©2019「コンフィデンスマンJP」製作委員会 映画『コンフィデンスマンJP ロマンス編』公式サイト (confidenceman-movie.com)
どうも、疑い深い夏夜風です
どうも、単純な夏猫だ!
私は騙されるのがこわいし嫌なので、何事にも警戒するタイプなんです。裏があるんじゃないかと探ったり…。
でも、そんな私でも「騙されたいなぁ~」と思ってしまうものがあります…。
それは「コンフィデンスマンJP」という作品。
長澤まさみさんが演じるダー子になら、もう騙されてもいいやってなるんです。
バカなの?
そして今回、また少しばかり彼女に騙されてきました…。
というわけで今回語っていくのは、映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」…!
テレビドラマも面白かった作品だったので、期待して見てみたら…やっぱり面白かったです。
~作品紹介~
<公開日>
●2019年5月17日
<監督>
●田中 亮
<キャスト>
●長澤まさみ(ダー子役)
●東出昌大(ボクちゃん役)
●小日向文世(リチャード役)
●小手伸也(五十嵐役)
●竹内結子(ラン・リウ役)
●江口洋介(赤星栄介役)
…他
《個人的な好み度》
★★★★★星5
《おすすめ度》
★★★★星4
~あらすじ~
大きな獲物を探していたダー子は、香港の女帝ラン・リウを次のターゲットにすることを決めます。
ランが持っているとされる伝説のパープルダイアを手に入れるため、これまで一緒に仕事をして来たリチャード、ボクちゃん、そしてひょんなことから出会ったモナコと共に香港に向かい、計画を進めます。
しかし、突然現れた天才詐欺師のジェシーによって、計画は邪魔されてしまいます…。
「コンフィデンスマンJP ロマンス編」の注目ポイント
- 俳優陣の演技が良い
- 最後に騙される
- 種明かしが一番面白い
- 2回見るともっと面白い
この後、注目ポイントについて詳しく語ってくぞ
- 痛快コメディが好きな人
- 楽しく騙されたい人
- 独特なキャラクターが好きな人
コンフィデンスマン(登場人物)の紹介
自信満々でとにかくポジティブな天才詐欺師・ダー子。彼女が見ているのはいつもお金。今回も手の込んだ計画で派手に儲けようと考えます。
色気が無く浮いた話も無い彼女ですが、今回は昔の男性の存在が…。そんな彼を騙すのか、騙されるのか。ココも注目のポイントです。
正義感が強く、とにかくお人好しな詐欺師・ボクちゃん。見た目は良いし優しい性格なのですが、ダー子と同じで色仕掛けは苦手。
ロマンス編で香港の女帝を落とそうとしますが、ある男性に邪魔されてしまいます。しかし、ボクちゃんが活躍する場面が多いのでそんなところも見どころです。
ベテラン詐欺師のリチャードは落ち着いた優しい男性。ただ、ダー子のようにはしゃぐ所があるので、可愛らしい印象も。
ロマンス編では派手なアクションは無いかもしれませんが、陰では大活躍。
ひょんなことからダー子の弟子になったモナコ。詐欺師と言えるほどの経験は無いようなのですが、計画のために一生懸命行動します。
モナコはとても重要な立ち位置で、計画を進めるために必要な存在となっています。
ダー子の昔の男というのがジェシー。ジェシーはダー子の元恋人だと話しますが、彼女はそれを否定。容姿も良く女性の心を理解しているため、女性を狙った詐欺が得意。
今回もラン・リウに近づき伝説のパープルダイアを狙おうと考えます。
日本のヤクザ赤星栄介は、過去にダー子達に騙されたことがあり、その恨みを晴らすため探し出そうと企みます。
裏で静かに動いているため出てくる場面は少ないですが、こわいオーラが印象的です。
注目ポイントとストーリーの感想
今回、騙される気満々で見たのですが見事に楽しく騙されました。登場人物が面白くてニヤニヤしながら見てました(笑)
コメディを楽しむ気分で気軽に見るのも良いし、私みたいに騙されることを期待して見るのも良いんですよね。
俳優陣の演技が良い
コンフィデンスマンJPの作品を見るたびに思うのは、ダー子を演じているのが長澤まさみさんで良かったなということ。
私はダー子が好きなのですが、長澤まさみさん以外だったらこんなに魅力を感じてたかな…?と思うんです。
本来、色気は出せると思うんですが、ダー子を演じている時は全く色気が無いのが凄いなと…。色仕掛けが苦手なのにも納得出来ちゃんですよね。
反対に、三浦春馬さんが演じるジェシーは色気というか、とにかくカッコよさが凄い。(語彙力低下)
容姿が良いというのもありますけど、笑い方とか喋り方が「確かに騙されちゃうかも…」と思ってしまう感じで…。スマートだなと。
私が単純なだけかもしれませんが…汗
三浦春馬さんが演じたから、ここまでかっこよく感じるし違和感が無いんだと納得させられます…。
最後の方で情けなくなるのもまた良いですね。赤星に蹴られている時に「顔はやめてっ」って言ってたのがお気に入りのシーンです。
竹内結子さんも凄いですね。冷酷と言われる氷姫を演じながら、本当の恋を夢見る女の子の一面も見せる…けど結局それも演技という…。
最後にみんなでパーティーをするシーンで出てきた時は、なんだか嬉しくなりました。
あと、個人的にはボクちゃんも好きです。あの棒読み感がまた良い(笑)
東出昌大さんは容姿も良いから二枚目キャラとか全然できるのに、ボクちゃんの時はそういう感じでも無いんですよね。ちょっと頼りなさそうで可愛い感じ。
最後の最後に騙される
コンフィデンスマンJPって最後の最後に騙されるんですよね。予想してなかった展開になって「そういうことだったんだ」ってなるんです。
今回もまさにそれでした。
ネタバレになるのですが、正直、ダー子が皆を裏切ってジェシーと一緒に逃げるのは、裏があるんだろうなと思ってたんです。
何か考えがあってそうしてるのかなと。だから赤星がヘリに乗ってた時も、この状況を乗り切れるんだろうなと予想してたんです。
結果的にはまさにダー子の計画通りに進んだわけです。
でもまさか、ラン・リウすら偽物だったと思わなかったんです…。騙されるランがめちゃくちゃ可哀想だと思ってたのに…。
ジェシーは、狙っていた相手に逆に狙われていたということなんですよね。そしてまんまと騙された。
ジェシーも赤星も最初から騙されていて、ダー子達の手のひらで転がされていたんだな
あと、元夫のコウカイトウも偽物だったのも驚き。まさかリチャードが演じてたとは…。
というか、ランの家も商店街も嘘だったということですよね。かなりお金が掛かっている…(笑)
ダー子達と一緒に行動していたモナコでさえ、まんまと騙されていたのは凄いですね。
そういったことを知るのって楽しくて。
だからこそ、一番面白いのは種明かしかなって個人的には思います。
こういう真実があるって知るのも面白いし痛快だけど、ダー子達の言動が良いんですよね。
個人的に好きなのは、ダー子がジェシーを撃った時のボクちゃんの行動。
計画を知ってるから、笑顔でリチャード達に手を振るんです。そのあと自分の胸を叩いて「ハ…ッ」ってわざとらしい声を出し、モナコに「ダー子を追いかけよう」と真剣な顔で言うんです。
ここが凄くお気に入り(笑)
2回見るともっと面白い
1回見て満足する人もいるかもしれませんが…。(真実も分かったわけですし)
ただ、もう一度見ると「なるほどな~」と思うシーンがあるんですよ。真実が分かったからこそ、人物の動きが理解できるというか。
例えば…市民が描いたラン・リウの似顔絵は、彼女の右目に星マークが付いてるんですけど、これは本物のランを示してたってことなのかなと。(本物は右目に眼帯をしてるから)
最初のシーンで、五十嵐が皆に画像を見せながら彼女について説明をしていた時、本物のランがチラチラ見てるのも2回目で気づきました。
あと、コウカイトウから情報を得たモナコとボクちゃんが帰って来た後に、リチャードも帰ってくるんですが…。
顔に付いたものを取りながら部屋に入ってくるんです。
これは多分、コウカイトウの変装用に使った顔を取ってるんですよね
コウカイトウはリチャードが演じてるって伝えてるんだろうな
そして、必要以上にモナコが現れるのも意味があるんですよね。
ジェシーに情報を送るモナコが状況を知らないといけないから、アクションを起こす時は絶対にモナコがいるんだと思います。
モナコはかなり重要な人物だったということですね…。
まとめ<誰もが楽しみながら騙されるコンフィデンスマンJP>
今回は「コンフィデンスマンJP ロマンス編」を語ってみました。個人的には凄く好みの作品なので楽しめました。私は誰もが最後まで楽しんで騙される映画だなと思います。
こういう作品こそ、ネタバレ無しで見ると面白いですよね。
暗い話になってしまうかもしれませんが、正直、今回三浦春馬さんや竹内結子さんの演技を見て、もっと色々な作品で見たかったなと考えてしまったんですが、残してくれた作品を純粋に楽しむことが一番だなと思いました。
恋愛詐欺師の「ジェシー」と、ダー子にとっての「スタア」が私にとってお気に入りの存在になりました。
作品自体が好きだし愉快な登場人物を楽しむために、これから何度も見ると思います。
それでは今回はこれで終わろうと思います!最後までご覧いただきありがとうございます。