繊細女子の映画語り

繊細女子の映画語り

映画や、たまにドラマの感想を語っていきます。繊細さんでも見られる作品を語ります。(主観ですが汗)

《サスペンスに挑戦》感想「THE GUILTY/ギルティ」電話の向こうに隠された真実と主人公の罪。※ネタバレなし

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引用:「THE GUILTY/ギルティ」公式サイトより

https://guilty-movie.jp/sp/index.html

 

どうも、サスペンス好きな夏夜風です

見た後は疲れるのに見ちゃうよな

 

今回は前々から気になっていた

 

 

THE GUILTY/ギルティ」

 

 

という作品を語ろうと思います。

 

 

主人公は緊急通報指令室のオペレーターで、ある通報を受けて必死に事件を解決しようとしますが、手掛かりは電話の向こうからの情報だけ。

 

 

シンプルな構成ながらもハラハラさせられて、引き込まれる映画でした。

 

 

あと全体的に静かな雰囲気なので「自分、繊細だけどサスペンスが見たい…」という方にもおすすめ出来る映画だと思います。

 

 

事件の驚く真相主人公の罪について語っていきます。

 

~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2019年2月22日

 

<監督>

グスタフ・モーラー

 

<キャスト>

ヤコブ・セーダーグレン (アスガー 役)

イェシカ・ディナウエ (イーベン 役)

ヨハン・オルセン (ミケル 役)

オマール・シャガウィー (ラシッド 役)

…他

 

《真実に驚く度》

★★★★星4

《もどかしい度》

★★★★星4

《おすすめ度》

★★★★星4

~あらすじ~

緊急通報指令室のオペレーターとして働く主人公のアスガー。彼は小さな事件に対応する日々でしたが、ある日誘拐された女性イーベンから通報を受けます。

 

緊迫した状況ですが、手掛かりはイーベンから伝えられる僅かな情報と、外の音、そして犯人の息遣いだけ。その中でアスガーは必死に彼女を助けようとしますが…。

「THE GUILTY/ギルティ」の注目ポイント

  • ハラハラしてもどかしい
  • 電話の向こうに隠された真実
  • 主人公の罪

この後、注目ポイントについて詳しく語ってくぞ

どんな人におすすめ?
  • シンプルな作品が好きな人
  • もどかしい作品を見たい人
  • 他とは違うサスペンスを見たい人

ストーリーの感想

 

この映画は最初から最後まで緊急通報指令室しか映らず、部屋を少し移動するくらいしか変化がありません。

 

 

しかし、そこは問題がなく…。

 

 

ストーリーの絶妙な間の取り方、主人公の表情、電話から聞こえる息遣いや物音で、無意識に色々な想像をさせられて飽きることがありません。

 

 

シンプルなのに引き込まれるし、良い意味で、もどかしい作品でした…。

シンプルだけどハラハラして もどかしい物語

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主人公は緊急通報指令室のオペレーターであり、直接的に事件を解決することが出来ません。

 

 

しかも手掛かりは電話越しから伝えられる僅かな情報だけで、すぐに事件解決とはならない。

 

 

ずっと電話を繋げておくことも出来ないので、切れている間は何が起きているのかも分からない…。

 

 

ここがもどかしいポイント。

 

 

しかも、通信指令室や他の警官とのやり取りも上手くいかない時があって、見ていてもどかしい…。

 

でも、それがハラハラさせられる理由であり引き込まれる理由でもある

 

緊迫した事態なのに、思うように物事が進まないからハラハラするし…

 

 

だけどその分、進展があれば一気に引き込まれる…。

 

 

ストーリーの構成はかなりシンプルなんですが、だからこそ集中出来ました。

 

 

そして、最後に驚きの真実が待っていました。

電話の向こうに隠された真実

イーベンが誘拐された事件には”ある真実”が隠されているのですが、私は全く気付かず…(笑)

 

 

最後の最後に、主人公と一緒に「まさか…」と驚いていました。(笑)

 

 

でも正直、見る人によっては最初の方で予想出来ることかもしれません…。

 

私の場合は最初から先入観を持ってしまって、騙された感じです…

 

でも最初に予想出来ていたとしても問題ないのでは…?と個人的に思います…!

 

 

その理由は、この作品には大事な要素が2つあるから。

 

 

1つは「事件の真相」もう1つは「主人公の罪」なんですけど…

 

 

もちろん誘拐事件の真相も大切だけど、どちらかというと注目すべきは主人公の「罪」なんじゃないかな…と。

 

 

その要素があってこそ「ギルティ」という作品が完成されるんだと思います。

主人公の罪

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アスガーには2つの罪があるんです。

 

 

1つは気づかない間に犯してしまった罪。

 

 

事件の全体を見ようとせず、強い先入観に囚われたまま自分の正義感を振りかざしてしまった罪です。

 

 

事件の真相をちゃんと見ようとしなかったから、良かれと思ってやったことが裏目に出てしまうという…。

 

 

そして皮肉にも、その出来事がもう1つの罪と向き合うきっかけになるんです。

 

 

この映画は、主人公が犯してしまった罪とどう向き合うのか…という所も見どころの一つだと思います。

 

 

事件の真相が予想出来てしまったとしても、アスガーの葛藤や変化にも注目して最後まで見てほしいです。

まとめ<この映画が伝えたいこと>

この映画が伝えたいことを考えてみたんですが…。

 

 

人は固定概念や先入観で「悪」と「善」を決めたり「被害者」と「加害者」を決めつけたりしちゃうけど、それは大きな罪だ…ということを伝えたいのかなと思いました。

 

 

物事の全体を色々な視点から見ようとせず、一部分だけで判断するのは大きな間違いだと言われているような気がします…。

 

難しいことは分からないけど、色々な視点で見ることが大切なのかもな

 

思ったより深いことを考えさせれるような作品でした。面白かった。

 

 

なんだか今回は上手く言葉が出てきませんでしたが…(いつもですが汗)

 

 

今回はこの辺で終わろうと思います。最後までご覧いただきありがとうございました!