どうも、音楽が大好きな夏夜風です
皆さんは音楽がお好きですか?(嫌いという人はあまりいないかもしれませんが…。)
そんなお好きな方におすすめの映画があるのですよ…。
今回は、音楽を題材とした映画「はじまりのうた」について語っていこうと思います。
主題歌の「lost stars」がアカデミー賞歌曲賞を受賞した作品だ!
出典:はじまりのうた フェイスブック
とにかく音楽が良いんです…。きれいな歌声と、明るくて楽しい曲やちょっぴり悲しい曲を楽しめるのが、この映画の魅力。
ストレスがたまった時、悲しいことがあった日に見ると、いつの間にか元気をもらえています。
~作品紹介~
<公開日>
●2015年2月7日(日本)
<監督>
●ジョン・カーニー
<キャスト>
●キーラ・ナイトレイ (グレタ 役)
●マーク・ラファロ (ダン 役)
●ジェームズ・コーデン (スティーヴ 役)
●ヘイリー・スタインフェルド (バイオレット 役)
●アダム・レヴィーン (デイブ 役)
…他
《個人的な好み度》
★★★★★星5
《おすすめ度》
★★★★星4
~あらすじ~
愛していた恋人に浮気されたシンガーソングライターのグレタは、悲しみに暮れて友人のスティーヴを頼ることに。スティーヴは、彼女を励ますためにライブバーに誘います。
そこで、グレタが自分で作った曲を披露することに。お客は見向きもしませんでしたが、一人の男性だけは彼女の曲に魅力を感じていました。
その男性は、家庭も仕事も上手くいっていないプロデューサーのダン。彼はグレタに契約したいと話を持ち掛けます。彼女は一度は断りますが、ダンと契約することに。
2人はアルバム制作することを決めますが、録音スタジオは使用せずにニューヨーク中を移動しながら、外で録音するという奇抜な方法を選びます。
ダンは制作に必要なバンドの仲間を集め、アルバム作りをスタートさせますが…。
「はじまりのうた」の注目ポイント
- 音楽を楽しませてくれる
- ワクワクするようなシーンが多い
- スティーヴの役割が良い
- 登場人物の心境の変化に注目
- グレタとダンは恋をしていた…?
下記で詳しく注目ポイントを語っていきます
- 音楽が好きで楽しみたい人
- 勇気づけられたい人
- ワクワク、ドキドキしたい人
- 人の暖かさを感じたい人
登場人物
恋人のデイブに裏切られ、悲しみに暮れる主人公のグレタ。作曲の才能はあるものの「売れたい」とか「有名になりたい」という気持ちが薄く、自分の曲を好きなように作りたいという意思があるよう。
さっぱりとした性格で思い切りも良く、見ていて楽しい人物です。演じられたのは、キーラ・ナイトレイなのですが、歌声がきれいだし可愛らしい印象もあって、歌唱シーンは聞き惚れてしまいます。
過去の悲しい出来事によって精神的に不安定になり、仕事も家庭も上手くいっていない音楽プロデューサーのダン。音楽のやり方や言葉が乱暴にも思えますが、本来の彼は優しい人。
少し恐そうな人にも思えますが音楽に対する気持ちは強く、アルバムの制作をしている時はとても楽しそう。
グレタの友人で、売れないミュージシャン。優しい人物で、グレタを慰めて見守ります。この映画では重要な人物であり、彼がいなければ物語が始まりませんでした。
明るく陽気な性格で、個人的には魅力的なキャラクターだと思っています。
ダンの娘。家庭環境が複雑で思春期ということもあり、学校生活も上手くいっていないようで、心に問題を抱えているようです。
ギターをやっていますが上手とは言えない腕前。しかし、アルバム制作に参加してギターを演奏するシーンはとても楽しそうで、彼女が曲を一層魅力的にしてくれました。
グレタの恋人でしたがデイブが浮気をしたことで別れてしまいます。歌の実力と人気はありますが「売れたい」という気持ちが強くなったようで、恋人だったグレタの知らない一面が見えてきます。
演じられたのは人気バンド「マルーン5」のボーカル、アダム・レヴィーン。歌唱シーンは圧巻で、浮気したとかそういった事は忘れてしまいます…(笑)
注目ポイントについて詳しくご紹介
個人的に良かったなと思う注目ポイントを語っていきます。最後に、疑問に感じた部分についても考えて語っています。
とにかく音楽を楽しませてくれる
音楽を題材とした映画なので、音楽を大切に扱うことは当たり前だと思うのですが…。
とにかく「音楽を楽しむ」という気持ちが大きいように思えました。
アルバムの制作をしている時の皆は、まさにそれで、とにかく楽しんで作っている印象があります。
自分流に楽しみながらも、音楽への愛とリスペクトは忘れないという感じかな
だから見ていると、こっちも楽しくなってくるんですよね。曲を録音してるシーンとか、体がノリノリになってたり(笑)
ダンとグレタがお互いのプレイリストを聴きながら、歩いたり踊ったり、街を眺めていたりするシーンも音楽の良さを存分に味わってる気分になります。
また、キーラ・ナイトレイの歌声も良く、曲も良いため何度も聴きたくなるし、見たくなります!
ワクワクするようなシーンが多い
物語の最初は主人公たちの辛い部分が映し出されていましたが、途中からはワクワクするような場面がたくさんありました。
ニューヨーク中を利用したアルバム制作の始まりから、一気にそういうシーンが多くなって楽しくなります。特に、録音している間は好きです。ダンの娘のバイオレットが録音に参加した所がお気に入り。
あと個人的に好きなのは、ダンとグレタが有名ラッパーのドラブルガムと会ったシーン。ドラブルガムは即興でラップを披露するんです。
次のムーヴを待つ?次のグルーヴに期待?自分らしく行けよ もがき続けて探すサウンド 遊びじゃないぜ 正しくなくても間違ってても 道は長いさ 次の一歩は君だけの強さ
(引用元:はじまりのうた)
これは、ダンに対してのメッセージだと思うのですが、色々な人に刺さるのではないかと…。
”正しくなくても間違ってても道は長いさ”が個人的には好きだな
また、上記で少し触れましたが、ダンとグレタがお互いのプレイリストを聴き合って街を歩くシーンもワクワクして楽しいんです。
途中でグレタが「踊ろう」と言ってクラブに移動するのですが、2人はプレイリストの曲を聴いて踊っているんです。まわりの人とは違う曲で踊っていて、本当にダンとグレタだけの世界になっていてお気に入りの場面なんです。
スティーブの役割がとても良い
私は何度かこの映画を見ていますが、グレタの友達であるスティーヴの立ち位置が良いと見るたびに思います。陽気で優しくて、とても良い印象を残してくれるんです。
特に恋人に裏切られて傷ついたグレタに優しく接するところが魅力的。
それに、彼がいなかったら物語が始まっていないんですよね。スティーヴがグレタをライブバーに連れていかなかったら、ダンとも出会ってないわけで…。
あと彼の一言で、グレタはデイブへ送る曲を作るんです。それをきっかけに2人は再会し、言い争いはあったものの、デイブはライブに来てほしいと彼女を誘います。
ライブでは、グレタが作った曲をデイブが披露し、とても盛り上がります。それを見た彼女はどれだけ自分の曲が愛されているか気づくんです。きっと自分がやってきたことに自信が持てたと思うんですよ。
自分なりのこだわりもあるし、売れるために曲を作っていたわけではないので…。
だから、スティーヴが何気なく「歌詞を書け」と言ったことは、とても良いきっかけだったのかなと思います。
登場人物の心境の変化
ダンやグレタは、暗い過去や出来事を抱えています。ダンは昔のある出来事によって精神的に不安定になり、家にも戻れていません。
また、ダンの娘のバイオレットも、思春期だし家庭環境が複雑ということもあって、どこか不満そうで自分を大切に出来ていない印象があります。「寂しい」「愛が欲しい」という気持ちがあるからか、好きではない相手と関係も持ってしまうようで…。
だけど、そんな彼女もグレタ達と関わってバンドに参加するようになってから、変わるんです。少し無愛想だったのが柔らかい雰囲気になるんですよ。
自分を大切にしてくれるようになったら嬉しいですね
そして、ダンも最初と最後では雰囲気が違うようにも思います。最初はとても荒れていて乱暴者のようにも見えましたが、最後は優しい表情をするようになるんです。本来の彼は暖かい人なんだと想像出来ます。
グレタとダンは恋をしていたのか?
2人がお互いのプレイリストを聴きながらニューヨークを歩いた後、スティーヴの家に行くんです。一瞬、良い雰囲気になりそうなのですが…。
そこで、ひょこっとスティーヴが現れ、その瞬間2人は「あ…、いたのね」みたいな反応をするんです(笑)
その後、恋人同士に発展するわけでは無かったのですが、一瞬だけでも恋をしていたのかな…と疑問に思いました。
もしかしたら、本当に恋に落ちそうになっていたのかもしれませんが、プレイリストを聴いていた時にダンが言った「音楽の魔法だ」という言葉のように、音楽を楽しんでいたグレタとダンは魔法にかかっていたのかなと。
音楽の魔法によって2人でいる空間が輝いているように見えて、お互いにこれが愛だと勘違いしたのかもしれないですよね。
音楽と街並みの雰囲気に酔っていた…かも?
だけど、最後には2人ともまた違う本当の愛に気づき、それぞれの道を選んだのかな…と。
これも、スティーヴがいたおかげで2人は微妙な関係にならずに済んだのかもしれませんね。
まとめ<音楽の魔法によって癒されていく心>
音楽が平凡な日常や暗い世界を、特別なものにしてくれることってありますよね。
いつも見るバスや電車からの風景だって、音楽を聴きながら眺めると新しいものに感じる。暗いことや悲しいことが起きた時も、音楽に励まされることもある。
まさに魔法ですね。
この映画を見みると、人にとって音楽は不可欠な存在だと改めて感じます。
傷ついても悲しくても魔法によって心が癒されていくのは、昔も今も変わらないのかもしれません。
そう考えると本当に音楽は不思議な存在ですね
あとグレタやダンが楽しそうにアルバム制作をしているシーンを見て、音楽って楽しむものだよなと思いました。
流行りの曲や昔から人気のある曲はいっぱいあるけど、自分が一番気に入るものを大切にして楽しみたいですね。
なんだか音楽語りみたいになりましたが…(笑)
この映画は本当に励まされるし癒しをくれるので、とてもおすすめです。見たことが無い人や、一度しか見てないという人がいたら、良ければ何度も見てみてほしいです!
それでは今回は、これで終わろうと思います!最後までご覧いただきありがとうございます。