(C)2019「おいしい給食」製作委員会
どうも、ご飯大好き夏夜風です
美味しいご飯なら大好きな夏猫だ
今回は、映画ではなく”ドラマ”の感想を語っていこうと思います。
語っていくドラマは、2019年に放送されていた「おいしい給食」。劇場版も公開され、シーズン2の制作も決定した
主演は市原隼人さんで、”給食絶対主義者の先生”を熱演しています。
「給食絶対主義者?なんじゃそりゃ?」ってなるかもしれませんが、主人公の甘利田(あまりだ)は、それだけ給食を愛している人物なのです(笑)
こわくて不器用そうな男性が可愛らしい笑顔で料理を楽しんでいる作品…見てると癖になりますよ。
~作品紹介~
<放送>
●2019年
<監督>
●綾部真弥
<キャスト>
●市原隼人 (甘利田幸男 役)
●佐藤大志 (神野ゴウ役)
●武田玲奈 (御園ひとみ役)
●いとうまい子 (給食のおばさん役)
…他
《コメディ度》
★★★★星4
《美味しそう度》
★★★★星4
《おすすめ度》
★★★★★星5
~あらすじ~
1984年。常節中学校の教師である甘利田幸男は、学校の給食を何よりも楽しみにしています。「給食を食べるために学校に来ている」と言えるほどに。
彼が担当するクラスには”給食マニア”である神野ゴウという生徒がいるのですが、甘利田は神野をライバル視しています。
どちらが美味しく給食を食べられるか…どうすれば神野の思い付きを阻止出来るか…。教師と生徒の戦いが繰り広げられます…。
注目ポイント
- 1980年代の給食を楽しめる
- 先生と生徒の戦いが面白い
- 昔の給食が食べたくなる
この後、注目ポイントについて詳しく語っていきます
- 昔の給食が気になる人
- ちょっとした合間にドラマを見たい人
- はっちゃけた市原隼人さんを見たい人
登場人物
甘利田幸男は、一見すると冷たくて恐い先生に見えますが、実は誰よりも給食を愛する”給食絶対主義者”なのです。
そんな彼がライバル視しているのが生徒の神野ゴウ。自分では思いつかない発想で給食を食べている神野を見ると「負けた」と悔しがります。
神野ゴウは、甘利田が担当するクラスの生徒。口数が多いわけでもなく、どこか謎めいている存在。
そんな神野は”給食マニア”。「どうすれば給食をもっと美味しく食べられるか」を追求しており、美味しい食べ方を見つけてはドヤ顔で甘利田に見せつけています。
産休補助として常節中学校に勤務することになった御園ひとみ。優しく頑張り屋で、生徒に寄り添おうとしています。ただ、一生懸命さが空回りすることも。
給食の事ばかりで、生徒や他の事を気にしていないように見える甘利田に対して、少し冷たく接することも。
甘利田が担当するクラスは、色々な生徒が集まっています。
神野をはじめ、牛乳のふたを集めるのが好きな生徒、真面目な生徒、少しやんちゃな生徒…など、色々な子供たちがいます。
ネタバレ無しの感想
このドラマをおすすめ出来る理由と、個人的に感じた感想をネタバレ無しで書いていきます。
気軽に見られるコメディ・グルメ作品
「おいしい給食」は、コメディ、グルメを楽しめるドラマ。
他のドラマのように1時間もある作品じゃなく、24分だけなので、ちょっとした合間に見ることも出来るし、お昼の休憩でご飯やお弁当を食べながら見ることも出来ると思います。
コメディだから力を抜いて気軽に見られるし、基本ほのぼのとした雰囲気のドラマなので、気分転換に見るのにもおすすめ出来ます。
給食をめぐる熱い戦いという、人によってはくだらないと思える内容ですが、その”くだらなさ”がまた良いのです(笑)
なぜそこまで熱くなれるのか、どうしてそこまで真剣になれるのか…。毎回見るたびに笑えます。
献立も美味しそうだし「昔の給食ってこんな感じだったのか」と知ることも出来るので、興味深かったです。
市原隼人さんと佐藤大志さんの演技がたまらん
給食を愛してやまない甘利田を演じている市原隼人さん。
威厳のある怖い先生を違和感なく演じているのですが、一日一日の献立を気にする可愛らしい一面もしっかり演じていて、癖になるのです(笑)
給食が大好きなことを生徒や他の先生にバレたくないから、必死に隠そうとしているんだけど隠しきれない給食LOVEな心…。
静かに給食を愛でるんじゃなく、わりとはっちゃけながら愛でるんです(笑)
冷静な時と、はっちゃける時の落差が凄くて笑えます(笑)市原さんすごい…。
そんな甘利田を困惑させる生徒、神野ゴウを演じた佐藤大志さんの演技も素晴らしいのです。
何が素晴らしいって、甘利田に美味しい食べ方を見せつける時の”ドヤ顔”が素晴らしい。
本当に得意げで可愛いんです(笑)
普段は何を考えているか分からない謎めいた生徒なのですが、給食のことになると表情が緩んで、笑ったり悲しんでいるのが可愛らしい。
この2人の演技がお気に入りで、表情とか行動とか結構注目して見ていました(笑)
昔の給食が食べたくなるドラマ
昔の給食を甘利田達が美味しそうに食べてるからこそ、なおさら食べたくなるんだと思うんですが(笑)
第一話に登場する「鯨の竜田揚げ」とか音も良いし見た目も良いから、とにかく美味しそうで「食べたい…!」ってなりました(笑)
戦後は、鯨関連の献立が多かったみたいですね。私は食べたことがないから、鯨の竜田揚げがめちゃくちゃ気になります…。
あと、甘利田が給食を食べる時に料理の名前の由来とか、料理が出来た理由を説明してて素直に「そーなんだ」ってなるんです。
私だけかもしれないけど、こんな風に料理の説明されると「食べたいなぁ…」って絶対なっちゃうと思うんですよ(笑)
普段何気なく食べてる料理に改めて興味がわくというか!
しかも、甘利田も神野も純粋無垢な顔で美味しそうに食べてるから、なおさらなわけです…!
素直に献立の味を噛みしめてる甘利田にも影響されるし、斜め上の発想で味を楽しむ神野にも影響されるから「これ食べたい!」「この食べ方もしたい!」って脳が欲張るんです。
でも、ただ「メインの料理を食べたい」ってなるんじゃないんです。
「アルミの容器に盛った料理、瓶牛乳、コッペパンを食べたい」という気持ちになるんです。
そういう気持ちにさせる魅惑的なドラマなのです。
タイムスリップして当時の学生になって食べたいな~とか想像してたくらい。(笑)
「おいしい給食」を見て思った疑問
おいしい給食を見て純粋に疑問に思ったことがあります。
なぜ給食は「米」が出なくて「コッペパン」が常に出ていたのか。
そして、なぜ箸を使わず「スプーン」を使用しているのか。
知識も無い私は、この部分が不思議でこの年代のことを知りたいと思って、調べてみました。
1950年頃からコッペパンが当たり前の存在になっていたようです。
コッペパンは、戦後まもなくして給食の主食として定着していたようで、米はほとんど出されていなかったんですね。
定着したのは「パンの文化を日本人に馴染み深くするため」だったり「そもそもお米が多く手に入らなかったから」といった理由があるからみたいです。
だから「おいしい給食」では、お米は出てこないでコッペパンばかりだったんですね
また当時はスプーンを使う学校があったり箸を使う学校があったりなど、使用されるものがバラバラだったので、統一するために「先割れスプーン」を開発したよう。
それが普及し、給食では先割れスプーンが使われるのが当たり前になったみたいです。
このドラマを見てて「箸を使った方が食べやすそうなのに…」とか「スプーンと一緒に箸も使えたらいいのに」とか思ってたんですけど、色々な理由があったんですね。
おばあちゃん、おじいちゃん世代とか、親世代の食生活を知れるって面白いですね。
このドラマは暗すぎる話とか辛い差別とか、そういうのは一切ないから気軽にその当時のご飯事情を知れるので、個人的にはありがたい作品です。
まとめ<今後、こういった作品が増えてほしいくらい好き!>
「食」に関するドラマって色々あると思うんですけど、「おいしい給食」みたいに気軽に昔の食を知ることが出来る作品が増えてほしいなーと個人的に思います。(私が知らないだけかもしれませんが汗)
ご飯が主題で、30分とかちょうどいい時間でクスっと笑える作品は、私的に最高かもしれません。(ワカコ酒とかも好き)
「おいしい給食」は、映画もあるので見ようと思います。また感想とか語れたら…と思ってます。
あ、あと、ドラマの最終回は少しジーンとするので見てほしいです。甘利田みたいな先生が一人くらいいても良いなぁって思う感じ。
それでは、今回はこの辺で終わります。最後までご覧いただきありがとうございました!