繊細女子の映画語り

繊細女子の映画語り

映画や、たまにドラマの感想を語っていきます。繊細さんでも見られる作品を語ります。(主観ですが汗)

《感想》ネタバレ「イエスタデイ」葛藤する主人公の表情が少しツボ…。

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出典:イエスタデイ 公式facebook

イエスタデイ - ホーム | Facebook

 

どうも、ビートルズは全然詳しくない夏夜風です…

同じく全く分からない夏猫だ

 

ビートルズ」って名前も曲も知らない人がいないくらい有名で、今でも愛されている方々というのは分かるんですが…。

 

 

正直、曲もほんの少ししか分からないし、人物についても詳しくありません。

 

 

そんな私が今回語っていく映画は「エスタデイ」です。

 

 

ある日、売れないミュージシャンの主人公が世界規模での停電中に事故に遭うんですが、目覚めると、この世界から「ビートルズ」の存在が無かったことになっている事に気づくんです…。

 

 

主人公はビートルズの曲を次々と思い出して世に出すんですが…。

 

 

彼らの曲をほとんど知らない私にとって、どの曲がビートルズの曲なのか、どのシーンが関連してるのか分からないまま見てしまいました…汗

 

 

でも、そんな私でも楽しめたので、同じように彼らを知らない人は「ファンタジー映画」「コメディ映画」として見ると楽しめるんじゃないかなと思います!

 

 

今回は調べてみながら、感想を語っていきます。

 

 ~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2019年10月11日(日本)

 

<監督>

ダニー・ボイル

 

<キャスト>

ヒメーシュ・パテル (ジャック役)

リリー・ジェームズ (エリー役)

ジョエル・フライ (ロッキー役)

エド・シーラン (本人役)

…他

 

ビートルズの曲を聞きたくなる度》

★★★★★星5

《おすすめ度》

★★★★星4

~あらすじ~

売れないミュージシャンのジャックは、幼馴染でマネージャーのエリーに助けてもらいながら音楽活動をしていました。

 

ある日突然、世界規模の停電が起こり彼は事故に遭ってしまいます。眠りから目覚めてなんとか退院すると、あることに気づきます。

 

なんとビートルズ」の存在が無くなっているのです。ジャックは迷いながらも自分の曲としてビートルズの曲を披露し、人気を集めていくのですが…。

「イエスタデイ」の注目ポイント

  • ジャックの葛藤が少し面白い
  • ビートルズを知らなくても楽しめる
  • ジャックとエリーの関係
  • 世界から消えた物の謎

この後、注目ポイントについて詳しく語っていきます

どんな人におすすめ?
  • 「もしも」の物語が好きな人
  • 音楽が好きな人
  • ハッピーな話を見たい人

登場人物

 

 
ジャック

 

主人公のジャックはスーパーの店員として働きながらミュージシャンをしていますが、なかなか売れません。

 

事故の後、眠りから目覚めると「ビートルズ」がいない世界になっていることに気づき、彼らの曲を自分のものとして発表します。ですが、ジャックなりの葛藤に苦しみ、悩みます。

 

エリー

 

教師をしながらジャックのマネージャーや運転手として彼を支えるエリー。ジャックの才能と成功を信じ、励ましたり応援する優しい女性です。

 

幼馴染ですが、エリーはジャックに対してまた別の愛情を持っています。

 

ロッキーとデブラ

ロッキーはジャックの友人で、少しぶっ飛んでる感がある人物。でも意外と優しく、良い働きをする重要な登場人物でもあります。

 

デブラは、ジャックの曲に目を付けるやり手のマネージャー。独特な登場人物で、ちょっとだけ怖いかも。

ストーリーの感想と疑問

 

 

エスタデイは ビートルズがいない、もしもの世界」でストーリーが進んでいきます。

 

 

唯一、ビートルズを覚えているジャックは自分のものとして彼らの曲を売り出していきます。

 

 

一気に人気が出るものの、これで良いんだろうか?という葛藤が顔からにじみ出るジャック(笑)

 

 

そんな彼の事情を知らないまわりは、ジャックを「才能がある」と褒めてチヤホヤするんです。

 

 

でも自分の曲じゃないから、本人はその言葉を受け入れられない…。

 

 

そんな秘密を抱えたジャックと何も知らない人たちのギャップが見ていて面白かったです。

 

 

ストーリーの内容とかジャックの苦しみがコメディで描かれているから、気持ちも重たくなりませんでした。

 

 

ただ、予想出来るストーリーでもあるので、つまらないなと感じる人もいるかもしれません汗

 

 

そして、「イエスタデイ」を見ていて「違和感」と「疑問」が。

 

 

 「ジャックがビートルズの人気曲を売り出したからといって、あそこまで人気が出るのだろうか?」

 

ビートルズ以外にも消えてしまった存在には意味があるのか?」

 

 

下記でそれらを含めた詳しい感想を語っていきます。↓

ジャックの葛藤

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上記でも少し書きましたが、ジャックはとても葛藤していたと思います。

 

 

10年間ずっと売れないままだったけど、やっと夢を叶えられる。

 

 

でも、やっぱり自分の力じゃないから褒められて人気が出ても素直に喜べない…。

 

 

曲や歌詞を思い出しても完璧には近づけないから、そういう面でも苦しみはあったと思います。

 

でも正直、何よりもジャックの微妙な顔がツボだったな

 

曲を思い出して「よし!」ってなってる瞬間は絶好調な感じなのに、いざとなると「本当にこれで良いのかな?」みたいな表情になるのが良かったですね。

 

 

地元でコンサートを開いて「help!」を歌っていた時、心の底から「助けてほしい」と思っていたんではないかと(笑)

 

 

愛する人と離れて音楽業界の実態を知って、他人の曲を自分のものにして歌う罪悪感に苛まれるジャックにとっては、怒りと悲しみのコンサートだったのかも。

ビートルズを知らない私でも楽しめた

最初はビートルズを知らない私が見ても楽しめるのかな…?と思ったんですが、問題なく楽しめました。

 

 

ビートルズという存在が主体になるより、「ジャックがあの世界でどう行動するか」という所に注目させてくれたので、知識が無い私でも最後まで楽しんで見られました。

 

 

コメディ映画、ロマンス映画という風に見ると良いですね。

 

 

あくまで「もしも」の物語だからファンタジー過ぎないし、リアル感もちゃんとあって面白かったなと。

 

 

だけど、やっぱり知識があった方がもっと楽しめた…。

 

 

歯医者のシーンで、先生がつぶやいた言葉にジャックが反応して足を動かすシーンがあったんですけど…。

 

 

このシーンの意味が分からなくて、理解出来ないまま終わっちゃったんですよね泣

 

 

先生がつぶやいた言葉がビートルズの曲のタイトル?だったらしくて…「だからジャックが反応してたんだな…!」と、あとで理解出来ました(笑)

 

だから、詳しい人は私よりもっと楽しめるんじゃないかと思います!

ジャックとエリーの微妙な関係

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この作品でとても大切な存在なのがエリー。

 

 

ジャックの一番のファンはエリーなんでしょうね。昔から彼には才能があると信じて、その才能に惹かれ続けて…。

 

 

そんな彼女のことが大切だけど、どこか当たり前の存在のように思っていたジャック。

 

 

離れてみたら、とても大切な人だったと気づくけど…もう気づくのが遅かったり…。

 

こんな2人の微妙な関係や、やり取りにモヤモヤする人も多いかも…(笑)

 

エリーは純粋で真っ直ぐな人だから、ずっとジャックのことを待っていたんだろうし、半端な関係にもなりたくなかったんだろうな。

 

 

結局、ある人のおかげでジャックはミュージシャンとして売れるよりも、愛を選んだのがまた良かった点かな…と。

 

 

最後は、ジャックが歌っていた「ob la di ob la da」の歌詞のような人生になったということなんでしょうか?

違和感と疑問

「イエスタデイ」を見ていて、違和感と疑問が出てきたのでそれについて色々語ってみます。

 

「違和感」

違和感は、ビートルズの曲だとしても人気が出るのが早すぎないか?という…。

 

 

ビートルズの存在が無くなった世界で、ジャックは彼らの曲を自分のものとして売り出すけど…決して完璧な曲ではないんですよね。

 

 

彼なりに必死に思い出して作り出していくけど、やっぱり違う…にもかかわらず、割と簡単に人気が出て有名になっていくんですよね。

 

確かに素晴らしい曲かもしれないけど、そんなに簡単に売れてしまうものなのか…という

 

あくまであの時代で、あの人たちが、当時の環境下で売り出していたから、人気にもなって有名になっていたのでは…とも思うので…。

 

 

でも、もしかしたら皆が無意識にビートルズの曲に反応をしているってことなのかな?とも考えてました。

 

 

未だに愛される彼らと名曲だからこそ、存在しない世界でも愛される…のかな?良く分からない結論になってしまった…。(笑)

 

「疑問」

 ビートルズが無くなっている世界でストーリーが進んでいきましたけど、他にも存在が無くなっている物がありました。

 

 

例えば、ビートルズの影響を受けたらしい「オアシス」も無くなってましたね。(ジャックが検索しても出てこなかった)

 

 

これは理解できます。影響を受けた物自体が無くなっていたら、消失していてもおかしくない。

 

 

でもコカ・コーラ」「タバコ」「ハリーポッター」や、有名な人物も消えているのは、何故なんだろうと…。

 

 

考えても分からなかったので調べてみたんですが…。

 

正直、調べても分からなかったな!

 

消えた物に共通点って無いと思うし、消えたビートルズとも共通点や接点があるわけでは無いと思うので…。

 

 

ただ一つ。監督が「消えたら面白いもの」を選んだという話もあるらしいので…これは監督の遊び心的なやつなんですかね?(笑)

 

 

それと、タバコが存在していないのでビートルズの”ジョージハリソン”も亡くなってないらしいです。(肺がんで亡くなったんですね)

 

 

まさにパラレルワールドですよね。

 

 

もしかしたら無くなったものや人物の代わりに違うものが存在してるのかもですね。

 まとめ<監督の遊び心がいっぱい?な映画>

正直、音楽知識とか少ないので詳しい人よりは理解できていない部分もあったと思います…。

 

 

でも、ジャックのあのツボにはまる表情とか反応が面白いし、エリーもとにかく可愛いし、遊び心がある映画だったから楽しめました!

 

 

個人的には予想通りの展開ではあったけど、あの音楽と幸せそうなジャック達を見られて満足です。

 

 

ジャックとあの2人はパラレルワールドに来てしまったのかもしれないけど、楽しく幸せに暮らしていてくれそうだから安心です。(誰目線)

 

 

それでは今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました!