繊細女子の映画語り

繊細女子の映画語り

映画や、たまにドラマの感想を語っていきます。繊細さんでも見られる作品を語ります。(主観ですが汗)

《ホラーに挑戦》感想「犬鳴村」もったいなさを感じる日本らしい本格ホラー。※ネタバレなし

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どうも、都市伝説は結構好きな夏夜風です

動物に関するコワイ話も多いよな

 

今週もホラーに挑戦していきます。

 

 

私は怖いのが苦手なのに都市伝説系とか怖い話は結構見ちゃうんですけど…

 

 

今回は都市伝説としても心霊スポットとしてもかなり有名な、ある場所に関する映画を見ました。

 

 

映画「犬鳴村

 

 

犬鳴トンネルはかなり有名ですよね。私は絶対に行こうとは思いませんが…(怯)

 

 

かなり身構えて見始めたんですが…「こわい……あれ?意外と大丈夫…」って感じで、ビビりな私でもギリギリいけました…!

 

 

ただやっぱり残酷な表現がされているので繊細な方にはオススメしません…(泣)

 

~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2020年2月7日

 

<監督>

清水崇

 

<キャスト>

三吉彩花 (奏 役)

坂東龍汰 (悠真 役)

大谷凛香 (明菜 役)

高嶋政伸 ( 役)

高島礼子 (綾乃 役)

…他

 

《ビックリ度》

★★星2

《都市伝説っぽさ》

★★★星3

《おすすめ度》

★★★星3

~あらすじ~

臨床心理士として働くは、患者である男の子から奇妙な話を聞き、さらに男の子のそばに”人ではない存在”がいることに気づきます。

 

その一方で、犬鳴トンネルに行った女性が「わんこが ねぇやに ふたしちゃろ」という歌と謎の言葉を残し、不可解な死を遂げます。

 

さらに犬鳴トンネルに行った兄弟が行方不明に。真相を突き止めようとする奏でしたが、目を背けたくなる事実が待ち受けていました…。

「犬鳴村」の注目ポイント

  • 本格ホラーだけどあまり恐くない!
  • やるせなくて切ない内容
  • 恐怖回避バージョンのすごさ

この後、注目ポイントについて詳しく語っていきます

どんな人におすすめ?
  • ビックリするホラーが苦手な人
  • 都市伝説系が好きな人
  • 切ない日本ホラーを見たい人

ストーリーの感想

 

覚悟して見始めたんですけど、意外とビックリ要素が少ないから私でも普通に見られました…!

 

 

日本独特の切なさが残るストーリーで、しんみり来る所もありました。

 

 

だけど、”もったいなさ”が残る作品でもあるな…と感じました。

本格ホラー?でも恐くない。そしてもったいない…。

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上でも書いてますが、思っていたよりビックリ要素も少なくて、じわじわ…と来る感じなので意外と平気でした。

 

 

私的には「本格ホラー作品」という感じがするのですが、正直ホラー好きな方からすると微妙なのかな…?

 

 

というのも「もったいない」と思う部分も多かったので…。

 

 

例えばCGを使ったシーンとかが、恐いというより冷めてしまうという…。(これは個人差があると思います)

 

 

最後の大ボス(?)的なオバケも「その動きはなんだろう…」とか「物理的に干渉できるの…?」とか…

 

 

余計なことを考えてしまうような隙があって集中出来なかった…という感想です…。

 

 

前半は雰囲気もあってジワジワと恐怖感が押し寄せていたのに、後半で「とんでも展開」になってしまった印象…。

 

設定的には面白いけど、今までの雰囲気が消されてついていけなかった…

 

「なんで主人公たちは、この状況を受け入れているの?」と思ってしまって、感情移入&集中が出来ませんでした(汗)

 

 

だけど、ほんのり切なさを残してくれているから、そこは良かったです…!

切なくてやるせないストーリー

最後のオバケや展開について色々言ってしまいましたが(汗)

 

 

ストーリー自体は色々考えてしまうような部分も多かったです。

 

 

いかにも”日本の都市伝説”っぽい気味の悪さと悲しさがある…という印象で、個人的には「面白い」と感じました。

 

「実際にこういう話がありそうだな…」と思わせてくれるような内容だったな

 

ただ、動物の残酷な描写があったり、女性が可哀想な部分もあるので、そういう意味でも見ていて辛かったです…。

 

 

あとオバケの恐さというより人間の恐さを感じる内容でもありました。

 

 

人間の罪とか、昔の風習によって現代の人が苦しむことになる…というのが、恐ろしいと感じる要素だったかもしれません。

恐怖回避ばーじょんの面白さ

 

犬鳴村には「通常バージョン」と「恐怖回避ばーじょん」の2つがあるんです。

 

 

この恐怖回避バージョンって、ビックリするシーンとかこわいシーンを減らしているんだと思ってたんですけど…。

 

 

そういう話じゃなかった…(笑)

 

 

可愛いワンコが出てきて「ワン!」って言ってたり、ハートのエフェクトが出てきたり、「ハッキリ見えるタイプの霊!」とか吹き出しが出てたり…(笑)

 

 

「恐怖回避バージョン」というより「とにかく全力でふざけているバージョン」でした…。

 

 

正直、私的にはそっちの方が見やすいんですが(笑)

 

 

「演じた方々はこれを見て、どう思うのかな…」とか「なんでわざわざコレを用意したんだろう…」とか…考えちゃいました。

 

 

でも、ホラーが苦手な私にとっては、これだけ全力でふざけていても恐さを感じるんですよ(笑)

 

しかもエフェクトが出てない瞬間が余計に恐く感じるという…

 

私は通常バージョンを見て、そのあとに少しだけ恐怖回避ばーじょんを見ましたが、面白かったし、すごかった(笑)

<まとめ>切ない本格ホラーだけど、もったいなさが残る…

切なさが残るような日本の都市伝説っぽい話で、興味深い内容だと感じました。

 

 

ただ、やっぱり後半の展開と結末があまり腑に落ちなかった…というのも正直な話です。

 

 

「全国的に有名な心霊スポットが、自分と深い関りがある」というのは面白かったけど、実際の都市伝説とは違った内容で、少し残念な気持ちも。

 

 

ただ、ホラー体験はしっかり出来たので、満足です(疲労感)

 

 

それでは今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました!