繊細女子の映画語り

繊細女子の映画語り

映画や、たまにドラマの感想を語っていきます。繊細さんでも見られる作品を語ります。(主観ですが汗)

《感想》ネタバレなし「ねこにみかん」タイトルからは想像できなかった家族の重い話。

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引用:「ねこにみかん」公式サイト

http://nekonimikan.com

 

どうも、最近みかんを食べている夏夜風です

甘いみかんに当たると幸せ倍増だな

 

この間ホラーを見て心が疲れたので(笑)

 

 

ほのぼのした映画を見ようかなーと思って、

 

 

ねこにみかん」という作品を選んだんですが…。

 

 

思っていたより重たい話だったし、すこーしドロドロ感もあって繊細にはきつい映画でした…。

 

 

一夫多妻で3人の子供は腹違いの同級生。そして誰とも血が繋がらない長男…という複雑な家族のお話。

 

 

これは賛否両論、色々な意見が分かれる内容だと思いました。

 

 

「家族ってなに?」って考えたことがある人には共感出来る部分もあるかも…。

 

~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2014年3月22日

 

<監督>

戸田彬弘

 

<キャスト>

黒川芽以 (真知子 役)

大東駿介 (智弘 役)

上野山正一郎 (チチ 役)

児玉里美 (ママ 役)

…他

 

《意外と重い度》

★★★★星4

《人を選ぶ作品度》

★★★★星4

《おすすめ度》

★★★星3

~あらすじ~

婚約者の智弘の実家に連れられた真知子は、彼の家族の、複雑でいびつな関係性を知らされます。

 

父は1人、母親が3人、腹違いで同級生の子供が3人。そして、誰とも血のつながらない智弘。

 

家族は「それぞれを認め合うルール」を守っていましたが、1人1人が色々な問題を抱え、それに耐えられなくなった真知子は…。

「ねこにみかん」の注目ポイント

  • 複雑でいびつな家族
  • 田舎の風景と真知子の存在
  • 家族って何?

この後、注目ポイントについて詳しく語ってくぞ

どんな人におすすめ?
  • 複雑な家族の作品を見たい人
  • 家族について考えたことがある人
  • 自分には無い考え方を見つけたい人

ストーリーの感想と人物紹介

 

まず「ねこにみかん」というタイトルからは想像できなかった、複雑な家族の話で驚きました…(笑)

 

 

父が1人、母が3人、腹違いの子供が3人。誰とも血が繋がらない長男…。

 

 

複雑すぎる…ので、まずは人物紹介を軽く。

 

 

チチ:智弘を含め、子供たちの父親。

 

ママ:家事全般を担当する母。

 

カカ:スナックを経営している母。

 

ハハ:高校教師の母。

 

隆志:次男17歳。ハハの子供。

 

由美:長女17歳。ママの子供。

 

さやか:次女17歳。カカの子供。

 

智弘:チチとも3人の母親とも、血のつながりが無い。(色々と訳がある)

 

真知子:智弘の婚約者で、彼の家族を理解しようとしますが…。

 

 

という感じですね…。

 

 

チチが同時期に3人の女性を妊娠させてしまった結果、こういう家族の形になっています。

 

 

「父親最低じゃん」と思うかもしれませんが、ただただ最低…というわけではないんですよね…。

 

 

いわゆるハーレム状態では無いので…。

 

 

複雑でいびつながらも、なんとか家族として過ごしている7人。家族ってなに?と思えるようなストーリーでした。

いびつな家族の関係

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この映画の内容は、人を選ぶようなものだと思います。

 

 

少しは共感出来る人もいれば、とことん理解出来ない…という人もいると思います。

 

 

だって簡単に言うと一夫多妻ですもんね…。

 

 

ただ、上でも書いている通り、ハーレムみたいな状況ではありません。

 

 

チチも母親3人もやるべきことをやっていて、それぞれに責任を感じながら過ごしているんです。

 

 

でも、子供たちはお互いに付かず離れずだし、親に本音を言えない状況でもあります。

 

 

母達には、他の男性の存在も見え隠れしていて…。

 

子供たちは、そんな親を見て苦しんでいるんだよな

 

見ていて辛くなるし重たい気持ちになりましたね…。

 

 

でも、それを和らげてくれたのが田舎の風景でした。

田舎の風景と真知子の存在

重たいストーリーを緩和してくれたのが、のどかな田舎の風景でした。

 

 

舞台は有田みかんで有名な、和歌山県有田川町

 

 

たびたび映る風景に癒される瞬間もありました。

 

 

都会の喧騒があったら余計に重たく感じそうだから、田舎が舞台で良かったな…とは思うんですが…。

 

 

でも、きれいで静かな場所だからこそ、わびしさを感じる時もあって…。

 

とくに子供たちの葛藤や辛さを表現するのには十分…という印象がありました

 

そして、ストーリーにも家族にも大切な存在となるのが、真知子です。

 

 

彼女は思ったことを素直に言う性格で、3人の母に「面白い」と言われます。

 

 

最初は智弘の家族と上手くやっていこうとは思いますが…

 

 

いびつな家族の関係性と、子供たちの苦しみに気づいてから、彼女の気持ちが限界を超えます。

 

 

そんな真知子の言動が家族を変えるきっかけになります…。

 

 

…個人的に、きっかけを与える真知子すごいな…と思いました。家族に向き合おうとしているってことですもんね。

 

 

智弘の家は、いわゆる一般的な家族からは逸脱しているかもしれませんが…

 

 

でも「家族ってなんだろう?」「普通の家族ってなに?」とボンヤリ考えてしまいました。

家族ってなに?

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家族の定義は、人それぞれ異なりますよね。

 

 

 

血のつながりがあるなら家族?血は繋がらなくても家族?

 

両親がそろってやっと家族?片親はだめ?母が2人、父が2人はオカシイ?

 

じゃぁ、一夫多妻はどうなの?一妻多夫は?

 

 

 

色々な考えがあると思いますが…

 

 

智弘の家族は、一般的に家族とは認められないんですかね…?

 

 

両親がいて子供がいて血が繋がっているけど、いわゆる家族として機能していない家もあるわけで…。

 

 

それでも家族なの?

 

どんどん思考の沼にハマっている気がするぞ…

 

智弘の家では「ただいま」「おかえり」を言い合えるのが家族…という定義になっているのかなと感じました。

 

 

どんな形や関係性であれ、お互いを受け入れて、お互いの帰りを待って、皆が待つ家に帰る…というのが家族っていうことなのかな。

 

 

なんか色々語ってますが…(笑)

 

 

正直、智弘の家族が現実から逃げていること、関係性が複雑なこと、それでも家族でいること…には割と共感が出来ます…(汗)

 

 

だから「ねこにみかん」を見て、ついつい”家族ってなに?”と考えてしまいました。

<まとめ>きれいな終わり方ではなかったかもしれない

私は、この家族の関係性を受け入れることが出来ましたが…。

 

 

それでも「んん…?」となるシーンや理解出来ない部分もありました。

 

 

個人的にはキレイな終わり方でも無かったと思うし、少し無理やりに”良い話”感を漂わせている気がしました…。

 

 

でも、今まで見たことがないような作品で興味深かったし、見て損はないと個人的に思いました。

 

 

ほのぼの作品ではないし、家族で見れるような作品でもありませんが、気になった方は鑑賞してみてください。

 

 

それでは今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました!

《ホラーに挑戦》感想「としまえん」遊園地を舞台にした、ビビりでも見られるホラー映画。※ネタバレなし

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引用:「映画 としまえん」公式サイト

https://www.toshimaen-movie.com

 

どうも、ホラー映画は苦手な夏夜風です

ビックリするような音がこわいよな

 

いきなりですが、今月は週に1度ホラー映画を見てみようかと思っています…!(笑)

 

 

繊細でビビりでホラーに触れてこなかった私にとっては、かなりの挑戦です…。

 

 

なのであまり怖くないものを選んでしまいますが…ビビり&ホラー初心者の私なりに感想を書いていこうと思っています。

 

 

そして1番目に選んだのは「としまえん」です。

 

 

ホラーが苦手な私でも最後まで見れました…!(所々、目をつむってたけど!)

 

 

ビックリする所はあるけど意外と平気だったし、正直、残念だったところが多いかも…。

 

~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2019年5月10日

 

<監督>

高橋浩

 

<キャスト>

北原里英 (早希 役)

小島藤子 (杏樹 役)

浅川梨奈 (千秋 役)

松田るか (亜美 役)

さいとうなり (かや 役)

…他

 

《ホラー度》

★★星2

《ビビりでも見れる度》

★★★★星4

《おすすめ度》

★★星2

~あらすじ~

早希は、高校生の時に仲の良かった友達と、遊園地の「としまえん」に遊びに行きます。

 

そこには都市伝説が囁かれており、それを実行してしまった友達の1人が消えてしまいます。

 

みんなで彼女を探しますが、やがてそれは呪いのせいであることに気づきます…。

としまえん」の注目ポイント

  • ホラー初心者でも見れる
  • 人間の闇を感じる

この後、注目ポイントについて詳しく語っていきます

どんな人におすすめ?
  • ホラーに慣れていない人
  • ホラーに挑戦してみたい人
  • 人間のドロドロさを感じたい人

ストーリーの感想

 

ホラー初心者の私でも見れた「としまえん」でしたが…。

 

 

正直、演出に冷めてしまう部分があったり「ギャグ…?!」と思ってしまうシーンもありました…。

 

 

ストーリーも「がっつりホラー」というわけじゃなかったから私的には良かったんですが、ホラー好きな人は物足りないかも…。

ビビりや初心者でも見やすいホラー映画

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あまり恐くないホラー映画をネットで探して「としまえん」を選んだんですが…。

 

 

ビビりや初心者でも鑑賞しやすい作品でした。

 

 

ただ、私が根っからのビビりということもあって、目をつむりながら見てた瞬間もあります(笑)

 

 

だけど、びっくり要素も少ないし「ビクッ!」とはなるけど意外と平気かな…という感じ。

 

正直オバケもこわくなくて、演出の仕方も冷めてしまうような、ちょっと残念な感じでした…。

 

ホラー好きの人からの評価は低いかもな…

 

でも、ホラーを見たことが無い人だったら、ちょっとした恐怖体験が出来るのでオススメです(笑)

 

 

おばけの恐さを感じるより、人間の闇というか恐さを感じるストーリーなので、ビクビクせずに見られます。(笑)

ホラー要素より人間の闇を感じる

ホラー要素が少なめかな…と個人的には感じています。

 

 

そもそもホラーを知らないので、多いのか少ないのか分かっていませんが(汗)

 

 

そういう怖さよりも人間の闇を感じるようなストーリーでした。

 

 

主人公の早希を含めた5人の女性たちは、すごく仲が良さそうに見えるけど…意外とドロドロとした感情を持っていて…。

 

 

追いつめられると、そういう部分が出てくるんですよね。

 

 

だから表向きの友情を見せられているというか…。

 

悪い人達じゃないんだろうけど、そういう一面が出てくるんですよね…

 

優しさがあるようで無い…みたいな(笑)

 

 

こういう要素が苦手な方や繊細な方には、この映画はオススメ出来ないかも…。

 

 

あと物語では、彼女たちが知らないうちに誰かを傷つけていて、それが自分達を苦しめることになるんですが…。

 

 

こういうことは誰にでも起こりえる要素でもあるので、そういう部分はゾクっとしました。

 

 

でも他は…残念だった部分が多いです…。

残念に感じた部分

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上でも少し語っていますが、ビビりの私でも冷めてしまうような、ちょっと残念な演出とかがあったんです。

 

 

予告を見てもらうと分かるんですが、最初に動画配信をしている男女が映るんですけど、その演出もこわいようで恐くない…みたいな…。

 

 

”恐がらせようとしてる”ことは分かるんですけど、それが逆に冷めてしまう原因になっている気がしました(汗)

 

 

「ギャグ…?」と思えてしまう謎のシーンもあって…。

 

 

主演の北原里英さんの演技も後半までは違和感が無かったのに、恐怖を伝えるためか、大げさな演技になっていて…。

 

 

というかホラー映画はこれが普通なのかもしれませんが…

 

 

見ている側としては、恐怖がそこまで伝わってこないから、わざとらしく感じてしまったのかもしません…。

 

主人公達が取った行動も謎だったりしたな

 

その行動必要かな?と思える感じですね…。

<まとめ>ホラーゲームだったら面白く感じたストーリーだった…かも?

見終わって思ったことは、ホラーゲームとかだったら面白く感じたのかな…という…。

 

 

ホラーゲームも苦手だから出来ないんですけど、実況動画はたまに見ていて(笑)

 

 

だからか「こういう演出も話の進み方も、ゲームだったら面白く感じそうだな」と考えてしまいました。

 

 

正直、繊細さんにもホラー好きさんにもオススメは出来ないかもです…(汗)

 

 

だけど、初のホラー映画ということもあり、思ったより楽しく鑑賞させてもらいました!

 

 

1時間ちょっとで見れるので、気になる方はお暇なときにぜひ。

 

 

それでは今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました!次週はもう少し難易度を上げてみようかな…。

《感想》「クイーンズ・オブ・フィールド」男女差別をユーモラスに描いたサッカー映画 ※後半ネタバレ

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引用:公式Twitter

https://mobile.twitter.com/qof_movie

 

どうも、最近メンタルが弱っている夏夜風です

世の中が不安定だもんな

 

ここ最近、ニュースで色々な情報が流れていますが、どれも不安になることばかりでメンタルが弱ってしまいます…。

 

 

どうにか心を元気にしたいと思い、今回はコメディ映画を選んでみました。

 

 

クイーンズ・オブ・フィールド」というフランスの作品です。

 

 

ストーリーには男女差別の要素があり、女性がバカにされること、妻としての仕事を果たすこと…など重たい部分があります。

 

 

しかし全体的に明るくユーモラスに描かれているので繊細さんでも見やすい内容かもしれません。

 

 

彼女たちのパワフルさ、勇気、頑張りに、元気をもらえる作品です。

 

 

結末はハッピーエンドなのか、そうではないのか…なども語っていきます!

 

~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2021年3月19日(日本)

 

<監督>

ハメド・ハムディ

 

<キャスト>

カド・メラッド (マルコ 役)

アルバン・イバノフ (ミミル 役)

セリーヌ・サレット (ステファニー 役)

アンドレ・ウィルム (パピー 役)

ロール・カラミー (カトリーヌ 役)

…他

 

《女性の奮闘度》

★★★★★星5

《笑えつつ考えさせられる度》

★★★★星4

《おすすめ度》

★★★★星4

~あらすじ~

90年続く伝統あるチームSPACが試合中に乱闘騒ぎを起こしてしまい、出場停止に。しかし、このまま出場できなければSPACは存続できない危機が…。

 

そこで立ち上がったのは彼らの町の女性たち。夫や男性達は”バカげている”と反対しますが、監督のカミロは彼女たちと奮闘します。

 

しかし、練習を妨害され、夫達の不満も膨れ上がるなど、順調には進みません…。

「クイーンズ・オブ・フィールド」の注目ポイント

  • 勇気をもらえる女性達のがんばり
  • 明るく描かれた差別
  • 最後の結末

この後、注目ポイントについて詳しく語っていきます

どんな人におすすめ?
  • 女性が活躍する作品を見たい人
  • 笑えて元気をもらいたい人
  • 勇気づけられたい人

ストーリーの感想

 

「クイーンズ・オブ・フィールド」はコメディではあるのですが、男女差別が描かれている部分があり、同じ女性としてモヤモヤ…とする所もありました。

 

 

しかし、全体的に明るくて面白いストーリーになっているので見ていて辛くなることはありませんでした。

 

 

ちょっと頼りない男性に変わって(笑)タフで前向きな女性の頑張りに勇気と元気をもらえました。

女性の頑張りに勇気と元気をもらえる

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この映画の内容は”王道ストーリー”という感じがしますが、それでも面白かったし見て良かった作品の1つです。

 

 

男性達に邪魔をされてもめげない女性達の姿が素敵で、勇気と元気をもらえました。

 

 

彼女たちが争うことなく、一致団結して立ち向かっていたのも個人的に良かったなと思う所です。

 

毒舌な時もあるけど、とにかくタフで笑顔いっぱいで凄いパワーでした(笑)

 

元気が欲しい、勇気が欲しいと思っていた私には、本当にピッタリな作品だったと思います。

 

 

私が同じ”女性”だから…というのもありますが男女関係なく、めげない姿や頑張る姿に元気をもらえるはずです…!

 

 

男性に差別的な態度をとられても気にしない!っていうスタンスで、強い女性達でした。

 

 

それに、差別的な部分も明るく描かれているから繊細な方も見やすいかもしれません。

明るくユーモラスに描かれた差別

女性に対する差別が描かれてはいるんですが、それが重たく表現されているわけではありません。

 

そんな差別も偏見も吹っ飛ばす勢いで、彼女たちは前に進んでいくし…

 

男性と女性の攻防戦(?)が続く感じで笑えるし、セレブ妻の夫に対する文句も炸裂したりして面白いんです(笑)

 

 

男性達だって邪魔をすることはあるけど、ちゃんと妻を愛していたり、言い過ぎ・やりすぎの区別もついてるんですよ。

 

 

でも、だからこそ当たり前のように女性への差別を持っているのが辛い。

 

 

「女性だから」という理由だけで反対してくるし、なんなら自分達のメンツのために女性がサッカーをするのを許さない…みたいな感覚なんです。

 

 

もちろん、これは女性も同じような差別を持っていることもあると思います。

 

 

だからこそ個人の問題というより社会全体の問題なんだな…と再認識させられました。

ハッピーエンド…?(ネタバレあり)

色々と意見が分かれるような結末だったなぁ…と個人的に思います。

 

 

「納得がいかない」「切ない」「ハッピーエンド」「結果オーライ」みたいな、色々な意見があると思います。

 

個人的には、ハッピーエンドだったのかなとも思います。

 

 

ここからすこしネタバレです…↓

 

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個人的に、結末はちょっぴり切ないと思います。今までの彼女たちの頑張りが報われていない気がしてしまう…。

 

 

そう簡単に社会の考えは変わらないし、上手くいくものでもない…と言われているようでした。

 

 

その一方で”ハッピーエンド”だと思うのは男性と女性の間に壁がなくなったから。

 

 

結婚式で男女が混ざり合ってサッカーをしていた時は、きっと差別も偏見も無かったと思うんです。

 

 

今まで分かり合えなかった人たちが笑って楽しくサッカーをしている…というのが、一番良い終わり方だったのかも…と。

 

 

「歩みよれば、こうやって社会全体が変わっていけるんだよ」って教えてくれている気もしましたね。

<まとめ>王道ストーリーだけど考えさせられる

他人にバカにされたり邪魔をされても、めげずに立ち向かう…という王道のストーリーではありますが面白かったです。

 

 

フランス映画だから、フランスに詳しいともっと面白いんだろうな…。

 

 

キャラも個性豊かで、パピーというおじいちゃんキャラが私はお気に入りです。男女関係なく見守ってくれて、良い働きをしてくれました(笑)

 

 

良いキャラもいて面白いし笑えるけど、差別や偏見について考えさせられるような作品でした。

 

 

元気をもらいたい人はぜひ見てみてください…!

 

 

それでは今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました!

《サスペンスに挑戦》感想「THE GUILTY/ギルティ」電話の向こうに隠された真実と主人公の罪。※ネタバレなし

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引用:「THE GUILTY/ギルティ」公式サイトより

https://guilty-movie.jp/sp/index.html

 

どうも、サスペンス好きな夏夜風です

見た後は疲れるのに見ちゃうよな

 

今回は前々から気になっていた

 

 

THE GUILTY/ギルティ」

 

 

という作品を語ろうと思います。

 

 

主人公は緊急通報指令室のオペレーターで、ある通報を受けて必死に事件を解決しようとしますが、手掛かりは電話の向こうからの情報だけ。

 

 

シンプルな構成ながらもハラハラさせられて、引き込まれる映画でした。

 

 

あと全体的に静かな雰囲気なので「自分、繊細だけどサスペンスが見たい…」という方にもおすすめ出来る映画だと思います。

 

 

事件の驚く真相主人公の罪について語っていきます。

 

~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2019年2月22日

 

<監督>

グスタフ・モーラー

 

<キャスト>

ヤコブ・セーダーグレン (アスガー 役)

イェシカ・ディナウエ (イーベン 役)

ヨハン・オルセン (ミケル 役)

オマール・シャガウィー (ラシッド 役)

…他

 

《真実に驚く度》

★★★★星4

《もどかしい度》

★★★★星4

《おすすめ度》

★★★★星4

~あらすじ~

緊急通報指令室のオペレーターとして働く主人公のアスガー。彼は小さな事件に対応する日々でしたが、ある日誘拐された女性イーベンから通報を受けます。

 

緊迫した状況ですが、手掛かりはイーベンから伝えられる僅かな情報と、外の音、そして犯人の息遣いだけ。その中でアスガーは必死に彼女を助けようとしますが…。

「THE GUILTY/ギルティ」の注目ポイント

  • ハラハラしてもどかしい
  • 電話の向こうに隠された真実
  • 主人公の罪

この後、注目ポイントについて詳しく語ってくぞ

どんな人におすすめ?
  • シンプルな作品が好きな人
  • もどかしい作品を見たい人
  • 他とは違うサスペンスを見たい人

ストーリーの感想

 

この映画は最初から最後まで緊急通報指令室しか映らず、部屋を少し移動するくらいしか変化がありません。

 

 

しかし、そこは問題がなく…。

 

 

ストーリーの絶妙な間の取り方、主人公の表情、電話から聞こえる息遣いや物音で、無意識に色々な想像をさせられて飽きることがありません。

 

 

シンプルなのに引き込まれるし、良い意味で、もどかしい作品でした…。

シンプルだけどハラハラして もどかしい物語

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主人公は緊急通報指令室のオペレーターであり、直接的に事件を解決することが出来ません。

 

 

しかも手掛かりは電話越しから伝えられる僅かな情報だけで、すぐに事件解決とはならない。

 

 

ずっと電話を繋げておくことも出来ないので、切れている間は何が起きているのかも分からない…。

 

 

ここがもどかしいポイント。

 

 

しかも、通信指令室や他の警官とのやり取りも上手くいかない時があって、見ていてもどかしい…。

 

でも、それがハラハラさせられる理由であり引き込まれる理由でもある

 

緊迫した事態なのに、思うように物事が進まないからハラハラするし…

 

 

だけどその分、進展があれば一気に引き込まれる…。

 

 

ストーリーの構成はかなりシンプルなんですが、だからこそ集中出来ました。

 

 

そして、最後に驚きの真実が待っていました。

電話の向こうに隠された真実

イーベンが誘拐された事件には”ある真実”が隠されているのですが、私は全く気付かず…(笑)

 

 

最後の最後に、主人公と一緒に「まさか…」と驚いていました。(笑)

 

 

でも正直、見る人によっては最初の方で予想出来ることかもしれません…。

 

私の場合は最初から先入観を持ってしまって、騙された感じです…

 

でも最初に予想出来ていたとしても問題ないのでは…?と個人的に思います…!

 

 

その理由は、この作品には大事な要素が2つあるから。

 

 

1つは「事件の真相」もう1つは「主人公の罪」なんですけど…

 

 

もちろん誘拐事件の真相も大切だけど、どちらかというと注目すべきは主人公の「罪」なんじゃないかな…と。

 

 

その要素があってこそ「ギルティ」という作品が完成されるんだと思います。

主人公の罪

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アスガーには2つの罪があるんです。

 

 

1つは気づかない間に犯してしまった罪。

 

 

事件の全体を見ようとせず、強い先入観に囚われたまま自分の正義感を振りかざしてしまった罪です。

 

 

事件の真相をちゃんと見ようとしなかったから、良かれと思ってやったことが裏目に出てしまうという…。

 

 

そして皮肉にも、その出来事がもう1つの罪と向き合うきっかけになるんです。

 

 

この映画は、主人公が犯してしまった罪とどう向き合うのか…という所も見どころの一つだと思います。

 

 

事件の真相が予想出来てしまったとしても、アスガーの葛藤や変化にも注目して最後まで見てほしいです。

まとめ<この映画が伝えたいこと>

この映画が伝えたいことを考えてみたんですが…。

 

 

人は固定概念や先入観で「悪」と「善」を決めたり「被害者」と「加害者」を決めつけたりしちゃうけど、それは大きな罪だ…ということを伝えたいのかなと思いました。

 

 

物事の全体を色々な視点から見ようとせず、一部分だけで判断するのは大きな間違いだと言われているような気がします…。

 

難しいことは分からないけど、色々な視点で見ることが大切なのかもな

 

思ったより深いことを考えさせれるような作品でした。面白かった。

 

 

なんだか今回は上手く言葉が出てきませんでしたが…(いつもですが汗)

 

 

今回はこの辺で終わろうと思います。最後までご覧いただきありがとうございました!

《正直な感想》ネタバレなし「金メダル男」1位に取りつかれた男の結末は…?

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引用:「金メダル男」の公式Twitter

https://mobile.twitter.com/kinmedao_movie

 

どうも、1位を取ったことがない夏夜風です!

猫界ではナンバー1の夏猫だ!

 

Huluで何か良い映画がないか探していると、

 

 

金メダル男

 

 

という作品を発見して「今オリンピックやってるしな…そういうことに関する映画かな?」

 

 

と思い、見てみることに。

 

 

結論から言うとオリンピックに関係ないし、想像していた内容ではありませんでした(笑)

 

 

正直、最初が長く感じてあまり面白いと感じず…。

 

 

しかし、後半から興味を惹かれていって「これはこれで面白いな…」と。

 

 

ただ共感性羞恥心を感じられるシーンも多く、HSPさんとかには辛いかも…!

 

 

今回は、良かった点と残念だった点、そして泉一について語っていきます。

 

~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2016年10月22日

 

<監督>

内村光良

 

<キャスト>

内村光良 (大人の泉一 役)

知念侑李 (若い頃の泉一 役)

宮崎美子 (泉一の母 役)

平泉成 (泉一の父 役)

木村多江 (亀谷頼子 役)

…他

 

共感性羞恥心を感じる度》

★★★★星4

《こういう物語も悪くない度》

★★★★星4

《おすすめ度》

★★★星3

~あらすじ~

東京オリンピックが開催された1964年に秋田泉一は生まれました。普通の少年だった泉一は小学校の運動会で1位を取ったことから、1番になる嬉しさと幸福感を覚えます。

 

それから彼はあらゆる分野で1位をとり、自信にあふれた日々を過ごしますが、中学生になると1位を取れなくなります。

 

1位にこだわる泉一は迷走し続けながら学生生活を送り、やがて東京で1位になることを決めますが、そう上手くはいかず…歳月は流れ、泉一は30歳を過ぎます…。

「金メダル男」の注目ポイント

  • 前半と後半の雰囲気の差が良い
  • こういう物語も良いと思える終わり方
  • 豪華俳優の出演の仕方がすごい

この後、注目ポイントについて詳しく語っていきます

どんな人におすすめ?
  • コメディと人間ドラマが好きな人
  • 内村光良さんが好きな人
  • 最後はほっこりしたい人

ストーリーの正直な感想

 

内村光良さんが出ているし、監督や脚本も務めているということで結構ワクワクしていたのですが…(内村さんが好きなので笑)

 

 

思っていたより「面白い」とは感じず…。とくに前半はダラダラとしているような気がしました。

 

 

この映画では泉一の若い頃を知念侑李さんが演じ、30歳以降を内村光良さんが演じているのですが30歳以降からのストーリーに興味を惹かれました。

 

 

今回は、良かった点残念だった点を分けて語っていきます。

良かった点

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まず2人の演技が良かったなと思います。

 

 

とくに知念侑李さんの演技が「こういう顔とかこういうシーンをやっても大丈夫なんだ…!」と驚きつつ、笑えました(笑)

 

 

一番ツボだったのは、泉一がジャニーズのオーディションに落ちたシーン…。知念さんはどういう気持ちで演じていたのか…(笑)

 

泉一の夢見る少年感や、やさぐれた感じを表現している知念さんが良かったな

 

内村さんは「SING」を見た時も思いましたが、聞き取りやすい声をしていて、そこが良い。

 

 

演技も良くて、泉一の無邪気さと、上手くいかない複雑な気持ちが伝わってきました。

 

 

あとストーリーの前半はギャグ感が強めで、後半から人間ドラマ感が強かったんですけどその差がストーリーに興味を持たせてくれたきっかけになった気がします。

 

 

泉一が大人になってから少し落ち着いた雰囲気もあって余計に見やすくなりました。

 

 

後半はしんみりしたり見ていて辛くなるシーンもあったけど、最後はほっこりと感動。

 

 

「こういう物語も、こういう人生も、意外と悪くないかもなぁ」と思わせてくれる感じでした。

 

 

そうそう、出演者も豪華だし使い方も贅沢で、有名な俳優さん達が一瞬しか出てこないのには驚きました(笑)

 

 

私的には、鶴瓶さんの役が好きです。

 

寿司の職人さんで、厳しすぎず優しすぎず。でも泉一を見守っている感じが良かった

 

こんな感じで良い点も多かったけど、個人的に残念だな…と感じる所もありました…。

残念だった点

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正直、最初がダラダラ…としていて長く感じました。

 

 

「これは意味があるシーンなのか…?」「ここは飛ばしても良いのでは?」と思うシーンも。(実際には意味がありました)

 

 

ただ意味があったにしても、もう少し短くても良かったかなぁ…というのが個人的な感想です(汗)

 

大人になってからの方が興味を惹かれて面白いと感じたから、そこにたどり着くまでが長いかも…

 

あと前半のストーリーでは「ププ…」と笑える所もあれば、笑いのツボが合わず引き気味になるシーンも…。

 

 

「男性の方が笑えるのかな…?」と思える感じ…というか。

 

 

時々出てくる小ボケも笑えたり「それは必要ないのでは…?」となることも…。

 

 

そして、これは残念というか見ていて辛いことだったんですが泉一が迷走し続けるから共感性羞恥心を感じてしまうことも多かったです…。

 

HSPさんとかには辛いかも…私も少し辛かったです…

その他の感想<主人公・泉一について>

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※ここは飛ばしてもらっても大丈夫です!

 

 

泉一は現実を見ない人で、いつまでも夢見る少年という感じでした。

 

 

まわりとの感覚と少し違って迷走し続けるんです。(ここに共感出来る人もいれば、分からない人もいるだろうな…と思います)

 

 

彼は1つのことを極めようとしないし、堅実的でもない。だから、ふらふらっとしてしまう…。

 

 

でも、1位を取るために行動しているのは凄い。現実から目を逸らすために、やみくもに動いている気もするけど…(汗)

 

 

こんな泉一に共感出来る人もいると思います。「自分も昔はそうだった」「今の自分と重なる」という人はいるんじゃないかな。

 

 

ただ、反対に好きになれない人もいるだろうなぁ…堅実的な人とか真面目な人にとっては理解出来ない人物かもしれませんね。

 

 

私は泉一寄りの人間(夢想家タイプ)かな…?と思うので、応援したくなるけど彼がフラフラしすぎて途中からモヤモヤ(笑)

 

でも、そのモヤモヤを後半で消してくれたのが良かった。

まとめ<モヤモヤするけど応援したくなる主人公>

「金メダル男」は評価が分かれやすい作品かもしれませんが、個人的には”見てよかった映画”です。

 

 

主人公の泉一に共感しつつもモヤモヤして、でも最後は応援したくなっていて…。

 

 

何となく憎めないような愛らしい主人公だな…と感じます(笑)

 

 

あと泉一の両親が彼の意思を尊重して、否定しないのが素敵だったな。

 

 

家族愛にもほっこりしました。

 

 

さて、今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました!

《感想》「片桐はいり4倍速」4人のクリエイターが提供する”片桐はいりのフルコース”。※後半ネタバレ

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http://www.stardustpictures.co.jp/dvd/hiri.html

 

どうも、片桐はいりさんが気になっている夏夜風です

そんな夏猫の相棒、夏猫だ

 

かもめ食堂を見て片桐はいりさんに惹かれた私は、今回プライムビデオでこんな作品を見てみました。

 

 

片桐はいり4倍速

 

 

なんじゃそれは。という感じかもしれませんが、私も見るまで「なんじゃそれは」でした。

 

 

見終わったあとは「なんじゃこれは」でした。

 

 

オムニバスショート作品で4人のクリエイターさんが片桐はいりさんを自由に調理した…らしいです。

 

 

その説明通り、自由度が高い&片桐はいりさんの演技が光る作品でした。

 

 

今回、前半はネタバレ無し、後半はネタバレありなのでご注意を!

 

~作品紹介~


www.youtube.com

<発売日>

2009年7月17日

 

<監督>

内竜也

辛酸なめこ

赤松隆一郎

松尾スズキ

 

<キャスト>

片桐はいり

尾創路 (出演と企画・原案も)

太賀

肘井美佳

…他

 

《異色の作品度》

★★★★星4

《なんだこれは度》

★★★★★星5

《おすすめ度》

★★星2.5

~あらすじ~

4人のクリエイターと片桐はいりが作り出す、異色のオムニバス作品

 

「受験生」のあらすじ

受験生の男子片桐はいりを見かけるようになり…。

 

「スピリチュアルマイライフ」のあらすじ

説得力のある顔を持ったキヨミはスピリチュアルへの道を進みますが…。

 

「ピーコちゃん」のあらすじ

公園でジョギングをしていたカオリは真っ赤なドレスを着た女性が倒れていることに気づきます…。

 

「部長」のあらすじ

息子の同級生に声をかけられる主婦が、なぜか無視をされ…。

片桐はいり4倍速」の注目ポイント

  • 片桐はいりのフルコース
  • 謎・こわい・不気味・笑いが集結してる
  • 展開に置いてけぼりにされるのが良い

この後、注目ポイントについて詳しく語ってくぞ

どんな人におすすめ?
  • 片桐はいりが好きな人・気になる人
  • 置いてけぼりにされる作品を見たい人
  • オムニバス作品が好きな人

ストーリーの感想(ネタバレなし)

 

あらすじを見ただけだとよく分からないと思うんですが、実際に見てみても謎が残る展開のものもありました…(笑)

 

 

それぞれのクリエイターさんが個性あるストーリーを作り出していって、片桐はいりさんの演技によって輝かせた…という感じでしょうか。

 

 

ただ、不気味なシーンや少しビックリするシーンもあるので…繊細さんにはオススメ出来そうで出来ないかも…(汗)

 

 

すごく怖いわけでもないんですけど…独特な雰囲気が苦手な人は止めた方がいいかもです…。(世にも奇妙な物語が苦手な人は特に止めた方がいいかも)

 

 

41分間の”片桐はいりフルコース”を堪能したい人にオススメです(笑)

片桐はいりのフルコースを堪能?

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4人のクリエイターさんが片桐はいりを自由に調理した…らしいのですが…

 

 

どんな料理でも美味しくなっちゃう片桐はいりさんがすごい。

 

 

普通の役、怖くて不気味な役、コメディタッチな役まで、なんでもこなせる女優さんなのだな…と認識しました。

 

 

片桐はいりさんがメインではない作品もあるのですが、しっかり味を残してくれて記憶に残ります。

 

 

雰囲気の違う役を演じているので、飽きることもなく色々な彼女の良さを堪能出来ました。

 

 

本当に”片桐はいりのフルコース”という感じです。

 

噛めば噛むほど味わい深く、癖になる感じでした

 

監督の個性も感じられて、41分間のフルコースを楽しむことが出来ました。

色々な要素が集結している

4人のクリエイターさんによって「片桐はいり4倍速」が出来上がったわけですが…。

 

 

やっぱりそれぞれの個性がありました。

 

 

作品の中には「…?」となるような謎めいたものもあれば、こわさと不気味さが漂うものもあったり、頭がパニックになるような笑えるものまで(笑)

 

 

とくに、辛酸なめこさんのストーリーは他とはまた違う雰囲気がありました。

 

 

正直、他のよりインパクトが残る感じではないのですが、女性ならではの物語が良かったなと思います。

 

 

あと「ピーコちゃん」で、深緑の中に真っ赤なドレスを着た片桐はいりさんが倒れているのがインパクトが強かった。

 

 

個人的に一番好きなのは最後の「部長」かな…。不気味さと笑いが詰まったストーリーなんですよね。

 

 

でも「受験生」はどれよりも落ち着いているし「普通の日常の中に謎が残る」感じが良かったんだよな…。

 

わりと真剣に悩めるくらい面白かったのかもな(笑)

 

でも置いてけぼりにされることもあるので見ていてムズムズするかも…それはそれで個人的には良いんですが(笑)

 

 

この下で、それぞれの感想をちょっと書いていきます。(笑) (ネタバレ注意です!)

 

 

興味ない方は飛ばしてください(笑)

4つの作品の感想(ネタバレあり)

ネタバレを含んでいるのでご注意ください…!

 

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まず「受験生」…。これが一番謎めいていたかな…。どういうことか分からず「…?」状態で終わってしまいました。

 

 

片桐はいりを見たら合格するみたいな感じ…?(笑)でも、板尾創路さんの意味が分からない…。だけど好きな雰囲気でした。

 

 

2つ目は、辛酸なめこさんの「スピリチュアルマイライフ」

 

 

正直、ストーリー自体は普遍的かもしれない…でも、だからこそ片桐はいりさんが演じているのが良いというか。

 

 

別の人が演じていたら印象に残らないかもしれないけど、彼女だから味のある作品になったと言いますか…これはこれで好きです!

 

 

3つ目の「ピーコちゃん」は、一番びっくりしたかも。(笑)

 

 

緑が広がる中に赤いドレスを着た片桐はいりさんが倒れてるのは印象が強いし、謎めいた雰囲気が怖かったです。

 

 

しかもホラー展開になって「だから血に染まったような赤いドレスを着てるのかな?」「でも靴は白だったような…」「赤くなったメガネを掛けるのかな…」

 

 

とか割と真剣に考えてたら「メガネマックス」のCMだった…しかも、そのCMを見てた家族のお母さんが片桐はいりさんっぽくて「!???」ってなりました…。パニックパニック。

 

 

でも、CMクリエイターさんらしいストーリーで面白かったです(笑)

 

 

最後の作品「部長」は、不穏な雰囲気を漂わせておきながら、めちゃくちゃに笑わせにきていて(笑)

 

 

家の中で大暴れしつつ、妄想の中で無視をする男子高校生に猛攻撃してるのが謎展開過ぎて…でも好きだなぁと思わせてくれました。

 

あと大暴れしてる時、家族はどうしているのか気になりました…(笑)

 

しかも暴れまわった翌日、晴れやかにご飯を作ってたのもツボでした…。

<まとめ>シュールな世界観がツボ

片桐はいり4倍速」を見て、軽く感想を書こうと思っていたけど意外と語りたいことが多かったです(笑)

 

 

この記事を最後まで見てくださる方がいるか分かりませんが、気になった方は見てみてほしいです。

 

 

正直、好き嫌いが別れるような感じだと思いますが…(汗)

 

 

でもシュールな世界観が好きな人や、世にも奇妙な物語が好きな人は相性が良いかもしれません!

 

 

個人的に結構ツボな作品だったので、ちょっとお気に入りかもです…(笑)

 

 

それでは今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました!

《スリラーに挑戦》感想「ナイトクローラー」社会と人間の恐ろしさを思い知らされる。※ネタバレなし

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http://nightcrawler.gaga.ne.jp/sp/

 

どうも、人間の闇に恐怖を感じる夏夜風です

何だかんだ人間が一番こわいもんな

 

今回はスリラー作品に挑戦してみました。(かなり頑張った)

 

 

ナイトクローラー

 

 

という映画だったんですが…とても後味の悪い作品でした…。見たの後悔しました。

 

 

評価が高く、面白いと感じる人も多いようですが…

 

 

人間の異常さ、黒さ、残酷さを見せつけられて、とことんまで落ち込みます…。

 

 

繊細さんにはおすすめしません…!!(泣)

 

 

今回は主人公を含めた人間のヤバさ、そしてこの映画の評価が高い理由を自分なりに語ってみます。

 

~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2015年8月22日(日本)

 

<監督>

ダン・ギルロイ

 

<キャスト>

ジェイク・ジレンホール (ルイス 役)

レネ・ルッソ (ニーナ 役)

リズ・アーメッド (リック 役)

ビル・パクストン (ジョー 役)

…他

 

《主人公の異常度》

★★★★★星5

《後味悪い度》

★★★★星4

《おすすめ度》

★★★星3

~あらすじ~

ルイスは盗んだマンホールなどを売って生活しています。ある日、事故現場に遭遇したルイスはフリーのカメラマンと出会い、彼に影響を受けます。

 

自身もフリーのカメラマンとして事故現場を撮影し、その映像をテレビ局に売り込みに行き、テレビディレクターのニーナに評価を受けます。

 

そこから彼の異常さが少しづつ顔を出すようになり、一線を越えていきます…。

ナイトクローラー」の注目ポイント

  • 人間の闇を体現する主人公
  • 人間の異常さが怖くなる
  • この作品が高い評価を受ける理由

この後、注目ポイントについて詳しく語っていきます

どんな人におすすめ?
  • 人間の黒い部分を見たい人
  • リアルな異常さを見たい人
  • ダークな物語が好きな人

ストーリーの感想

 

私にとってこの映画はもうダーク過ぎて…。

 

 

暴力シーンは少ないものの、事故や事件を生々しく表現していて、怪我人や残酷な姿が映されるので見るのが辛い…。

 

 

ただストーリー自体は面白いくて評価も高いんです…。

 

 

ハマる人はハマるし、二度と見たくない人は見たくない…そんな作品です。(私は後者…)

 

 

とにかく主人公の異常さがヤバい。これがサイコパスなのか…と納得するほど。

 

 

主人公のおかげなのか最後まで不気味な雰囲気が漂うし、周りの人間のおかしさにも気持ち悪くなってくるほどでした…。

人間の闇を体現する主人公のルイス

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とにかくこの映画の目玉(?)は主人公のルイスのサイコパス

 

 

最初はその異常さが分かりにくいけど、少しづつヤバさが顔を出すんです。

 

 

大きなネタのためにどんどん一線を越えていくんだけど罪悪感が1ミリもない。

 

 

ネタのために死体を動かして撮影した後、平然とテレビディレクターのニーナを食事に誘うんですよ。

 

その食事では、ニーナを脅して関係を持とうとするしな…

 

しかもしかも「恋人として」じゃなくて「友達として」なんです。利用する気満々…。

 

 

こういう所が彼のズルさと最低さを表しているように思えます…。

 

 

でも逆に、彼が臆病だからこそ友達を選んでるとか…?どっちにしてもひどい。

 

 

ルイスが明らかに人間性が欠如していることは分かるけど、実際にリアルだと気づきにくいのかも…。こわい。

 

 

そしてこわいのはルイスだけじゃないんです…。

人間の異常さに震える

この映画は、いわゆる”良い人”ってほとんど出てこないんです。

 

 

主人公のルイスと同じで、事件や事故をネタとしか見ていない人や、欲深くなっていく人間が出てくるんです。

 

 

これがこの映画の気持ち悪さの理由の1つというか…。

 

 

たぶんルイスよりはマシだと思うけど、ニーナも意外とやばい…。

 

 

本当に人の死や事件を、視聴率を上げるためのネタとしか見てなくて、それが異常だと気づこうとしないんです。

 

ルイスの部下のリックも少しづつ欲を出してくるし…。

 

みんな自分の欲に忠実というか…。一線を越えちゃうんですよね…

 

それに、その異常さを周りが訴えきれないのも何とも言えない…。

 

 

でも、そういう要素が高い評価を得ている理由にもなるのかも…。

ナイトクローラー」の評価が高い理由

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ナイトクローラーは高い評価を受けていて、ハマる人はハマるし「最高!」と思う人もいるのは事実。

 

 

正直、ビビりな私は「確かに面白いけどダーク過ぎるよ…。これ最高なの?」と思ってしまうのですが…。

 

 

やっぱりその振り切ったダーク感が良いんでしょうか。

 

 

人間が抑えるべき欲望を解放させて、それと同時に心を満たせる…というのが、この映画にはあるのかもしれません。

 

 

私も「見るのがつらい」と思いつつ、好奇心に負けて全て見てしまったし…。

 

 

すさんだ生活をしていた男の成り上がりとか、欲に忠実な人達、倫理観を欠いてるマスコミ、ハラハラするカーチェイスなどなど、正直見どころも多いし…。

 

 

あと、私はこの作品を見ている間、

 

 

ルイスやマスコミを批判する

その一方でルイスの欲に共感する

でも私の中の正義感がルイスの破滅を待ってる

 

 

みたいな状態だったんですけど、これは完全に製作側に踊らされてたの…?(笑)

 

 

なんか製作側から「酷いと思ってるくせに、それを楽しんで傍観しているよね」と言われているようで…(被害妄想)

 

 

この作品が人間の好奇心を上手く刺激するのも、評価が高い理由なのかも…?

 

映画っていうエンターテインメントだから野次馬的に見れちゃうしな…

 

何よりルイスという怪物を生み出し、彼を肯定してしまう社会の恐ろしさが伝わってくるので、そういう所のポイントも高いんでしょうか…。

まとめ<社会の闇が生んだサイコパス・ルイス>

ルイスは倫理観ゼロで、サイコパスな人だと思うんですが…。

 

 

それでも成り上がるために努力はしているんですよね。(分かりづらいけど…)

 

 

彼はまず行動しているんです。とりあずやってみよう精神。

 

 

こういう部分はすごいけど、努力するところが違うよ…と言いたくなる。

 

 

これは社会が生んでしまったサイコパスなんですかね…。

 

 

ナイトクローラー」はマスコミや社会を批判しながら、どうしようも出来ない人間の”欲望”や”好奇心”も、問題提起しているのかもしれません。

 

 

さて、なんか良い感じのことを言えたので、今回はこの辺で!(逃避)

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました!