繊細女子の映画語り

繊細女子の映画語り

映画や、たまにドラマの感想を語っていきます。繊細さんでも見られる作品を語ります。(主観ですが汗)

《感想》ネタバレなし「たこ焼きの詩」母と娘を幸せにするのは、たこ焼きと思いやりの心。

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引用:「たこ焼きの詩」公式サイト

映画『たこ焼きの詩』公式サイト (takoyakinouta.com)

 

どうも、大阪のたこ焼きが食べたい夏夜風です

アツアツのたこ焼きが食べたい夏猫だ

 

私、2回ほど大阪に行ったことがあって「たこ焼き食べるぞ!」って意気込んでたんですけど…結局叶わず…(笑)

 

 

そんな私の”大阪のたこ焼き食べたい欲”を刺激した映画「たこ焼きの詩」を語っていきます!

 

 

大阪が舞台になっていて、たこ焼きのお店で働く母親と、明るくて優しい娘のお話です。

 

 

結構マイナーな作品なのかもしれませんが、短いストーリーなので気分転換に見るのも良いかなと思います。

 

~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2015年6月19日

 

<監督>

近兼拓氏

 

<キャスト>

古和咲紀 (澤田花梨 役)

とみずみほ (澤田みほ 役)

サニー・フランシス (たこ焼き やん!のオーナー役)

 

《親子にほっこりする度》

★★★★星4

《たこ焼きが食べたくなる度》

★★★★星4

《おすすめ度》

★★★星3

~あらすじ~

母の澤田ふみと娘の花梨は、大阪で2人で暮らしています。家計が厳しいながらも、2人はお互いを思い合い、笑いが絶えません。

 

そんな中、家のエアコンが壊れたり、花梨が修学旅行の積立金のことを母に言えなかったり、ちょっとした問題が起きていきます。

 

しかし、そんな2人に好機が訪れ、優しさ溢れる行動を取ります…。

「たこ焼きの詩」の注目ポイント

  • 食欲をそそるたこ焼き
  • 悲しい気持ちにならない物語
  • 母と娘の「ありがとう」が心にしみる

この後、注目ポイントについて詳しく語ってくぞ

どんな人におすすめ?
  • 日常を切り取ったような物語が好きな人
  • 優しい親子にほっこりしたい人
  • 力を抜いて気分転換に映画を見たい人

登場人物

澤田花梨

大阪の団地で母と暮らす、中学生の花梨。野球が好きな明るく、元気な子です。

 

家計が苦しいため我慢することが多いですが、文句を言うことはほとんどありません。優しい女の子です。

 

澤田ふみ

夫が事故で亡くなり、花梨を1人で育てるふみ。たこ焼き屋の店長として働きますが、家計は苦しい状態。

 

ある日、エアコンが壊れてしまったり、花梨が修学旅行の積立金を黙っていたことから、働く時間を増やします。思いやり溢れる優しく、強い母です。

 

たこ焼き屋のオーナー

インパクトのある、インド人のオーナー。日本語がペラペラで、優しい性格。ふみの事を気にかけており、彼女にある好機を与えてくれます。

ネタバレ無しの感想

 

「たこ焼きの詩」がプライムビデオにあって、美味しそうなタイトルに惹かれて(笑)鑑賞してみることに。

 

 

正直なことを言ってしまうと、起承転結があるわけでもなく、ストーリーに引き込まれるというわけでもなく…。

 

 

本当に、親子の日常を切り取った映画という感じでした。

 

 

評価は分かれると思いますが、私は結構好きな作品です。

 

 

起承転結がないからこそ、大きな出来事がないからこそ、力を抜いてのんびり見られる作品です。

 

 

ただ、音楽や他の音が話している声よりも大きくて聞こえにくい所や「そのシーンは必要かな…?」と思う部分もチラホラ…。

 

 

でもそれが「すごく気になる!」というわけでは無いので、普通に見られると思います!

たこ焼きが食べたくなる映画

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「たこ焼きの詩」というタイトルだけあって、たこ焼きが出てくるシーンが多いこの作品。

 

 

とくに、ふみが働くお店のたこ焼きが美味しそうで(笑)

 

 

手さばきが慣れているから「どんな味なのかな」「美味しいんだろうな」と想像させてくれます。

 

 

家でもたこ焼きを食べているシーンがあるのですが、それにはタコが入ってないんです。

 

 

それでも楽しそうに幸せそうに2人が食べている様子を見ると「家で食べるのも良いな!」って思えてきて

 

最近寒くなって来たし、余計にアツアツのたこ焼きが食べたくなったな

 

みんなで、たこ焼きをクルクルしながら楽しく食べるのも良いですね。

 

 

それと、ふみが働くお店「やん!」は実在する所みたいです!ただ、今はたこ焼きは売っていないみたい…。

 

お店のホームページです↓

焼そば・お好み焼・鉄板焼 やん! (konayan.com)

悲しくならない物語が安心する

この物語は、本当に母と娘の日常を切り取ったような感じ。

 

 

見る人によっては凄く平凡で普通の話に思えるかもしれませんが…

 

 

でも、ちょっとした問題が起きても見ている側が悲しくなることが無いんですよ。

 

 

例えば最初に、父が亡くなったことを花梨が回想していたんですけど、最後に「アホです」と、少しコミカルに言っていたんです。

 

 

個人的にはこれがありがたかったです。

 

 

”死”というものを悲しい事として扱わないでくれると、見ている側も救われるというか…。

 

 

花梨のために朝早くから働くふみの姿や、母に気を遣う花梨の姿を見ると、しんみり来ることはあるんですけど…

 

 

それでも、お互いを思い合って過ごす2人のおかげで、心が落ち込むことはありませんでした。

 

繊細さんにとっては、安心出来る部分かな?と思います。

”ありがとう”や、ふみの言葉が心にしみる

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個人的に、ふみと花梨の会話が優しくて温かい印象でした。

 

 

とくにお互いに「ありがとう」という言葉を言っていて、なんだか素敵だな…と心にしみました。

 

 

他にも、ふみの言葉が好き。

 

 

ふみ「確かに、うちにはお金がない。

けどそれは余分なお金や、無駄なお金が無い言う意味や。

必要なお金は、ちゃんとある。

で、それはどんどん使う!」

引用:「たこ焼きの詩」より

 

こんな感じで、花梨を心配させまいと言っていた言葉が素敵でした。

 

余分なお金や無駄な金が無いって考えると、気持ちが楽になるかもな

 

他にもお母さんと娘のほっこりする会話があるので、気になる方は見てみてください!

<まとめ>絶賛映画では無いけど、心に残る作品の一つ

この映画に限ったことではありませんが、この作品は人によって評価が分かれると思います。

 

 

個人的には絶賛出来る映画ではないけど心に残る素敵な作品だと感じました。

 

 

美味しいたこ焼きと、優しい母と娘。

 

 

平凡で普通な話かもしれないけど、それでもほっこり出来ました。

 

 

74分と短めのストーリーでもあるので、気になった人は空いた時間にぜひ見てみてください!

 

 

それでは今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました!