繊細女子の映画語り

繊細女子の映画語り

映画や、たまにドラマの感想を語っていきます。繊細さんでも見られる作品を語ります。(主観ですが汗)

《感想》「クイーンズ・オブ・フィールド」男女差別をユーモラスに描いたサッカー映画 ※後半ネタバレ

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引用:公式Twitter

https://mobile.twitter.com/qof_movie

 

どうも、最近メンタルが弱っている夏夜風です

世の中が不安定だもんな

 

ここ最近、ニュースで色々な情報が流れていますが、どれも不安になることばかりでメンタルが弱ってしまいます…。

 

 

どうにか心を元気にしたいと思い、今回はコメディ映画を選んでみました。

 

 

クイーンズ・オブ・フィールド」というフランスの作品です。

 

 

ストーリーには男女差別の要素があり、女性がバカにされること、妻としての仕事を果たすこと…など重たい部分があります。

 

 

しかし全体的に明るくユーモラスに描かれているので繊細さんでも見やすい内容かもしれません。

 

 

彼女たちのパワフルさ、勇気、頑張りに、元気をもらえる作品です。

 

 

結末はハッピーエンドなのか、そうではないのか…なども語っていきます!

 

~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2021年3月19日(日本)

 

<監督>

ハメド・ハムディ

 

<キャスト>

カド・メラッド (マルコ 役)

アルバン・イバノフ (ミミル 役)

セリーヌ・サレット (ステファニー 役)

アンドレ・ウィルム (パピー 役)

ロール・カラミー (カトリーヌ 役)

…他

 

《女性の奮闘度》

★★★★★星5

《笑えつつ考えさせられる度》

★★★★星4

《おすすめ度》

★★★★星4

~あらすじ~

90年続く伝統あるチームSPACが試合中に乱闘騒ぎを起こしてしまい、出場停止に。しかし、このまま出場できなければSPACは存続できない危機が…。

 

そこで立ち上がったのは彼らの町の女性たち。夫や男性達は”バカげている”と反対しますが、監督のカミロは彼女たちと奮闘します。

 

しかし、練習を妨害され、夫達の不満も膨れ上がるなど、順調には進みません…。

「クイーンズ・オブ・フィールド」の注目ポイント

  • 勇気をもらえる女性達のがんばり
  • 明るく描かれた差別
  • 最後の結末

この後、注目ポイントについて詳しく語っていきます

どんな人におすすめ?
  • 女性が活躍する作品を見たい人
  • 笑えて元気をもらいたい人
  • 勇気づけられたい人

ストーリーの感想

 

「クイーンズ・オブ・フィールド」はコメディではあるのですが、男女差別が描かれている部分があり、同じ女性としてモヤモヤ…とする所もありました。

 

 

しかし、全体的に明るくて面白いストーリーになっているので見ていて辛くなることはありませんでした。

 

 

ちょっと頼りない男性に変わって(笑)タフで前向きな女性の頑張りに勇気と元気をもらえました。

女性の頑張りに勇気と元気をもらえる

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この映画の内容は”王道ストーリー”という感じがしますが、それでも面白かったし見て良かった作品の1つです。

 

 

男性達に邪魔をされてもめげない女性達の姿が素敵で、勇気と元気をもらえました。

 

 

彼女たちが争うことなく、一致団結して立ち向かっていたのも個人的に良かったなと思う所です。

 

毒舌な時もあるけど、とにかくタフで笑顔いっぱいで凄いパワーでした(笑)

 

元気が欲しい、勇気が欲しいと思っていた私には、本当にピッタリな作品だったと思います。

 

 

私が同じ”女性”だから…というのもありますが男女関係なく、めげない姿や頑張る姿に元気をもらえるはずです…!

 

 

男性に差別的な態度をとられても気にしない!っていうスタンスで、強い女性達でした。

 

 

それに、差別的な部分も明るく描かれているから繊細な方も見やすいかもしれません。

明るくユーモラスに描かれた差別

女性に対する差別が描かれてはいるんですが、それが重たく表現されているわけではありません。

 

そんな差別も偏見も吹っ飛ばす勢いで、彼女たちは前に進んでいくし…

 

男性と女性の攻防戦(?)が続く感じで笑えるし、セレブ妻の夫に対する文句も炸裂したりして面白いんです(笑)

 

 

男性達だって邪魔をすることはあるけど、ちゃんと妻を愛していたり、言い過ぎ・やりすぎの区別もついてるんですよ。

 

 

でも、だからこそ当たり前のように女性への差別を持っているのが辛い。

 

 

「女性だから」という理由だけで反対してくるし、なんなら自分達のメンツのために女性がサッカーをするのを許さない…みたいな感覚なんです。

 

 

もちろん、これは女性も同じような差別を持っていることもあると思います。

 

 

だからこそ個人の問題というより社会全体の問題なんだな…と再認識させられました。

ハッピーエンド…?(ネタバレあり)

色々と意見が分かれるような結末だったなぁ…と個人的に思います。

 

 

「納得がいかない」「切ない」「ハッピーエンド」「結果オーライ」みたいな、色々な意見があると思います。

 

個人的には、ハッピーエンドだったのかなとも思います。

 

 

ここからすこしネタバレです…↓

 

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個人的に、結末はちょっぴり切ないと思います。今までの彼女たちの頑張りが報われていない気がしてしまう…。

 

 

そう簡単に社会の考えは変わらないし、上手くいくものでもない…と言われているようでした。

 

 

その一方で”ハッピーエンド”だと思うのは男性と女性の間に壁がなくなったから。

 

 

結婚式で男女が混ざり合ってサッカーをしていた時は、きっと差別も偏見も無かったと思うんです。

 

 

今まで分かり合えなかった人たちが笑って楽しくサッカーをしている…というのが、一番良い終わり方だったのかも…と。

 

 

「歩みよれば、こうやって社会全体が変わっていけるんだよ」って教えてくれている気もしましたね。

<まとめ>王道ストーリーだけど考えさせられる

他人にバカにされたり邪魔をされても、めげずに立ち向かう…という王道のストーリーではありますが面白かったです。

 

 

フランス映画だから、フランスに詳しいともっと面白いんだろうな…。

 

 

キャラも個性豊かで、パピーというおじいちゃんキャラが私はお気に入りです。男女関係なく見守ってくれて、良い働きをしてくれました(笑)

 

 

良いキャラもいて面白いし笑えるけど、差別や偏見について考えさせられるような作品でした。

 

 

元気をもらいたい人はぜひ見てみてください…!

 

 

それでは今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました!