引用:「記憶にございません!」facebook
どうも、政治って闇が深いなと思う夏夜風です
そういう難しい話は苦手な夏猫だ
今回は、ずっと気になっていたけど見るのを忘れていた映画を見てみました。(笑)
というわけで、三谷幸喜さんが監督を務めるコメディ映画「記憶にございません!」の感想を語っていきます。
政治の話って難しそうだから出来るだけ避けたいんですが…(笑)
この作品は、難しい要素は無いしコメディ要素ばかりだから気楽に見れました。
政治家のゲスさとか闇みたいなものは、リアルなのかな~…
と思いつつも、とくに風刺的じゃないし政治批判の要素が強いわけじゃないから、そういうのが苦手な人でも楽しめると思います。
~作品紹介~
<公開日>
●2019年9月13日
<監督>
●三谷幸喜
<キャスト>
●中井貴一 (黒田啓介 役)
●ディーン・フジオカ (井坂 役)
●小池栄子 (馬場のぞみ 役)
●石田ゆり子 (聡子 役)
…他
《笑える度》
★★★★星4
《ありえん度》
★★★★星4
《おすすめ度》
★★★星3
~あらすじ~
傲慢で口が悪い総理の黒田啓介はある日、国会議員になってからの記憶を無くしてしまいます。
このことはトップシークレットとなり、黒田の家族ですら事実を知らされません。しかし、黒田が優しく、弱弱しい性格になったため周囲は不思議に思います。
一向に記憶が戻らないまま政治の仕事を何とかこなしていきますが、黒田は冷めた家族関係や政治の仕事を見直そうと努力するようになり、何かが変わり始めます。
「記憶にございません!」の注目ポイント
- 黒田啓介の2つの変化
- 黒田とまわりのすれ違いコント
- 重たくない政治の世界
この後、注目ポイントについて詳しく語ってくぞ
- 理屈抜きで笑いたい人
- キャラが良い主人公を見たい人
- 主人公の変化を見守りたい人
登場人物
史上最低の総理、黒田啓介。暴言や傲慢な態度を取るような性格。ある日、演説中に国民の一人が投げた石が頭に当たり、記憶を無くしてしまいます。
それと同時に、善良で弱弱しい性格に変わってしまい、周囲から驚かれることに。最初は頼りない感じでしたが、少しづつ威厳ある姿に変わっていきます…。
秘書官の井坂は冷静沈着で、何も出来ない黒田を利用しようとする腹黒い部分が。黒田の妻とも怪しい雰囲気も…。
しかし、少しづつそれだけでは無い一面も見えていきます。
啓介の妻・聡子は少し自由人な所もありますが、傲慢な啓介に振り回されていたよう。秘書官と怪しい雰囲気を漂わせます…。
息子の篤彦は、嫌われ者の父を尊敬できず葛藤しています。非行に走る一面も。
ネタバレ無しの感想
今回はネタバレ無しで。
以前、地上波でも放送されていて気になっていたんですが、見ることを忘れていて今回やっと見ることに。(笑)
全体的にコメディであることは分かっていたので、力を抜いて楽しむことが出来ました。
だけど、個人的に感じたのは…話が長いかなと…(汗)
最初のうちは笑えたし面白くて良かったんですけど…。変わらないコメディが続いて飽きが来てしまったのかな…?と思います。
面白いんだけど、ちょっと長く感じたんだよな…(汗)
でも結末が気になったし、内容は面白いから最後まで楽しめました!
もちろん、面白いところもあるし真面目な所もあるから「退屈だなぁ」とはなりませんでした。
個人的注目ポイントも語っていきますね↓
黒田啓介の2つの変化
映画では黒田の2つの変化を楽しむことが出来ます。
黒田啓介は、傲慢な態度と暴言が注目されるような人物でしたが、頭に石が当たったことをきっかけに性格が変わりました。
気弱で繊細で優しい性格になり、今までの自分の行いに驚くようなことも。
これが1つ目の変化ですね。
次に、記憶を無くしてからは穏やかで優しくなったものの、気弱になり政治のことも忘れてしまったため、頼りない存在になってしまいます。
しかし、秘書官たちに支えられながら、自分がやってきたことや国民の思いを知ることで、少しづつ変化が見えてきます。
これが2つめの変化です。
暴言を吐き散らしていた黒田をあまり見ることは出来ませんでしたが…、
「傲慢な黒田」「気弱な黒田」「国民に向き合う黒田」の3つの性格を中井貴一さんがしっかり演じていて、楽しめました。
コメディではあるけど、途中から”国民に向き合う姿”を見せてくれるからヒューマンドラマ感が出て、良かったなと。
あと、性格の変化にも理由というか秘密があるので、最後まで見てほしいです
黒田とまわりのすれ違いコント
記憶を無くして性格もガラッと変わってしまった黒田ですが、それを知っているのは秘書官など3人だけ。
そのため、家族や他の政治家との話が噛み合いません。(笑)
「あれはあれで進めます。あれはあれですが…」って話をされても黒田にはさっぱりなので誤魔化すしかない…。
このすれ違いコントみたいなのが面白い…
記憶が無いことがなぜバレない?!と思うこともあるんですけど、バレて欲しくない気持ちに変わるんですよね。(笑)
個人的に気弱な黒田の雰囲気が好きだから、もう少し困った反応見たいな〜とか思ったり…(笑)
主人公の黒田が良いキャラをしているから、すれ違いにもイライラせず楽しめるんだと思います!
重たくない政治を楽しめる
”政治”と聞くと、個人的に重たくて難しいものに感じるんですけど、この映画は基本がコメディだから難しいことも重たい内容も無いんです。
これがこの映画の良い所かなと。
本当に難しい話が無いから素直に笑えるし、ついていけない所もないから頭を悩まされることもない(笑)
この映画では”政治の闇”ですらコメディで表現してるから笑えるんだ
登場人物の言葉の中で「実際に皆が思うことなのかな」と感じたものはあるんですけど、メッセージ性が強いわけでもなく…。
本当にこのコメディを楽しめば良いんだな!って思えます。笑
ただ、個人的に「どうなるんだろう…?」とほんの少しドキドキした部分があっさりコメディで終わったのは、残念な気持ちも…汗
《ありえん度》を星4にしたのもそれが理由。悪い意味でも良い意味でも、ありえん展開が待っているので、星4をつけました。笑
〈まとめ〉コメディ作品だけどヒューマンドラマっぽい作品でもある
全体的にコメディで多分、三谷幸喜さん特有の笑いがたくさん散らばっているんだと思います。
やっぱりその笑いが合う人と会わない人がいると思うんですけど、「理屈は抜きにしてとにかく笑いたい」という人には合っているかもしれません。
最後の方になると若干ヒューマンドラマ感も出てくるんですけど、コメディとヒューマンドラマの間を迷走しているわけじゃないので、違和感無く楽しめます。
こういう映画は、何も考えずクスっと笑いたいとか元気になりたい。という時に見ると良いかもしれませんね。
それでは今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました!