるジョージ6世に臆さず、ためらいなく接してたのも良かったな

ジョージ6世も、ライオネルが平民だからってバカにしないのも良かった

 

また、妻のエリザベス妃の存在も凄く大事だったと思います。

 

 

 彼女が支えたおかげもあり、辛い状況を生き抜いて行けたとも思います。

 

 

ただ、ジョージ6世強いプレッシャーを感じながらも王族としてのプライドもあり、その苦しみから癇癪を起していたのかなと思います。

 

 

立場や時代、実の兄などに振り回されてしまうのが悲しかったです。

 

 

それでも大切な家族や友人に支えられて吃音や困難に立ち向かっていく姿は感動的でした。

 

ジョージ6世の不安定な心と複雑な環境

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ジョージ6世は複雑で辛い幼少期を過ごしていたよう。

 

 

厳しい父親や意地悪な乳母に苦しめられたことが、大人になった彼の心を不安定にさせます。

 

 

父親の行き過ぎた教育が、ジョージ6世の不安定な心とコンプレックスを作ったのかもしれませんね。

 

 

当時の大人たちの「こうでなければいけない」という思いは、ジョージ6世には重くて合わないものだったかな。

 

 

乳母に意地悪されても、吃音をまわりにバカにされても、両親は公務とかで忙しいから助けてもらうことも難しかっただろうし…。

 

父親には吃音を理解されず、怒鳴られたみたいだから苦しかっただろうな

 

複雑な環境に囚われて苦しんだまま成長したと考えると辛いですね。

 

 

自信の無さと王族としてのプライドに挟まれていたために、癇癪を起してしまうことがあったのかなと感じます。

 

 

国王になる時も、相当なプレッシャーや不安が押し寄せていたでしょう。

 

 

彼が残した日記には「母(メアリ皇太后)の元へ行き、話をしたら取り乱して子供のように泣いてしまった」と書いてあるよう。

 

 

繊細なジョージ6世にとっては、耐え難い苦痛だったのかもしれません。

 

 

彼を演じたコリン・ファースさんのおかげで、こんな風に色々考えてしまいました。

 

 

吃音症で王族という難しい役だけど、完璧に演じてたのが印象的でした。

王族と平民の強い友情

ジョージ6世に対するライオネルの接し方が好きです。

 

 

王族とか平民とか関係なく、相手が誰だろうと治療を第一に考えて行動していたのが凄いですね。

 

 

そういった姿が信頼を得る理由だろうし、圧倒的な安心を感じられるのかもしれませんね。

 

 

 ジョージ6世が怒ったり辛いことを言っても見捨てずに支えていたのは、ライオネルの優しさと助けになりたい強い気持ちがあったからかも。

 

 

本来なら関わることが無かった2人が友人になり、生涯に渡って親交があったのは奇跡のようにも思えます…。

 

あと、個人的にライオネルを演じたジェフェリー・ラッシュさんも凄いな…と。

 

前に、彼が主演の映画「鑑定士と顔のない依頼人」を見たんですが…

 

 

その時はとても無愛想で不器用な美術鑑定士の役だったから、こわいイメージがあって。

 

 

でもライオネルを演じているのを見て、雰囲気が全然違うからやっぱり俳優さんは凄いなと思いました。(月並みな感想ですが汗)

2人の妻と子供の存在

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精神的に不安定で体も弱いジョージ6世を支えた妻、エリザベス妃の苦労も相当だったと思います。

 

 

ジョージ6世のプロポーズを2回断り、彼の母であるメアリ皇太后が直接話をしても結婚を断っていたエリザベス妃。

 

 

それほど王室の暮らしに不安を抱いていたけど、妻になってからはしっかりと役目を果たしていたのは、カッコイイというか芯のある女性なんだと思えます。

 

 

また、ライオネルの妻も大事な存在だと感じます。

 

 

出てくるのは本当に時々ですが、ライオネルの話を優しく聞いて応援していたり、落ち込む彼にアドバイスしていたり…。

 

 

彼女の存在があったからこそ、ライオネルが仕事に専念出来たりジョージ6世と深く関わることが出来たのかなと感じます。

 

本人達も強くて立派だけど、夫を支えた妻も立派な人達だ

 

あと、ジョージ6世の長女は後に女王になるエリザベス王女なのですが、父はとても信頼を寄せていたようです。

 

 

しっかり者の長女とおませで可愛らしい次女の2人に恵まれたジョージ6世は、たくさんの苦労があったけど、その分幸せもあったのかな…と想像してしまいます。

 

 

エリザベス王女が結婚する際には、ジョージ6世は「どうか両親のことを忘れないでいて」という愛情たっぷりの手紙を書いたそう。

 

 

とても愛していたということが分かりますね。

エドワード8世とその妻

個人的に、エドワード8世とその妻・ウォリスにも注目しちゃいます。

 

 

離婚歴がある女性と結婚するため、退位したエドワード8世。

 

 

エドワード8世が亡くなるまで婚姻関係は続いていたようなので、本当に愛し合っていたんだな…と思えます。

 

 

でも、やっぱりそんな2人に振り回された弟も可哀想で…汗

 

弟をバカにしたり既婚女性にばかり惹かれるエドワード8世の好感度は、下がってしまいます(^-^;

 

でも、軍へ入ることを強く願い、それを拒否されても最前線で戦う人を慰問するなど、凄い所もあるんですよね…。

 

 

勲章を得た時にも「戦わないのにもらうのは恥ずかしい」「相応しい人がもっといるのに」と言っていたようです。

 

 

王位継承権第一位だったから軍に入れなかったけど、そうじゃ無かったら軍人として活躍していたかもしれませんね。

 

 

 ただ、妻のウォリスとエドワード8世は人種差別的な発言もしていたらしく、反感を買うこともあったよう。

 

 

それに加えてウォリスは人々が苦しんでいる時に、派手な暮らしや格好をしていたこともあって、人々に受け入れられ無かったみたいです。

まとめ<人に助けられて困難に立ち向かった国王>

今回は映画の感想というより、実在した人たちについて考えてみた部分が多いですね汗

 

 

他の作品でもそうなんですが、私はストーリーより登場人物について考えるタイプなので今回も深く考えてしまいました。

 

 

人物について調べてみると、知らない部分もたくさん出てきてもっと面白くなるなと感じました。

 

 

映画を鑑賞してからも、人物について調べた後も、ジョージ6世は人に助けられながら困難に立ち向かったんだなと。

 

 

でも本人にも分からない強さがあったからこそ、吃音に向き合って国王として立派に働いていたとも思います。

 

 

ではではこの辺で終わります。最後までご覧いただきありがとうございました!

《感想》微ネタバレ「マイ・プレシャス・リスト」主人公の気持ちが凄く分かる。

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どうも、コミュ力が無い夏夜風です

コミュ力ってなんだ!夏猫です

 

コミュ力…つまり、コミュニケーション能力って、社会を生きていく上で大事なことですよね。

 

 

意思疎通をしっかり行って相手の信頼を得て、自分も相手を信じる。

 

 

でも、これが意外と難しい…。そもそも人と話すというだけでも難易度が高いのに…(私だけ)

 

 

そんな私が「共感出来るかも?」と思った映画があったので、見てみました。

 

 

マイ・プレシャス・リスト

 

 

IQ185の天才少女キャリーは、いわゆる「コミュニケーション能力」がゼロ。友達も恋人もおらず、読書にふける日々を過ごす。しかし、向き合わなければいけないことに直面し、困惑しながらも幸せを見つける。

 

 

 主人公も独特な性格で、内容も面白いから楽しめたんですが…。一言だけ言いたい。

 

 

主人公、コミュ力がゼロではない気がする…。

 

 

確かに、相手の感情を理解しようとする気は少ないように思えたけど、ゼロとは言えないんじゃ…と、思ってしまいました。

 

 

今回は、こういう違和感や面白い部分について触れながら感想を語っていきます。

 

 

あと、最後のミドルネームの意味についても考えてみました。

 

 ~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2018年10月20日(日本)

 

<監督>

スーザン・ジョンソン

 

<原作者>

リスナー・カレン

 

<キャスト>

ベル・パウリー (キャリー役)

ネイサン・レイン (ペトロフ役)

ヴァネッサ・ベイヤー (タラ役)

ウィリアム・モーズリー (サイ役)

コリン・オドナヒュー (デヴィッド役)

…他

 

《クスっと笑える度》

★★★★星4

《共感度》

★★★星3

《おすすめ度》

★★★★星4

~あらすじ~

主人公のキャリーはIQ185の天才少女。14歳で大学に入りますが、コミュニケーションが上手くいかないまま18歳で卒業。

 

友達も恋人もおらず読書にふけるばかり。そんな彼女を心配したセラピストのペトロフが、6つの課題が書かれたリストを彼女に渡します。

 

「ペットを飼う」「友達を作る」「デートをする」などの課題がありキャリーはしぶしぶ行動しますが、向き合いたくない現実に直面することになるのです…。

マイ・プレシャス・リスト」の注目ポイント

  • 主人公に共感出来るかも
  • 人によって正しさも間違えも変わる
  • ミドルネームの意味

この後、注目ポイントについて詳しく語ってくぞ

どんな人におすすめ?
  • ちょっと変わった主人公が好きな人
  • 幸せになる勇気が欲しい人
  • 人間関係や恋愛に悩んでる人

登場人物

天才で不器用な少女・キャリー

IQ185の天才で大人びた少女、キャリー。他の人を見下している所があり、友達がいなくても良いそぶりを見せます。

 

しかし実際は、人と上手に関わることが出来ないのです。そんな彼女が見つける幸せとは…。

 

セラピスト・ペトロフ

キャリーの父の友人でセラピストをしています。友達もおらず読書ばかりのキャリーを心配し、6つの課題が書いたリストを作ります。

 

優しく、時には厳しく接しますが、彼自身にも秘密があります。

 

同僚・タラ

同僚のタラはキャリーとは違う考えを持っていたり、正反対の性格をしていますが、2人は仲良く接しています。

 

堅い考えを持っているキャリーとは真逆の考えを持っていますが、怒ることもない優しい女性。

 

キャリーと関わる男性達

リストの「デートをする」をクリアするために、キャリーはある男性と会います。その男性に惹かれるものの、その人には婚約者がいるため諦めるのですが…。

 

他にもちょっと変わった隣人の男性、サイと関わったり過去の男性を引きずることも。

ストーリーの感想

 

セラピストが用意した6つの課題をクリアするために行動するキャリー。金魚を飼い、子供の頃好きだったことをやり、デートを試みる。

 

 

ただ淡々と行動するわけじゃなくて、文句を言いながらもクリアしていくのが見てて微笑ましいです。

 

 

キャリー特有の屁理屈を織り交ぜながら、色々な感情を見せてくれるのが面白くて、あっという間に見終わりました。

 

 

コメディで笑える所もあるけど、彼女が可哀想に思えるシーンもあるし、共感できる部分もあって満足出来ました。 

 キャリーの引き込まれる変人感とコンプレックス

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キャリーの変わり者感も良いんです。屁理屈を言って大人っぽく振舞って、ちょっと人を見下してたり。

 

 

でも、それは自分のIQがコンプレックスになってるからなのかな、と。

 

 

頭が良いことで飛び級で大学に入ったから、いわゆる普通の人とは違う存在になって、大学の人とも年齢差があるから馴染めなかった。

 

 

さらに話が合う大人の男性と出会ったけど苦い経験になってしまったから、なおさら頭の良さとかがコンプレックスになったのかもしれません。

 

それを認めたくないから、人を見下しているのかな。

 

本人は精神も考えも大人だと思っているけど、実際には子供のまま成長した部分もある。でもキャリーは分からなかったんでしょうね。

 

 

あと、彼女は意外と周りの環境とか、生まれ持ったものに恵まれてるのかな…とも思います。

 

 

大学にも入れる頭の良さや、心配して見守ってくれる父親とセラピストもいるし、容姿も良い。

 

 

実際は、男性にも困らないかもしれないし、友達だって気の合う人がいたら作れると思うんです。

 

 

でも、その幸せに本人が気づいていないし、気づこうとしない。幸せになれるのに、傷つきたくなくて不幸の中にいようとする…みたいな。

 

 

あの6つの課題は、そんなキャリーが現実と向き合って幸せになるためのリストだったのかなとも思います。

キャリーと他人の考え方の違いにも注目

 キャリーは堅物というか、とても真面目な性格。

 

 

嘘をつくのも嫌だし、不誠実なのも嫌い。

 

 

そんな彼女とは正反対の性格である同僚のタラは、時には嘘をつくのも必要だし、パートナーがいる男性に恋をしても、その人と恋愛すべきだと考えます。

 

 

個人的にはタラの考えはあまり共感出来なくて、キャリーの考えが凄く共感出来ました。

 

 

でも、タラは自分に正直に生きているんですよね。自分が幸せになれるか、なれないかで物事を考えていて、それも大事なことだなと。

 

他人の事ばかり気にするより、ちょっとは自分の都合で生きるのも大事だな

 

 2人の会話も面白かったです。

 

キャリー 「みんな 悪行にふけるために言い訳をしてる。”したかったから…”ってね。”秘密にすれば誰も傷つけない”

人間は偽善者だわ。」

 

タラ 「だから 極めて面白いのよ」

 

(「マイ・プレシャス・リスト」より引用)

 

 

 キャリーはとにかく不道徳を嫌っていて、とても純粋なんでしょうね。

 

 

だからこそ婚約者がいる男性を諦めたり、過去の男性とはサヨナラしたんでしょう。

 

 

でも、どっちの男性にも「大人になれ」と言われてしまう。

 

 

これは男性側が、都合の良い女性をキャリーに求めてたから出た言葉なのかな…とも思います…。

 

 

ここでもやっぱり考えの違いがあるのかな。どっちが悪いというわけでは無く。(でも、大人になれって言葉は酷いと思う…泣)

キャリーはコミュ力がゼロ?ちょっと待てい。

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映画紹介では、キャリーがコミュ力がゼロな女性だとされてますが…。

 

 

コミュ力がゼロには見えない

 

 

と、個人的には思います。

 

 

もちろんコミュニケーション能力が凄く高いとは言えないかもだけど…。

 

 

意思疎通は出来ているし、気が合う相手には気を配った反応を見せていたり感情を理解しようとする雰囲気があったから、コミュ力が完全に乏しいわけでは無いと思ってます。

 

 

これは納得がいかないというより、「キャリーと似ている」と自分で思う人がいたら、自信を無くさずにいてほしいな…という気持ちがあります

 

 

というより、私も彼女と似ているなと思う部分があったので、なおさらそう思うんですが…。

 

 

対人関係も難しいと思うしコミュニケーションも難しいけど…。

 

 

自分が出来る範囲のことを出来るだけやれば良いと思うし、キャリーみたいに根っこにある考えは無理に変えなくても大丈夫じゃないかなって考えてます。

 最後のミドルネームの意味とは(ネタバレ注意)

最後、サイと一緒に大晦日を過ごすことになったキャリー。

 

 

寄り添いながらサイが「ミドルネームは?」と聞くんですが、キャリーはカメラに目線を向けて微笑むんです。

 

 

これはどういう意味なのかな~って考えたんです。

 

 

物語の途中で、キャリーが婚約者がいる男性の話をタラにしてたんですけど、その時の2人の会話にヒントがあるのかなと。

 

タラ「婚約者のミドルネームを聞いてみて」

 

キャリー「もう会わないわ…なぜ?」

 

タラ「男は細かいことを気にしないけど 愛してれば知ってるはず」

(「マイ・プレシャス・リスト」より引用)

 

男性が婚約者のミドルネームを知らないとしたら、そこまで愛してないことになる。だから、キャリーにチャンスがあるという事だと思うんですけど…。

 

 

これをヒントにするとしたら、最後にサイがミドルネームを聞いたってことは、親しい間柄になりたい気持ちの表れなのかもしれません。

恋人として愛そうとしてるからこそ、聞いてたんですかね

それがキャリーは分かったから、微笑んでたのかな。2人に幸せになってほしいですね。

まとめ<個人的にはキャリーに共感しまくりでした>

キャリーにとって理解できないことばかり起こる世の中。

 

 

浮気、不倫、体だけの関係、再婚…。とにかく彼女の道徳に反することばかり。

 

 

混乱したり怒るキャリーですが、個人的に彼女に凄く共感出来ました。

 

 

人を傷つけることだって分かっていて、言い訳をして浮気や不倫するのは私も理解できません…。

 

 

私も堅物で不道徳を嫌う”子供”…みたいな性格なのかもしれませんが…汗

 

 

もちろん、人には色々な状況や考えがあるので全ての不倫や浮気がダメとは思いません。

 

 

でも「キャリーの思ってること凄く分かるよ…!」って思いながら見てました(笑)

 

 

 人によっては、タラやペトロフの考えに共感できるかもしれませんね。

 

 

誰に共感して誰の言葉に納得出来るのかは、人によって違うと思うから、それも面白い部分かも!

 

 

それでは今回はこの辺で終わります。最後までご覧いただきありがとうございました!