引用:そらのレストラン アミューズソフト
どうも、レストランに行ったことがない夏夜風です…
レストランで美味しいものを食べてみたい夏猫だ
今回は、北海道のせたな町を舞台にした映画「そらのレストラン」について語っていきます。
そらのレストランは、アメリカのソノマ国際映画祭で海外映画最優秀審査員賞を受賞した作品。
日本初のことのようで、主演の大泉洋さんをはじめ、出演された方々や監督、スタッフの方々、そして北海道の人々は喜んだでしょうね。
そんな私も北海道の人間なので、何となく嬉しい気持ちに(笑)
そして、この映画は北海道を舞台にした作品なので、やっぱり景色がきれいなんです。
きれいな景色が好きな人には、ぴったりの作品かもしれません。
~作品紹介~
<公開日>
●2019年1月25日
<監督>
●深川栄洋
<キャスト>
●大泉 洋 (設楽亘理 役)
●本上 まなみ (設楽こと絵 役)
●庄野 凛 (設楽潮莉 役)
●岡田 将生 (神戸陽太郎 役)
●マキタスポーツ (石村甲介 役)
●高橋 勉 (富永芳樹 役)
●石崎ひゅーい (野添隆史 役)
●眞島 秀和 (朝田一行 役)
●小日向 文世 (大谷雄二 役)
●風吹ジュン (大谷 佐弥子役)
…他
《個人的な好み度》
★★★星3
《おすすめ度》
★★★星3
~あらすじ~
設楽亘理は家族と共に北海道せたな町で牧場とチーズ工房を営んでいました。亘理はチーズ職人の大谷雄二の元で修行していますが、納得のいくものが作れないまま時は過ぎます。
そんな時、彼らの前に有名シェフが現れ、せたな町の食材で作る料理を提供してくれることに。その料理を食べたことで、地元の食材を皆にアピールしたいと、1日だけのレストランを開くことを決めます。
亘理や彼の仲間たちは奮闘しますが、あることがきっかけで事態は変わっていきます。
「そらのレストラン」の注目ポイント
- 北海道の大自然を味わえる
- 人との絆に注目
- 食べ物や命の大切さを考えさせられる
- 北海道に行ってみたくなるかも
この後、注目ポイントについて詳しく語っていきます
- 人間ドラマが好きな人
- 人との繋がりが好きな人
- 大自然が好きな人
登場人物
亘理は、明るくひょうきんな性格でいつも冗談を言って皆を笑わせます。仕事に対しては真面目で、チーズ職人の大谷さんを尊敬し学ぼうと頑張っています。
しかし、あることがきっかけで牧場もチーズ作りもやめようと考えてしまうことに。それから仲のいい仲間とも喧嘩してしまいます…。
亘理の妻・こと絵は、物静かで、優しく夫を支えます。10年前、真冬の吹雪の中、亘理の牧場に訪れ働きたいと言っていました。その女性が妻となり母となり、家族を見守ります。
2人の娘・潮莉は父親に似て冗談を言うことも多く、みんなから愛されています。絵を描くことが好きなようで、チーズ職人の大谷さんの妻から絵を教わっています。
亘理には、愉快な仲間が3人います。美味しい野菜を作る富永芳樹、大豆を作る石村甲介、漁師の野添隆史。みんな個性的で、4人で学生のように楽しく過ごしていました。
そこに、東京からやってきた神戸陽太郎と、札幌から来たシェフの朝田一行が加わり賑やかさは増していきます…。
大谷さんはチーズ職人で、亘理たちの恩師のような存在。10年間も亘理にチーズ作りを教えており、先生と学生のようなやり取りをしています。
物静かで威厳がありますが、とても優しい人でみんなに好かれているよう。妻の佐弥子も優しい女性で、潮莉に絵を教えています。
ネタバレ無しの感想
この作品は自然や食材、命を大切にしている映画という印象。
家族で「いただきます」と丁寧に言ってるシーンや、命を無駄にしないという風なセリフから、身近にある食べ物や命をとても大事に扱っていることが分かります。
野菜農家の芳樹、大豆農家の甲介のセリフや振る舞いからもそれは感じられます。乱暴そうに見えても、食べ物を丁寧に扱って人に食べてもらうとする。
実際に農家で頑張っている人たちは、みんなそうなのかもしれませんね。
今は、食べ物の廃棄や販売出来ない事態が起きてるので、農家の方々にも食べ物にも感謝しなきゃいけない気持ちになります。
食材を無駄にしちゃうことや雑に扱うことがあったので、これを見て反省しました…汗
北海道の大自然も存分に味わうことが出来るので、自然が好きな人にはとてもおすすめです。緑がとにかくきれいだし、出てくるお家もキレイなので見ていて癒されます。
また、出てくる食べ物もとにかく美味しそうで「いいなぁ」と思ってしまうことも(笑)
北海道の良さと、食べ物の大切さを伝えてくれているように思えました。
登場人物も温かい人ばかりなので「人との絆ってとても素敵なものだな」と思えるかもしれませんね。
変な人たちだけど、とても優しいんだ
ストーリーは、最初は楽しくて明るいけど、あることがきっかけで一気に暗めになるんです。亘理が落ち込んでしまったり、仲間との喧嘩があったり…。
幸せな日常が変わって上手くいかなくなってしまうんです。だけど、それも人の優しさや、家族の愛情で良い方へ変わっていきます。
なので、挫折しながらも前向きに生きていくストーリーが好きな人にはおすすめ出来ます。
人の不器用さとか、上手くいかないもどかしさが表現されているので、共感できることもあるかもしれません。
ネタバレ有りの感想
ここからは、普通に語っていくのでご注意ください!でも極端なネタバレは無いと思います…。
人との絆が心にくる
そらのレストランは人の絆が強くて、温かい映画だなと思います。どんなことがあっても見捨てないし、優しく背中を押してくれる感じ。
亘理が牧場をやめようと考えていると皆に伝えた時に芳樹が激怒しましたが、それでも最後は亘理に寄り添って応援していたのが、グッと来ました。
あぁ、仲間っていいな…!ってなりますね
妻のこと絵だって、色々思うこともあっただろうし言いたいこともあったんだろうけど、それを飲み込んで「どこでもいいよ」「どんな仕事でもいい」と言ったのかな。
だけど、この言葉もあって牧場をやめることを留まったのかな…とも思います。
大谷さんも最後は「もう来るな」と厳しい言葉を言っていたけど、それは亘理がもう自分のチーズを作れてたからなんでしょうかね。
だけど本人は大谷さんのチーズを作りたいという気持ちが強くて、それに気づいてなかったんだろうな。
だけど、残してくれた10年前のチーズを食べて、気づいたというか、思い出したんですよね。
本当に温かい人だったな
大谷さんが残してくれた絆はとても大事なものですね。
食べ物や命のありがたみに気づく
普段、普通に手に入るものだったり身近な食べ物って、ついつい感謝することを忘れてしまうんですが…。
この映画をみて、ちゃんと感謝しなきゃいけないなと考えさせられました。どれもありがたいものなんだよなと。
亘理達が朝食を食べる時に外に向かって「いただきます」と言って、席についた後も改めて「いただきます」と言っているのがすごく素敵なことだなと。
こんな風に感謝することってなかなか出来ないというか、やろうとしてなかったので…。
シェフの朝田が料理をふるまった時に、自分が育てた羊の肉が食べられなかった神戸にも「生まれた命は大事」「残さず食べる」と言ってたのが印象に残りました。
芳樹だって、野菜を収穫してた時になすを雑に投げてしまうけど、ちゃんと拾って「すいません」って言ってましたね。
むしゃくしゃしてる時って物とかに当たったり雑に扱うこともあるけど、そういう時こそ、ちゃんと大切なものに向き合わなきゃいけないのかもしれません。
最後は北海道に行きたくなるかも
北海道の広大な自然と、魅力あふれる食べ物がたくさん映るから、見終わったあとは北海道に行きたいと思えるかもしれませんね。
私は北海道の人間ですが、せたな町には行ったことがないから興味がわきました。海もとてもきれいなようなので、心をリラックスさせるためにも行ってみたいです。
あんな場所で走ったりお弁当食べたら、最高だろうな…
せたな町で人気の「岩シュー」も気になる
また、せたな町にある「甲田菓子店」というお店の「岩シュー」というシュークリームが人気みたいなので、行った際に寄るのもいいかも。
ただし、消味期限は1時間のようなので買ったらすぐ食べないとですね!(笑)
せたな町の甲田菓子店😏賞味期限1時間のシュークリームが有名ですね😁美味しかったけども、せたなまでの距離を考えるとどうだろう…
— nari (@nari429) October 15, 2020
一緒に買ったチーズケーキ美味しかったです😋 pic.twitter.com/0TnPOZzk4D
まとめ<絆が作る幸せな物語>
意外とシリアスなシーンも多い印象だったのですが、やっぱり印象に残ってるのは幸せな家族とか、楽しい仲間との会話なので見てよかったなと思ってます。
絆が人を助けて幸せにしてくれる作品で心温まるので、色々な人に見てほしいです。命の大切さについても考えられると思うので、子供と見るのもいいかも。
それでは、今回はこのへんで終わろうと思います。最後までご覧いただきありがとうございました!