繊細女子の映画語り

繊細女子の映画語り

映画や、たまにドラマの感想を語っていきます。繊細さんでも見られる作品を語ります。(主観ですが汗)

《正直な感想》ネタバレなし「金メダル男」1位に取りつかれた男の結末は…?

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引用:「金メダル男」の公式Twitter

https://mobile.twitter.com/kinmedao_movie

 

どうも、1位を取ったことがない夏夜風です!

猫界ではナンバー1の夏猫だ!

 

Huluで何か良い映画がないか探していると、

 

 

金メダル男

 

 

という作品を発見して「今オリンピックやってるしな…そういうことに関する映画かな?」

 

 

と思い、見てみることに。

 

 

結論から言うとオリンピックに関係ないし、想像していた内容ではありませんでした(笑)

 

 

正直、最初が長く感じてあまり面白いと感じず…。

 

 

しかし、後半から興味を惹かれていって「これはこれで面白いな…」と。

 

 

ただ共感性羞恥心を感じられるシーンも多く、HSPさんとかには辛いかも…!

 

 

今回は、良かった点と残念だった点、そして泉一について語っていきます。

 

~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2016年10月22日

 

<監督>

内村光良

 

<キャスト>

内村光良 (大人の泉一 役)

知念侑李 (若い頃の泉一 役)

宮崎美子 (泉一の母 役)

平泉成 (泉一の父 役)

木村多江 (亀谷頼子 役)

…他

 

共感性羞恥心を感じる度》

★★★★星4

《こういう物語も悪くない度》

★★★★星4

《おすすめ度》

★★★星3

~あらすじ~

東京オリンピックが開催された1964年に秋田泉一は生まれました。普通の少年だった泉一は小学校の運動会で1位を取ったことから、1番になる嬉しさと幸福感を覚えます。

 

それから彼はあらゆる分野で1位をとり、自信にあふれた日々を過ごしますが、中学生になると1位を取れなくなります。

 

1位にこだわる泉一は迷走し続けながら学生生活を送り、やがて東京で1位になることを決めますが、そう上手くはいかず…歳月は流れ、泉一は30歳を過ぎます…。

「金メダル男」の注目ポイント

  • 前半と後半の雰囲気の差が良い
  • こういう物語も良いと思える終わり方
  • 豪華俳優の出演の仕方がすごい

この後、注目ポイントについて詳しく語っていきます

どんな人におすすめ?
  • コメディと人間ドラマが好きな人
  • 内村光良さんが好きな人
  • 最後はほっこりしたい人

ストーリーの正直な感想

 

内村光良さんが出ているし、監督や脚本も務めているということで結構ワクワクしていたのですが…(内村さんが好きなので笑)

 

 

思っていたより「面白い」とは感じず…。とくに前半はダラダラとしているような気がしました。

 

 

この映画では泉一の若い頃を知念侑李さんが演じ、30歳以降を内村光良さんが演じているのですが30歳以降からのストーリーに興味を惹かれました。

 

 

今回は、良かった点残念だった点を分けて語っていきます。

良かった点

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まず2人の演技が良かったなと思います。

 

 

とくに知念侑李さんの演技が「こういう顔とかこういうシーンをやっても大丈夫なんだ…!」と驚きつつ、笑えました(笑)

 

 

一番ツボだったのは、泉一がジャニーズのオーディションに落ちたシーン…。知念さんはどういう気持ちで演じていたのか…(笑)

 

泉一の夢見る少年感や、やさぐれた感じを表現している知念さんが良かったな

 

内村さんは「SING」を見た時も思いましたが、聞き取りやすい声をしていて、そこが良い。

 

 

演技も良くて、泉一の無邪気さと、上手くいかない複雑な気持ちが伝わってきました。

 

 

あとストーリーの前半はギャグ感が強めで、後半から人間ドラマ感が強かったんですけどその差がストーリーに興味を持たせてくれたきっかけになった気がします。

 

 

泉一が大人になってから少し落ち着いた雰囲気もあって余計に見やすくなりました。

 

 

後半はしんみりしたり見ていて辛くなるシーンもあったけど、最後はほっこりと感動。

 

 

「こういう物語も、こういう人生も、意外と悪くないかもなぁ」と思わせてくれる感じでした。

 

 

そうそう、出演者も豪華だし使い方も贅沢で、有名な俳優さん達が一瞬しか出てこないのには驚きました(笑)

 

 

私的には、鶴瓶さんの役が好きです。

 

寿司の職人さんで、厳しすぎず優しすぎず。でも泉一を見守っている感じが良かった

 

こんな感じで良い点も多かったけど、個人的に残念だな…と感じる所もありました…。

残念だった点

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正直、最初がダラダラ…としていて長く感じました。

 

 

「これは意味があるシーンなのか…?」「ここは飛ばしても良いのでは?」と思うシーンも。(実際には意味がありました)

 

 

ただ意味があったにしても、もう少し短くても良かったかなぁ…というのが個人的な感想です(汗)

 

大人になってからの方が興味を惹かれて面白いと感じたから、そこにたどり着くまでが長いかも…

 

あと前半のストーリーでは「ププ…」と笑える所もあれば、笑いのツボが合わず引き気味になるシーンも…。

 

 

「男性の方が笑えるのかな…?」と思える感じ…というか。

 

 

時々出てくる小ボケも笑えたり「それは必要ないのでは…?」となることも…。

 

 

そして、これは残念というか見ていて辛いことだったんですが泉一が迷走し続けるから共感性羞恥心を感じてしまうことも多かったです…。

 

HSPさんとかには辛いかも…私も少し辛かったです…

その他の感想<主人公・泉一について>

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※ここは飛ばしてもらっても大丈夫です!

 

 

泉一は現実を見ない人で、いつまでも夢見る少年という感じでした。

 

 

まわりとの感覚と少し違って迷走し続けるんです。(ここに共感出来る人もいれば、分からない人もいるだろうな…と思います)

 

 

彼は1つのことを極めようとしないし、堅実的でもない。だから、ふらふらっとしてしまう…。

 

 

でも、1位を取るために行動しているのは凄い。現実から目を逸らすために、やみくもに動いている気もするけど…(汗)

 

 

こんな泉一に共感出来る人もいると思います。「自分も昔はそうだった」「今の自分と重なる」という人はいるんじゃないかな。

 

 

ただ、反対に好きになれない人もいるだろうなぁ…堅実的な人とか真面目な人にとっては理解出来ない人物かもしれませんね。

 

 

私は泉一寄りの人間(夢想家タイプ)かな…?と思うので、応援したくなるけど彼がフラフラしすぎて途中からモヤモヤ(笑)

 

でも、そのモヤモヤを後半で消してくれたのが良かった。

まとめ<モヤモヤするけど応援したくなる主人公>

「金メダル男」は評価が分かれやすい作品かもしれませんが、個人的には”見てよかった映画”です。

 

 

主人公の泉一に共感しつつもモヤモヤして、でも最後は応援したくなっていて…。

 

 

何となく憎めないような愛らしい主人公だな…と感じます(笑)

 

 

あと泉一の両親が彼の意思を尊重して、否定しないのが素敵だったな。

 

 

家族愛にもほっこりしました。

 

 

さて、今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました!