繊細女子の映画語り

繊細女子の映画語り

映画や、たまにドラマの感想を語っていきます。繊細さんでも見られる作品を語ります。(主観ですが汗)

《感想》ネタバレ無し「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」

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©2014 OPEN ROAD FILMS

#ChefMovie (chefthefilm.com)

 

どうも、料理が好きな夏夜風です

料理するより食べる派の夏猫だぞ

今回は「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」の感想を語っていきます。

 

 

この作品を見るのは2回目だったのですが、改めてみると「前向きになれる」映画だなと思いました。

 

 

SNSや自身の言動によって破滅して行き詰るけど、まわりに助けられて再スタートする一流シェフの主人公。

 

 

主人公を支える優しい登場人物や、あたたかいストーリーが自分を前向きにさせてくれます。

 

 

ただ一方で、SNSの使い方というか存在について考えさせられるな…と個人的に思います。

 

 

今回は、大きなネタバレは無しで語っていきます。

 

 

ドロドロとした話じゃないし、厳しい現実を見せられるとかじゃないから安心して見られます!

 ~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2015年2月28日(日本)

 

<監督>

ジョン・ファヴロー

 

<キャスト>

ジョン・ファヴロー (カール役)

エムジョイ・アンソニー (パーシー役)

ソフィア・ベルガラ (イネズ役)

ジョン・レグイザモ (マーティン役)

スカーレット・ヨハンソン (モリー役)

オリヴァー・プラット (料理評論家 役)

…他

 

《前向きになる度》

★★★★星4つ

《お腹が空く度》

★★★★星4つ

《おすすめ度》

★★★★★星5つ

~あらすじ~

一流のシェフとしてロサンゼルスのレストランで働く主人公のカール。ある日、有名な料理評論家がカールの料理を酷評します。

 

そのことに彼は怒り、評論家に対して攻撃的な内容をSNSで送ってしまいます。再び評論家がレストランに現れた時、とうとうカールの怒りは爆発し、直接暴言を吐いてしまいます。

 

それがきっかけでレストランをやめさせられ、路頭に迷うことに…。しかし、彼の元妻や息子、親友などに助けられ「フードトラック」を始めて再スタートします。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました」の注目ポイント

  • 前向きになれて、心も温まる
  • SNSの使い方・有り方を考えさせられる
  • 料理をしたくなる

この後、注目ポイントについて詳しく語っていきます

どんな人におすすめ?
  • グルメが好きな人
  • 温かい人間ドラマが見たい人
  • 前向きに、ポジティブになりたい人

登場人物

料理人・カール

主人公のカールは、独創的なレシピを作ることが得意で自分の腕にも自信があります。料理に対する気持ちは人一倍ですが、少々子供っぽい面も。

 

自身の料理を酷評されたことをきっかけに暴走して仕事が無くなりますが、まわりの助けによってフードトラックを始めることを決意。

 

カールの息子と元妻

カールの息子・パーシーは、少しませていてSNSも使いこなす今どきの男の子。彼も料理に興味があり、フードトラックを手伝うことに。とても重要な登場人物です。

 

カールの元妻・イネズは、仕事で忙しい日々を送っていますが、息子のこともカールのことも気に掛ける優しい女性。

 

カールの親友たち

カールの助手であり親友のマーティンは、おちゃらけていますが人情深い人でカールを手助けします。

 

カールの友達で元恋人のモリーも、優しく彼を見守ります。落ち込んでいる姿を見て、優しく励まします。

ストーリーの感想

 

この映画では美味しそうなものばかり出てきます。カールの独創的な料理を見ていると「どんな味なのかな」「食べてみたいな」と思えます。(夜に見るとアウトです笑)

 

 

「美味しい料理を作る人」「それを食べて笑顔になる人」

 

 

こういう幸せの法則を感じられるのが、この映画だと思います。

 

 

あと、優しい人がたくさん出てくるし、言い争いがあるわけじゃないから安心して見られる作品です。

 

 

そういったことも含めて、下記で色々語っていきます!

前向きにさせてくれて心もあたためてくれる

 この作品は、登場人物が絶望を感じたり悲しみに暮れるといったことが無いんです。

 

 

仕事を無くし、暴言を吐いた動画をネットに上げられても、主人公のカールは前向きなんです。

 

 

もちろんどうしたら良いか悩むんですけど、まわりの人にも助けられるし「料理がしたい」という強い気持ちがあるから、ぶれずに前へ進んでいる感じ。

 

 

登場する人たちも、嫌な人って特にいないと思うんです。

 

 

人によっては「このキャラあまり好きじゃないな」って思うかもしれないけど、徹底的にカールを潰すとか、嫌がらせをし続ける人っていないんです。

 

 

難しい性格をしてるカールだけど、みんな彼を信頼して好きでいるんですね。

 

 

ここが個人的には救われるポイント。

 

 

元恋人とか元妻とか出てくるけど、子供について喧嘩したり、異性関係での言い争いとか無いんです。(ほんの少しはあるけど…痴話喧嘩的な…?)

 

 

基本的にみんな仲が良いし、一緒に前を向こうと頑張ってくれるから、見ていて心があたたまります。

 

 

個人的にマーティンとかなんか裏があるんじゃ…?とか思ってたけど、疑いすぎでした(笑)

ドロドロした内容とか辛すぎる話が苦手な人は、安心して見られると思います。

ネットやSNSの良い面と悪い面について考えさせられる

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この映画はSNSが頻繁に出てくるんですけど、見てると「ネットとかSNSって難しいなぁ」って思えて。

 

 

カールの料理を酷評した評論家に、カールがSNSで悪口のメッセージを送っちゃうんですけど、それから評論家とカールの戦い(?)が世間に注目され始めて…。

 

 

その後、評論家に激怒したカールがお店で暴言を吐いてしまうんですけど、その様子を動画に撮られてネットにアップされちゃうんです。

 

 

アップされたものはもう消せないし残り続けるから、流行りが過ぎ去るまで待たなきゃいけないんですよね。

 

 

 自分の失態が広まって残り続けるし、あることないこと簡単に言われちゃうから、辛いですよね。

 

 

でも、カールはそのことにめげず(事態をよく分かってない可能性もある)、フードトラックを始めてやり直そうとします。

 

 

その時に息子のパーシーが上手にSNSを使って、お客さんを集めてくれるんですよ。

 

 

 これを見てやっぱりネットとかSNSって、使い方次第で良いものになったり、悪いものになったりするよなーと思ったんです。

 

 

 簡単に使えるものだけど、ちゃんと使い方は考えないといけないですもんね。

SNSは使いようだな。みんな良いことに使っていたら幸せなんだけどな

美味しいものを食べたくなるし、料理もしたくなるかも…?

この映画はとにかく美味しそうな料理が出てくるから食べてみたくなるし、どんな味なのかなーって想像したり(笑)

 

 

中でもフードトラックで販売するキューバサンド」は美味しそうで美味しそうで…。

 
 
 
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夜中に見たら絶対お腹空くし、食べたくなります(笑)

 カールがパーシーに作っていたチーズサンドもたまらんです。チーズがトロっとしていてパンの焼き加減も絶妙なのが、食べてなくても分かる感じ…。

 

 

他にも料理は出てくるんですが、高級感のあるものばかりで味は想像できないけど「食べてみたい」って思えます。

 

 

カールの手さばきも凄いから「私もこんな風に料理してみたい…!」とか思っちゃったり…。

 

 

 公式サイトにキューバサンドのレシピが載っているので、それを参考に作ってみるのも良いかもしれません↓

#映画シェフ 三ツ星フードトラック始めました | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ (chef-movie.jp)

まとめ<美味しい料理と優しい人が、前向きにさせてくれる>

カールは「大好きな料理をしたい」「人を感動させたい」という気持ちが強く、最後までそれがぶれません。

 

 

息子のパーシーにも料理において大事なことを教えていて、素敵な父であり立派なシェフだと、見ててちょっと感動しました。

 

 

人のために美味しいものを作って、それを誰かが食べて幸せになるって素敵なことですね。

 

 

映画の中に出てくる料理評論家のように、作ったものを酷評したり絶賛したりする人もいるけど、そういう情報に流され過ぎないようにもしたいです。

 

 

それでは今回はこの辺で終わります、最後までご覧いただきありがとうございました!

《正直な感想》ネタバレ「ヲタクに恋は難しい」原作ファンより福田監督ファンが楽しめるかも。

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©2020 映画「ヲタクに恋は難しい」製作委員会

どうも、ヲタクの夏夜風です

べつにヲタクじゃない夏猫だ

今回は、ふじたさん原作の「ヲタクに恋は難しい」の感想を語っていきます…!

 

もう原作は最終巻…!悲しい。原作は途中までしか見られてないので、全巻確保したいなと思ってます。

 

アニメも面白くて、声優さんもキャラにピッタリだからめちゃくちゃハマってて。

 

だから実写化するってなった時は、かなり嬉しかったんですよね。監督も福田雄一さんだったし、期待してたんですが…。

 

正直、ちょっと残念だった!(泣)

 

 というか、原作ファンやアニメファンはガッカリしたんじゃないかと…。

 

今回は、良かった点、残念だった点を語っていきます…!

 ~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2020年2月7日

 

<監督>

福田雄一

 

<原作者>

ふじた

 

<キャスト>

高畑充希 (桃瀬成海 役)

山崎賢人 (二藤宏嵩 役)

菜々緒 (小柳花子 役)

斎藤工 (樺倉太郎 役)

賀来賢人 (坂元真司 役)

今田美桜 (森田悠季 役)

…他

 

《コメディ度》

★★★★星4

《キュンキュン度》

★★★星3

《おすすめ度》

★★★星3

~あらすじ~

主人公・桃瀬成海は、社内恋愛していた男性に”腐女子”であることがバレて、破局。会社に居づらくなった成海は、新しい会社で働くことに。

 

しかしその会社には、成海がオタクだと知っている幼馴染でゲームオタクの二藤宏嵩がいました。彼女は宏高を飲みに誘い「オタクだとバレたくない」と悩みをこぼします。

 

その帰り、宏嵩から「オタクに理解ある俺でいいじゃん」という提案(告白?)によって、2人は不器用なお付き合いをはじます…。

ヲタクに恋は難しい」の注目ポイント

  • キャラにピッタリの俳優陣
  • 福田作品のお馴染みメンバーを楽しめる
  • アニメ関連のものが出てくるから楽しい

この後、注目ポイントについて詳しく語ってくぞ

どんな人におすすめ?
  • 福田雄一ワールドが好きな人
  • コメディ多めの恋愛が好きな人
  • 癖が強めの登場人物が好きな人

癖が強い登場人物

桃瀬 成海

桃瀬成海は「オタク」で「腐女子」。そのことを周りに知られないように気を付けていますが、どうしても隠せないオタク気質。

 

アニメやBL関連のことになると、目を輝かせて饒舌に話しだします。原作やアニメと比べて、結構オドオドしてるかな…?という印象。

 

二藤 宏嵩

会社で再会する前から成海を想っていた二藤宏嵩。無表情で口数が少ないため、ミステリアスな印象がありますが、本当はゲーマー。

 

不器用な告白で成海と付き合うことになりますが、微妙な距離感に悩む日々。完璧なように見えて抜けてるところもある。

 

小柳 花子

実写では出番はかなり少ないと思いますが、原作ではかなりの頻度で出てくるキャラ。

 

宏嵩が行くバーでしか出てこないから、謎めいた存在。スタイルも良く顔も良い。ただ、ある秘密があります…。

 

樺倉 太郎

会社のこわい先輩、樺倉太郎。見た目も話し方もこわいため、皆に怖がられています。

 

小柳同様、実写では少ししか出てこないから不思議な存在。(2人をもっと出してほしかった…!)

 

他の癖が強い人たち

原作にはいない、実写オリジナルのキャラもいます。やっぱりこの人たちも癖が強いんですよ。

 

賀来賢人さんが演じる坂元真司は”声優ドルオタ”で、喋り方も動きも癖が強い。上司の石山役は佐藤二朗さん。やっぱりとにかく癖が強い。それが良い。

 

宏嵩が行くバーのマスターは、ムロツヨシさん。存在も歌い方も癖が強い。(笑)

ネタバレ無しの感想<福田監督が作品をかき回した感…>

 

まずはネタバレ無しの感想から。

 

正直言うと残念の一言かなと…(泣)

 

原作でもアニメでも「笑えて」「キュンとする」…という感じだったんですが、実写版では「キュン」がそこまで無かったかな…。

 

福田雄一さんは「銀魂」を実写化して成功していますが、銀魂何でもありな無敵アニメみたいな感じだから、監督と相性が良かったのかな?とも思います。

 

でも「ヲタクに恋は難しい」では、福田監督の独特なノリが多くて正直ガッカリでした。

 

監督が面白おかしくかき回して、原作の良い部分をそぎ落としちゃった…みたいな。

 

 ただ、一緒に見ていた父は「原作を知らないから、こういう作品として楽しめる」とも言っていたので、福田監督が好きな人は楽しめるかもしれませんね。

 「ヲタクに恋は難しい」の良かった点

次に良かった点を語っていきます。上記では、残念だった部分を書いていましたが、良かったところもあるので書いていきます。

キャスティングが良かった

銀魂」とかもそうだったんですけど、出演者に違和感が無いのがすごいですね。

 

実写化するにあたって「このキャラにこの俳優さんは似合わないかも…」とかあると思うんですが、ヲタ恋はキャラと俳優さんが合っていて、その点は満足でした。

 

個人的に宏嵩と花子は、ぴったりだったなと。

2人とも顔が整ってるしスタイルも良いから、キャラそのものって感じです

あの2人以外に宏嵩と花子を演じられる人はいないかも?

 

樺倉役が斎藤工さんだったのも良かったかもしれません。というか、合ってました!

 

ただ出番が少ないから、菜々緒さんと斎藤工さんが演じた2人をもっと見たかったです…。

 

成海に関しては「監督が描いた成海に合わせて、高畑充希さんが選ばれたのかな…」という印象も。

 

もちろん高畑さんは可愛いし、成海のはっちゃけ具合とか再現されてて、かなり納得なんですけど…。

 

会社でのオドオド感が原作とはまた違うので、そういった役を演じられる彼女が選ばれたのかなと思っています。

オタク関連のことがバンバン出てくるから楽しい

コスプレとかヲタク用語とか本物の声優さんとか…とにかくオタク要素がいっぱい出てくるから楽しいんです。

 

最初の成海と宏嵩が踊るシーンで、キャラのコスプレした人たちが一緒に踊るんですけど、ここは結構テンション上がります(笑)

 

成海の家はグッズで溢れてるし…(文豪ストレイドッグスとかあんスタとかおそ松さんとか…(喜))

 

成海なんかは腐女子だから、そういった要素を早口で喋るんですけど、実際に腐女子の方や腐男子の方はテンション上がったのでは…!(笑)

 

あと、本物の声優さんが出るのはずるい。(笑)

 

人気声優さんの内田真礼さんが声優アイドルとして出演してたのは、驚きました。

ファンにはたまらないやつですね…!

ヲタクに恋は難しい」の残念だった点

最初の感想で残念の一言と書いてしまっているんですが、もっと具体的に何が残念だったのか語っていこうと思います。

 ミュージカルの必要性と無駄な長さ(若干ネタバレ有り)

ミュージカルシーンが結構あるんですけど、そのシーンが思ったより長い。

 

正直、途中で飽きちゃいそうなくらいでした(汗)

 

最初は良かったんですけど、だんだんこのミュージカルって必要なのか…?って思えてきて。

 

樺倉と成海が踊って歌うシーンは「どんな意味があるんだ…?」「なんで意味深な感じで終わるの…?」ってなりました。

 

 成海とか宏嵩の心情をミュージカルシーンで表現してた所は、個人的には別に良いのかなと思うんですけど…。

 

そのほかのミュージカルシーンが「別に無くても良いんじゃないか…」と思える感じで、正直謎でした…。

樺倉と花子の立ち位置が謎すぎて残念(若干のネタバレ有り)

私は、実写版の成海と宏嵩、そして花子と樺倉のやり取りを楽しみにしてたんです…!

 

でも、出番は少ないし2人が一緒に出てくるのなんて最後だけ…(泣)

 

ここが一番、残念な所でした。

 

原作とかだと樺倉がいたり花子がいるシーンで、実写版ではオリジナルキャラに変わってるんです。

 

樺倉と花子が謎の存在になって、しかも2人の関係性が意図的に分からないようにして物語が過ぎていくんです。

 

なぜそうした…?そうする意味があったのか…っ?

 

しかも何で、成海と樺倉の距離が近くなるのか、宏嵩と花子が接点を持つのか…。

せめて成海と花子、宏嵩と樺倉のペアで見たかったなー( ノД`)

この作り方は続編を出して、その時にやっと花子と樺倉のやり取りが見られたりするのかな?とも思います…。

 

最後の成海と宏嵩のやり取りも良かったし(宏嵩の笑顔が良かった)、続きを期待します…!

 まとめ<原作とは違うものとして見ると面白い>

結論、原作とはまた違う物語として見ると面白い!(笑)

 

私が原作そのままを期待したせいもあって、残念だなと思うことが多かったかもしれません。

 

でも、福田監督作品として見たら結構楽しめます。笑えるシーンとかもいっぱいあるので、気軽に見られる作品としておすすめも出来ます!

 

福田組のお馴染みメンバーがいて、やっぱりそこはツボなので好きな実写映画の一つになるかもしれません(笑)

 

正直な感想として残念な部分を上げていきましたが、良かった所も面白かった所もあるから見て損は無かったなとも思います。

 

それでは今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました!

 

 

 

 <原作はこちら↓>

 

<アニメ版はこちら↓>

《ネタバレ無し感想》ドラマ「おいしい給食」教師と生徒の給食バトルが永遠と続けば良いのに…。

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(C)2019「おいしい給食」製作委員会

ドラマ『おいしい給食』 (oishi-kyushoku-tv.com)

 

どうも、ご飯大好き夏夜風です

美味しいご飯なら大好きな夏猫だ

 今回は、映画ではなく”ドラマ”の感想を語っていこうと思います。

 

語っていくドラマは、2019年に放送されていた「おいしい給食」。劇場版も公開され、シーズン2の制作も決定した

 

主演は市原隼人さんで、”給食絶対主義者の先生”を熱演しています。

 

「給食絶対主義者?なんじゃそりゃ?」ってなるかもしれませんが、主人公の甘利田(あまりだ)は、それだけ給食を愛している人物なのです(笑)

 

こわくて不器用そうな男性が可愛らしい笑顔で料理を楽しんでいる作品…見てると癖になりますよ。

 

~作品紹介~


www.youtube.com

<放送>

2019年

 

<監督>

綾部真弥

 

<キャスト>

市原隼人 (甘利田幸男 役)

佐藤大志 (神野ゴウ役)

武田玲奈 (御園ひとみ役)

いとうまい子 (給食のおばさん役)

…他

 

《コメディ度》

★★★★星4

《美味しそう度》

★★★★星4

《おすすめ度》

★★★★★星5

~あらすじ~

1984年。常節中学校の教師である甘利田幸男は、学校の給食を何よりも楽しみにしています。「給食を食べるために学校に来ている」と言えるほどに。

 

彼が担当するクラスには”給食マニア”である神野ゴウという生徒がいるのですが、甘利田は神野をライバル視しています。

 

どちらが美味しく給食を食べられるか…どうすれば神野の思い付きを阻止出来るか…。教師と生徒の戦いが繰り広げられます…。

注目ポイント

  • 1980年代の給食を楽しめる
  • 先生と生徒の戦いが面白い
  • 昔の給食が食べたくなる

この後、注目ポイントについて詳しく語っていきます

どんな人におすすめ?
  • 昔の給食が気になる人
  • ちょっとした合間にドラマを見たい人
  • はっちゃけた市原隼人さんを見たい人

登場人物

甘利田幸男

甘利田幸男は、一見すると冷たくて恐い先生に見えますが、実は誰よりも給食を愛する”給食絶対主義者”なのです。

 

そんな彼がライバル視しているのが生徒の神野ゴウ。自分では思いつかない発想で給食を食べている神野を見ると「負けた」と悔しがります。

 

神野ゴウ

神野ゴウは、甘利田が担当するクラスの生徒。口数が多いわけでもなく、どこか謎めいている存在。

 

そんな神野は”給食マニア”。「どうすれば給食をもっと美味しく食べられるか」を追求しており、美味しい食べ方を見つけてはドヤ顔で甘利田に見せつけています。

 

御園ひとみ

産休補助として常節中学校に勤務することになった御園ひとみ。優しく頑張り屋で、生徒に寄り添おうとしています。ただ、一生懸命さが空回りすることも。

 

給食の事ばかりで、生徒や他の事を気にしていないように見える甘利田に対して、少し冷たく接することも。

 

クラスメイト

甘利田が担当するクラスは、色々な生徒が集まっています。

 

神野をはじめ、牛乳のふたを集めるのが好きな生徒、真面目な生徒、少しやんちゃな生徒…など、色々な子供たちがいます。

ネタバレ無しの感想

このドラマをおすすめ出来る理由と、個人的に感じた感想をネタバレ無しで書いていきます。

気軽に見られるコメディ・グルメ作品

「おいしい給食」は、コメディ、グルメを楽しめるドラマ。

 

他のドラマのように1時間もある作品じゃなく、24分だけなので、ちょっとした合間に見ることも出来るし、お昼の休憩でご飯やお弁当を食べながら見ることも出来ると思います。

 

コメディだから力を抜いて気軽に見られるし、基本ほのぼのとした雰囲気のドラマなので、気分転換に見るのにもおすすめ出来ます。

 

給食をめぐる熱い戦いという、人によってはくだらないと思える内容ですが、その”くだらなさ”がまた良いのです(笑)

 

なぜそこまで熱くなれるのか、どうしてそこまで真剣になれるのか…。毎回見るたびに笑えます。

 

献立も美味しそうだし「昔の給食ってこんな感じだったのか」と知ることも出来るので、興味深かったです。

市原隼人さんと佐藤大志さんの演技がたまらん

給食を愛してやまない甘利田を演じている市原隼人さん。

 

威厳のある怖い先生を違和感なく演じているのですが、一日一日の献立を気にする可愛らしい一面もしっかり演じていて、癖になるのです(笑)

 

給食が大好きなことを生徒や他の先生にバレたくないから、必死に隠そうとしているんだけど隠しきれない給食LOVEな心…。

 

 静かに給食を愛でるんじゃなく、わりとはっちゃけながら愛でるんです(笑)

冷静な時と、はっちゃける時の落差が凄くて笑えます(笑)市原さんすごい…。

そんな甘利田を困惑させる生徒、神野ゴウを演じた佐藤大志さんの演技も素晴らしいのです。

 

 何が素晴らしいって、甘利田に美味しい食べ方を見せつける時の”ドヤ顔”が素晴らしい。

 

本当に得意げで可愛いんです(笑)

 

普段は何を考えているか分からない謎めいた生徒なのですが、給食のことになると表情が緩んで、笑ったり悲しんでいるのが可愛らしい。 

 

この2人の演技がお気に入りで、表情とか行動とか結構注目して見ていました(笑)

昔の給食が食べたくなるドラマ

昔の給食を甘利田達が美味しそうに食べてるからこそ、なおさら食べたくなるんだと思うんですが(笑)

 

第一話に登場する「鯨の竜田揚げ」とか音も良いし見た目も良いから、とにかく美味しそうで「食べたい…!」ってなりました(笑)

 

 戦後は、鯨関連の献立が多かったみたいですね。私は食べたことがないから、鯨の竜田揚げがめちゃくちゃ気になります…。

 

あと、甘利田が給食を食べる時に料理の名前の由来とか、料理が出来た理由を説明してて素直に「そーなんだ」ってなるんです。

 

私だけかもしれないけど、こんな風に料理の説明されると「食べたいなぁ…」って絶対なっちゃうと思うんですよ(笑)

普段何気なく食べてる料理に改めて興味がわくというか!

 しかも、甘利田も神野も純粋無垢な顔で美味しそうに食べてるから、なおさらなわけです…!

 

素直に献立の味を噛みしめてる甘利田にも影響されるし、斜め上の発想で味を楽しむ神野にも影響されるから「これ食べたい!」「この食べ方もしたい!」って脳が欲張るんです。

 

でも、ただ「メインの料理を食べたい」ってなるんじゃないんです。

 

「アルミの容器に盛った料理、瓶牛乳、コッペパンを食べたい」という気持ちになるんです。

 

 そういう気持ちにさせる魅惑的なドラマなのです。

 

タイムスリップして当時の学生になって食べたいな~とか想像してたくらい。(笑)

「おいしい給食」を見て思った疑問

おいしい給食を見て純粋に疑問に思ったことがあります。

 

なぜ給食は「米」が出なくて「コッペパン」が常に出ていたのか。

 

そして、なぜ箸を使わず「スプーン」を使用しているのか。

 

知識も無い私は、この部分が不思議でこの年代のことを知りたいと思って、調べてみました。

 

1950年頃からコッペパンが当たり前の存在になっていたようです。

 

コッペパンは、戦後まもなくして給食の主食として定着していたようで、米はほとんど出されていなかったんですね。

 

定着したのは「パンの文化を日本人に馴染み深くするため」だったり「そもそもお米が多く手に入らなかったから」といった理由があるからみたいです。

だから「おいしい給食」では、お米は出てこないでコッペパンばかりだったんですね

 

また当時はスプーンを使う学校があったり箸を使う学校があったりなど、使用されるものがバラバラだったので、統一するために先割れスプーンを開発したよう。

 

それが普及し、給食では先割れスプーンが使われるのが当たり前になったみたいです。

 

このドラマを見てて「箸を使った方が食べやすそうなのに…」とか「スプーンと一緒に箸も使えたらいいのに」とか思ってたんですけど、色々な理由があったんですね。

 

おばあちゃん、おじいちゃん世代とか、親世代の食生活を知れるって面白いですね。

 

このドラマは暗すぎる話とか辛い差別とか、そういうのは一切ないから気軽にその当時のご飯事情を知れるので、個人的にはありがたい作品です。

まとめ<今後、こういった作品が増えてほしいくらい好き!>

「食」に関するドラマって色々あると思うんですけど、「おいしい給食」みたいに気軽に昔の食を知ることが出来る作品が増えてほしいなーと個人的に思います。(私が知らないだけかもしれませんが汗)

 

ご飯が主題で、30分とかちょうどいい時間でクスっと笑える作品は、私的に最高かもしれません。(ワカコ酒とかも好き)

 

「おいしい給食」は、映画もあるので見ようと思います。また感想とか語れたら…と思ってます。

 

あ、あと、ドラマの最終回は少しジーンとするので見てほしいです。甘利田みたいな先生が一人くらいいても良いなぁって思う感じ。

 

それでは、今回はこの辺で終わります。最後までご覧いただきありがとうございました!

 

 

 

 

《ネタバレ・正直な感想》「ブルース・ブラザース」私にはまだ早かったかも?でも音楽って楽しい。

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引用:Blues brothers Site

The Blues Brothers | Home (bluesbrothersofficialsite.com)

 

どうも、コメディも音楽も好きな夏夜風です

楽しいことが大好きな夏猫だ!

 

今回は、痛快音楽コメディの「ブルース・ブラザース」について語ろうと思います。

 

 

公開されたのは1981年ですが、未だに人気がある作品ですよね。

 

 

人気があるしコメディを見たかったので「ブルース・ブラザース」を見てみたんですが…。

 

 

私にはまだ早かったのか…正直なことを言うと「面白いシーンと退屈なシーンがある」と思ってしまいました…。

 

 

笑えるし、音楽も聴いたことがあるのもあったから楽しかったんですが、想像とはまた違って…。

 

 

これは、まだ私がこの作品を理解出来ていないからなのか…、私にはまだ早い映画なのか…。

 

 

正直な感想など、色々語っていこうと思います…!

 ~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

1981年

 

<監督>

ジョン・ランディス

 

<キャスト> 

ジョン・ベルーシ (ジェイク 役)

ダン・エイクロイド (エルウッド 役)

キャブ・キャロウェイ (カーティス 役)

アレサ・フランクリン (マットの妻 役)

ジェームズ・ブラウン (牧師 役)

…他

 

《個人的な好み度》

★★★ 星3つ

《おすすめ度》

★★★★ 星4つ

~あらすじ~

服役していたジェイクは弟のエルウッドと共に、2人が育った孤児院に向かいます。

 

兄弟を育てたシスターは、税金を払えず孤児院の存続が危ぶまれているということを2人に告げます。

 

それを聴いたジェイクは、存続のためにバンドを再結成しお金を稼ごうと考え、メンバーを集めていきますが…ハチャメチャな展開が繰り広げられていきます…。

「ブルースブラザーズ」の注目ポイント

  • ハチャメチャ展開がすがすがしい
  • 聴いたことのある音楽が楽しい
  • ネガティブな要素が無い
  • ブルース兄弟がマリオブラザーズっぽい…

この後、注目ポイントについて詳しく語ってくぞ

どんな人におすすめ?
  • 音楽好きな人
  • ハチャメチャコメディが好きな人
  • ポジティブでいたい人

登場人物

兄・ジェイク

ブルース兄弟の兄・ジェイクは、破天荒な性格で悪いことも平気でやってのける人。

 

見た目はぽっちゃりしていますが運動神経がとても良く、俊敏な動きをしています。(ここツボ)

 

また、バンドではボーカルを担当しており歌声を響かせます。

 

弟・エルウッド

弟のエルウッドは兄に比べて大人しそうに見えますが、やる事・言う事、結構派手。

 

サングラスをかけているし、あまり表情を変えない印象。最初はお兄ちゃんに振り回されるタイプかな?と思ったけど、そうでもありませんでした(笑)

 

ジェームズ牧師

演じているのは、ジェームス・ブラウン。私は知らなかったのですが、とても有名なシンガーソングライターなんですね。

 

教会ではパワフルな歌声を披露していて、個人的にかなりビックリしました。

 

バンドのメンバー達

メンバーは兄弟2人に誘われてバンドに加わるのですが、実際にギタリストとして活躍してた人もいるようです。

 

メンバーの中には破天荒なやり方でバンドに誘われた人物もいたけど、楽しそうだったから結果オーライですね。

コメディ映画でもあり音楽映画でもある

映画を見終わった時に思ったのが、とにかくコメディ色が強くてネガティブな要素が無いということ。

 

 

ネガティブな部分も面白くしてて、とにかくハチャメチャにポジティブに進んでいくので本当に気軽に見られました

 

 

ハチャメチャな展開がすがすがしいから、落ち込んでる時とか明るくなりたい時は、おすすめかも。

 

 

音楽も、なじみのある曲や個人的に好きな曲ばかりだったから、そういった面で楽しめました。

 

コメディ映画でもあり音楽映画でもあると思うので、両方が好きな人はお気に入りの作品になるでしょうね!

 

あと個人的に「ブルース兄弟がマリオブラザーズに似てるな…」と思って最初内容が頭に入って来ませんでした…(笑)

出演者が豪華だということを知らなかった…

私は80年代とかそういった時代の音楽の知識が全くないので出演者が豪華ということに気づかないまま視聴してしまいました…。

 

 

孤児院の用務員を演じたキャブ・キャロウェイとかバンドメンバーの妻を演じたアレサ・フランクリンとか、牧師役のジェームズ・ブラウンとか…

 

 

詳細を調べるまで有名な方々だと気づかなかったので、知ってたらもっと面白かったのかな…とも思ってます汗

 

 

牧師が出てきた時も「パワフルな牧師だ…!」ってなっちゃったんですよね…。

 

 

「しかも、みんな踊り出したしお兄ちゃんも加わっちゃった…!」みたいな。(私は結構好きなシーン)

 

 

マットの妻が歌い出した時も「すごい…!この人誰!?」と。

 

 

人物を知らないからビックリしちゃって。しかも途中でブルース兄弟も踊り出すし…(ここも好きかも)

 

 

曲自体の知識も無いから「この曲聴いたことがある…!」ぐらいしか思えなくて汗

 

 

でも、それもそれで楽しかったんです。

 

この曲って全体はこういう感じなんだ…って知れたから面白かったな

 

あと、知らない曲も好みのものが多かったからワクワクしながら聴いて見ていました。

 

好きなシーンと退屈なシーンがある

上記でちょっと触れてますけど、好きなシーンがいくつかあったんです。

 

 

とくに歌のシーンは楽しいですね。パワフルな歌声が響いてるのでワクワク出来ました。

 

 

最後ホテルで演奏をする際に、遅れてくる兄弟の代わりに用務員のカーティスが歌っていましたが、このシーンは一番好きかもしれません。

 

 

お客さんも皆盛り上がっていて「外国ってこれが当たり前なんだな…」って少し羨ましくなってたり。

 

 

やっと来たブルース兄弟が歌声を披露して、少しづつ盛り上がっていくのも良い。

 

 

あと警察とのカーチェイスもお気に入り。お店に突っ込んで「なんでもある」って冷静に言ってるのが面白かった。(凄さに引き気味だったけど…(笑))

 

 

最後、兄弟と警察が本当に派手に追いかけっこしてるのも爽快だったかも(笑)

 

 

こんな感じで好きなシーンもあるし、面白くて笑えるシーンもあったんです。

 

 

でも、それ以外のシーンが何故か退屈になってしまって…汗

 

 

 兄のジェイクを狙う元婚約者の意味とか…「これはどんな意味?」って思ってしまうことがあったから、私の理解力が足りなかったんだと思うんですけど…。

 

 

個人的に、楽しいシーンと退屈なシーンの差が大きかったように思えました…。

 

あと、お金を稼ぐためにメンバーを集めようとする兄弟の行動に興味を持てなかったというのもあるのかも。

 

こんなことを言ったら本末転倒かもしれませんが汗

まとめ<この映画のノリについていけなかった…のかも>

楽しい部分も面白い部分もあって良かったんですけど、正直この映画のノリについていけなかった…のかもしれません。

 

 

もしかしたら、もう少し年齢を重ねた時に見たら、今とは違って「面白い!」と思えるのかもしれません。

 

 

だけど、やっぱり名シーンとかたくさんあると思うし、ずっと残り続ける作品なんだろうなと。

 

 

”思い切ったノリ” を何も考えず楽しみたい!と思ったら、ぴったりの映画かもしれませんね。

 

 

それでは今回は、この辺で終わります!最後まで見てくださりありがとうございました!

《感想》ネタバレ有り「DESTINY 鎌倉ものがたり」生と死を優しく扱ってるファンタジー映画

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引用:「DESTINY 鎌倉ものがたり公式Twitterより

映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』さん (@kamakura1209) / Twitter

 

どうも、鎌倉に行ってみたい夏夜風です

鎌倉で美味しいものを食べたい夏猫だぞ

 

今回は「DESTINY 鎌倉ものがたり」について語っていきます。

 

 

この作品は個人的にお気に入りの映画。和風ファンタジーで世界観も自分好み。

 

 

ストーリーも優しいし雰囲気がキレイだから、そういうのが好きな人におすすめ出来ます。

 

 

この映画のポイントは夫婦愛が強い事なのですが、他にも注目してほしいポイントがあるので、語っていきます!

 

~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2017年12月9日

 

<監督>

山崎貴

 

<原作者>
西岸 良平

 

<キャスト>

堺 雅人 (一色正和 役)

高畑 充希 (一色亜紀子 役)

中村玉緒 (キン 役)

堤真一 (本田 役)

安藤サクラ (死神 役)

…他

 

《個人的な好み度》

★★★★星4

《おすすめ度》

★★★★星4

~あらすじ~

新婚の一色正和と亜紀子は鎌倉で暮らしているのですが、そこでは妖怪や魔物が共存しているのです。何も知らない亜紀子は最初は戸惑っていたものの少しづつ理解していくように。

 

作家の正和は締め切りに追われており忙しい日々でしたが、それでも2人の仲良く暮らしていました。そんなある日、亜紀子に異変が…。

DESTINY 鎌倉ものがたり」の注目ポイント

  • 魔物や死神が怖い存在じゃない
  • 生と死を扱ってる作品だけど重すぎない
  • 夫婦の愛に注目
  • 主題歌が映画の良さをプラスさせてる

この後、注目ポイントについて詳しく語っていきます

どんな人におすすめ?
  • 和風ファンタジーを楽しみたい人
  • 夫婦愛が見たい人
  • 老若男女におすすめ出来る

登場人物

作家・正和

正和はミステリー作家で、いつも忙しい日々を過ごしています。また、鉄道模型などの趣味にお金を費やしていることから、金銭的に余裕があるとは言えません。

 

亜紀子と出会うまで結婚をする気がなかったようですが、それには理由が。

 

正和の妻・亜紀子

正和と結婚して鎌倉で暮らすことになるものの、魔物や妖怪も共存しているため、とても戸惑います。

 

しかし彼女も不思議な人で、鎌倉の暮らしを少しづつ理解していき、さらには神様とも仲良くなっていたり…。

 

家族を心配する・本田

正和を担当している編集者の本田は、病気で余命が一か月と診断されていました。家族の事を心配していましたが、一か月後に亡くなってしまいます。

 

家族を見守りたいという気持ちから魔物に転生し、妻と子供の暮らしを陰から支えますが…。

 

死神や魔物達

正和と亜紀子は、ある夜に魔物達が行う「夜市」に足を運びます。そこにはたくさんの魔物達がいて、商売をしているんです。

 

こんな風に鎌倉では”人間以外”が普通に存在しています。さらには、亡くなった人をあの世へ案内する”死神”まで。個人的には、安藤サクラさんが演じる死神はお気に入りです。

ネタバレ無しの感想

この映画は、西岸良平さんの漫画「鎌倉ものがたり」が原作。漫画はベストセラーにもなっていて、人気が高い作品です。今現在も連載されているようですね。絵が可愛らしい。

 

和風ファンタジーの世界観で、妖怪とか和風な雰囲気が好きな人におすすめ出来ます。

 

 

ホラーというわけでもないし、こわい表現も出てこないから老若男女問わず楽しめると思います。ただ小さい子は魔物にビックリしちゃうかも…?

 

 

夫婦愛が強い作品でもありますが、気まずいシーンは無いので家族で見るのも問題なし。

 

夫婦の愛が前面に出てる映画だよな

そうだね。仲の良い2人を見てるとほっこりする

 

最初から2人の仲が良くて、ちょっとした喧嘩とかも和むんですよね(笑)

 

 

お互いに好きという気持ちが強いことが分かるんですけど、それが後半で「本当に愛し合ってる」ということが伝わるんです

 

 

あと、人が亡くなったり死神が出てくる作品なのですが話の内容が重くないんです。

 

 

寂しさは残ったりするものの後引くことはないし、命のテーマが重くのしかかることもない。だからこそ、ファンタジーとして楽しめるんだと思います。

 

 

出てくる魔物とか死神ですらコミカルに描かれているから見やすいんですよ。

 

 

それと注目してほしいのは、黄泉の国の世界観。

 

 

予告動画でもチラっと出てくるのですが、とにかくキレイなんですよね。全体的に和風な雰囲気なんですが、ちょっぴり中国っぽい。

 

 

個人的にめちゃくちゃ好きな世界観で、黄泉の国のシーンは凄くお気に入りです。同じような雰囲気が好きな人は、気に入ると思います。

ネタバレ有りの感想

ここからはネタバレ有りの感想になるので、ご注意ください!

夫婦の愛が微笑ましい

 ネタバレ無しでも書きましたが、この映画では夫婦の愛が前面に出てると思うんですね。

 

というか、夫婦のイチャイチャを見せられてるような…(笑)

 

 微笑ましいし、こんな結婚なら良いなと思わせてくれるので私は好きなんですが。

 

 

個人的に亜紀子が可愛いなと。好奇心も旺盛だろうし、貧乏神にも優しいし。正和に甘えてる感じあるし、幼さが残ってるのが良いのです…!

 

 

正和は大人でしっかりしてるようだけど抜けてる所が結構あるし、亜紀子がいないと生きていけない感があって、微笑ましい。

 

 

正和の両親も亡くなった後ですらラブラブだし、寝たきりの夫が心配で幽霊になった優子と、優子と共にあの世へ行った夫も仲睦まじいですよね。

 

 

あと、正和が亜希子の魂を取り戻すために黄泉の国に行くのは、日本神話みたいだなと思いながら見てました。

 

 

たくさんの神を生んだイザナミが火の神を生んだことで火傷を負い、それが原因で亡くなり黄泉の国へ行くんです。悲しみに暮れる夫のイザナギは、イザナミに逢おうと黄泉の国へ向かうのです。

 

 

亜希子と正和に似てますよね。

 

イザナギイザナミの場合、感動の再会は果たせませんでしたが…。(離縁しちゃうらしい)

 

それと、天頭鬼が亜希子に教えていましたが、2人が平安時代から愛し合っていたというのは凄い!(笑)

 

 

ストーリーの最初の方で、納戸に入った亜紀子が掛け軸を見つけますが、あれは2人と天頭鬼だったんですね。

 

 

夜市で見つけた置物も、平安とか江戸時代とかの2人と天頭鬼だったのも面白い。

死神もあの世も怖くないのが意外で良かった

この映画では、こわい存在が天頭鬼くらいなんですよね。あとは、ただ人間と同じように過ごしてる魑魅魍魎(ちみもうりょう)。

 

 

こわいイメージの死神でさえ、友好的だし優しい。

 

 

黄泉の国も、あたたかい場所でおどろおどろしい事も無い。(正和の想像が反映されてますが。)

 

 

監督は懐かしさとか温かさを求めていたらしいので、監督にとって黄泉の国はそう思える場所なのかもしれませんね。

 

 

作品自体がとにかく優しいから、死神も魔物も黄泉の国も怖くないように作られているのかもしれませんが。

 

子供も見られる優しいファンタジー映画って感じだな

 

 人によっては違和感があるかもしれないけど、私にとっては意外な設定だったから良いポイントだなと感じます。

 

 

死神が亡くなった人を迎えに行って優しくあの世へ連れていくのが本当だったら、怖くないかもしれませんね。

主題歌「あなた」が映画の良さを引き出してくれてる

主題歌も良かったです。この映画の良さを引き出してくれたというか。

 

「あなた」の歌詞は自分の子供へ向けたものらしいのですが、パートナーでも考えられる歌詞のような気がするので、エンドロールで流れた時はグッときました。

 

2人のことを言ってるのか…!みたいな(笑)

 

調べてみると、宇多田ヒカルさんがこの曲を制作する際に、原作を読んで「私が幽霊になってしまうくらい思い残すものは何か」を考えた時"子供"が浮かんだよう。

 

「ただの数字が特別になるよ」

「肌の匂いが変わってしまうよ」 

引用:「あなた」の歌詞より

 

↑この歌詞とか、とくに親の気持ちを表してますよね。

 

子供が生まれた日が”特別な日”に変わって、赤ちゃんだった子が成長することで”肌の匂いが変わる”

 

誕生日が来ることは嬉しいけど、成長が少し寂しい。っていう感じもするよな

 

 でも子供とかパートナーとかはあまり関係なく、大事な人へのメッセージにもなるんじゃないかなと思ってます。

 

 

だから、亜希子を想う正和の気持ちとか、正和を想う亜希子の気持ちも、歌詞に当てはめることが出来るんじゃないかな。

 まとめ<優しい愛と世界観で何度も見たくなる>

何度も書いてた通り、この映画はこわい要素がほとんど無いし死を優しく扱ってるので、重たくないんです。

 

 

怖い対象であるはずの「死」「死神」「あの世」などが優しく表現されているから、安心して見れるんですよね。

 

 

死神も優しいし、本田さんが魔物に転生した後も家族を愛してるし、とにかく温かい世界観で個人的には何度も見たくなります。

 

 

前半のストーリーが退屈に感じる人もいるみたいですが、私はほのぼのとした話が好きなので気にならなかったので、ほのぼのとした感じが好きな人は楽しく見れると思います。

 

 

では、今回はこれで終わろうと思います。最後までご覧いただきありがとうございました!

 

《感想》ネタバレ有り「英雄は嘘がお好き」嘘から始まるハチャメチャなラブコメ

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引用:英雄は噓がお好き 公式サイトより

映画『英雄は嘘がお好き』公式サイト (eiyu-uso.jp)

 

どうも、歴史に詳しくない夏夜風です

歴史は興味が無い、夏夜風の相棒、夏猫だ!

 

今回は、フランス映画の「英雄は嘘がお好き」について語っていきます。

 

 

ブコメで笑えて、ちょっとハラハラして(笑)最後はほんの少しジーンとする作品です。(個人的感想)

 

 

※この作品は「R18」なシーンが流れる時もあるので、鑑賞の際はご注意を!汗

 

 

そこまで下品な表現などは無いし、コメディだから笑えるとは思います…。

 

 

19世紀のフランスで起こる、2人の戦い。ちょっとした嘘から始まったそれは、思わぬ方向へと2人を導いていきます。

 

 

というか、自ら進んでる感じもありますが(笑)

 

 

ネタバレ無しと、有りに分けて語っていきます!

 

~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2019年11月10日(日本)

 

<監督>

ローラン・ティラール

 

<キャスト>

メラニー・ロラン (エリザベット役)

ジャン・デュジャルダン (ヌヴィル役)

ノエミー・メルラン (ポリーヌ役)

クリストフ・モンテネ (二コラ役)

…他

 

《個人的な好み度》

★★★★星4

《おすすめ度》

★★★★星4

~あらすじ~

ボーグラン家の次女、ポリーヌヌヴィル大尉と婚約しましたが、その直後に戦いを命じられます。ヌヴィルは毎日手紙を書くことを約束し、2人は離れ離れに。

 

しかし、待っても待っても手紙は届きません。絶望し体が弱っていくポリーヌ。そんな彼女のために、長女のエリザベットは彼に変わって手紙を書くことにしました。

 

手紙の内容は嘘だらけの活躍の話で、最後には勇敢に死んだことになったのです。しかしその3年後、なんとヌヴィルが帰って来て…。

「英雄は噓がお好き」の注目ポイント

  • エリザベットとヌヴィルの戦いに注目
  • ぶっとんだ登場人物達が面白い
  • 歴史が苦手な人でも楽しめる
  • ストーリーのテンポが良い
  • ヨーロッパの衣装や家具が魅力的

この後、注目ポイントについて詳しく語ってくぞ

どんな人におすすめ?
  • ヨーロッパやフランスが好きな人
  • 素敵な衣装や家具が好きな人
  • ぶっとんだキャラが好きな人
  • 笑えるロマンス映画が好きな人

登場人物

エリザベット

主人公でボーグラン家の長女。いつも冷静で妹を心配している優しい姉。ポリーヌのためにヌヴィルの手紙を代筆します。物語を考える天才で、どんどん話を盛っていきます…。

 

死んだ設定にしていたヌヴィルが突然現れてから、彼女の心と日常は乱されていくことに…。

 

ヌヴィル

ヌヴィルは婚約者であるポリーヌに手紙を書くと告げるものの、一度も手紙を送りませんでした。それどころか名前すら忘れる始末。

 

女たらしで都合の良いことばかり言います。エリザベットが作り上げた英雄のヌヴィル大尉を演じますが…。

 

ポリーヌ

ボーグラン家の次女。ヌヴィルからの手紙が全く来ないことで嘆き、精神と体が弱ってしまいます。しかし、姉が内緒で代筆した手紙によって回復し、ヌヴィル大尉の活躍を信じてしまいます。

 

最後に来た手紙でヌヴィル大尉が死んだことを察し、悲しみに暮れますが二コラという男性と結婚し子供も生まれることに。個人的には、このキャラに注目してほしいです(笑)

 

ボーグラン家の夫婦と二コラ

ボーグラン家の夫婦は2人の娘を見守りますが、肝心なことは何も知りません。そのため、エリザベットやヌヴィルに振り回せられることに。

 

ポリーヌの夫になった二コラは、気弱な性格。そのため彼もエリザベット達に振り回せられてしまいます…。

ネタバレ無しの感想

この作品は、19世紀初頭の時代が舞台なのですが、とにかく衣装や家具などが素敵で見ていてワクワクしました。

 

 

上流階級の話だから家も豪華。だけど、コメディだし嫌味な感じもなく、主人公達が貧乏な人を下に見てるような印象もありません。

 

 

もちろん、そういった部分がこの映画だと大切ではないので…やっぱり注目するポイントはエリザベットとヌヴィルの戦いです(笑)

 

 

エリザベットが妹のために作ったから始まり、それによってヌヴィルが暴走していきます。

 

 

彼女はとにかくこれ以上何も起こしたくないし、ヌヴィルが嫌いだから、彼の暴走を止めようとするんです。

 

 

でも、上手くいかない。

 

 

だけど、ヌヴィルにとっては順調に日々が過ぎていくという…(笑)

 

 

それでもエリザベットが彼の痛い所を器用に突いていき、少しづつ追い込んでいくんですよ。

 

この2人の攻防戦(?)が結構面白いんです。

 

90分と見やすい時間なので気軽に見れるしストーリーのテンポも良いから、なおさら2人のやり取りも面白く感じるのかも。

 

 

あと、妹のポリーヌが意外と良いキャラをしてるというか…ぶっとんでる…というか…(笑) 個人的にはこの人に注目してほしいです。

 

 

それを言ったら姉のエリザベットも良いキャラ。

 

 

冷静で芯が強くてかっこいい女性なんですが、少しづつ彼女の不思議さが出てくるんですよ。

 

 

彼女がヌヴィルを嫌がるのは、家族や自分を振り回してかき乱すから…だけの理由じゃないんですよね。

 

 

もう一つの理由にエリザベットの独特な性格が現れる気が…。

 

 

それと、この映画は難しい話はとくに出てこないので歴史が苦手な人でも楽しめますし、ラブコメだけど恋愛感があまり強くないので、ロマンスものが苦手な人でも大丈夫だと思います。

 

ネタバレ有りの感想

ここからはネタバレ有りです。詳しい内容に触れていくので、ご注意ください!

ぶっとんだ登場人物が印象的で面白い

 ネタバレ無しでも少し触れましたが、この映画は登場人物がぶっとんでるのが良いんですよ。

 

 

個性的とも言えるんですけど…ぶっとんでると言った方が合ってるのかなと(笑)

 

 

一番面白いのがポリーヌ。純粋にヌヴィルを想ってる可愛らしい人なのかなと思ってたんですけど、段々やばさが出てくるんですよね。

 

 

ヌヴィルとポリーヌが密会してるシーンで、彼女が物凄くテンションが上がってて笑いました(笑)

 

すごい願望というか、すごい性癖だったな…

 

興奮して少し暴走してるのが面白かったし、ヌヴィルが戸惑ってるのも笑えました(笑)

 あと、エリザベットも普通な人のようで、意外と変だったな。

 

 

彼女がヌヴィルを嫌がってるのって、自分が作った”ヌヴィル大尉”が崩れるからっていうのもあるのかな。

 

 

彼が作った話に対して「オチがそれ?」って言ってたり「彼は私が作ったのに!」って怒ってる所とか見ると、自分が作ったヌヴィル大尉に結構満足してたのかも。

 

 

ヌヴィルはヌヴィルで、女たらしだし英雄になった自分に酔ってるし、嘘ばかりついてるし…。

 

 

でも最後は、嘘が本当になったのが良いなと。極悪人とかじゃないからなんか憎めない(笑)

エリザベットとヌヴィルの戦いと関係性の変化

 結局、2人の戦いが最後まで続いたのが良いなと。途中でお互いに恋をするという展開じゃなくて、2人とも性格も変わらないし成長もしてないから(笑)それも良かったですね。

 

 

ヌヴィルはいつも同じ調子だし、エリザベットは彼に振り回されてるようで意外と強かに動くし…。

 

 

これが途中で恋に落ちてたら…見てて少し冷めたかもしれません(汗)

 

 

エリザベットがヌヴィルを守るために必死に話を遮ったことをきっかけに、2人に心境の変化が訪れてパートナーになるという流れは納得出来ました。

 

ライバル同士だったけど、エリザベットが彼の考えたピラミッド式の詐欺に乗るのが良かった

 

あと、最後にヌヴィルが命を張ってコサックに立ち向かった瞬間は、本当の”ヌヴィル大尉”になってたのかなとか思ってます。

 

 

でも、やっぱり根本的な性格は変わりませんでしたね(笑)

納得のいく終わり方が良かった

個人的には、納得のいく終わり方で良かったなと思います。

 

 

2人が途中から恋愛関係になるんじゃなくて最後の最後に結婚を決めたのが、2人らしいなと。

 

 

あと、コサックが来て逃げようとしてたヌヴィルが、1人で戦おうとしたのは気持ちの変化があったんだろうけど、それで強くなったわけでもない。

 

 

戦いを命じられて戦地に向かおうとするけど、結局逃げるというのが個人的には納得出来ました(笑)

 

 

そんな姿を見たエリザベットは幻滅するわけでもなく思わず笑っていたのが、微笑ましくて。

 

 

嘘つきですぐに逃げてしまう性格を含めて、愛してたんですかね。ヌヴィルの本当の性格を知ってる彼女だけが笑ってたのがまた良い。

 

他の皆は理解出来てないし、ポリーヌに至っては笑ってる姉を見て引いてたな(笑)

まとめ<誰でも楽しめるフランス産のラブコメ

ブコメだけど、コメディ色が強くて笑える映画でした。ただ、ヌヴィルが真剣に悲惨な戦争を語っているシーンは心にきますね。

 

 

彼は脱走兵ですぐに逃げることを考えるけど、悲惨な場所にいたら普通なのかもしれませんし。

 

 

だけど、重たい作品ではないから気軽に鑑賞出来ました。個人的には結構お気に入りのフランス映画かも!

 

 

難しい話も無いし、何も考えずに見られるから誰でも楽しめるので、コメディが好きな人にはとくに見てほしいです。

 

 

それでは今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました!

《感想》「そらのレストラン」絆とチーズが幸せをくれる

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引用:そらのレストラン アミューズソフト

そらのレストラン | アミューズソフト (amuse-s-e.co.jp)

 

どうも、レストランに行ったことがない夏夜風です…

レストランで美味しいものを食べてみたい夏猫だ

 

今回は、北海道のせたな町を舞台にした映画「そらのレストラン」について語っていきます。

 

 

そらのレストランは、アメリカのソノマ国際映画祭で海外映画最優秀審査員賞を受賞した作品。

 

 

日本初のことのようで、主演の大泉洋さんをはじめ、出演された方々や監督、スタッフの方々、そして北海道の人々は喜んだでしょうね。

 

 

そんな私も北海道の人間なので、何となく嬉しい気持ちに(笑)

 

 

そして、この映画は北海道を舞台にした作品なので、やっぱり景色がきれいなんです。

 

 

きれいな景色が好きな人には、ぴったりの作品かもしれません。

 

~作品紹介~


www.youtube.com

<公開日>

2019年1月25日

 

<監督>

深川栄洋

 

<キャスト>

大泉 洋 (設楽亘理 役)

本上 まなみ (設楽こと絵 役)

庄野 凛 (設楽潮莉 役)

岡田 将生 (神戸陽太郎 役)

マキタスポーツ (石村甲介 役)

高橋 勉 (富永芳樹 役)

石崎ひゅーい (野添隆史 役)

眞島 秀和 (朝田一行 役)

小日向 文世 (大谷雄二 役)

風吹ジュン (大谷 佐弥子役)

…他 

 

《個人的な好み度》

★★★星3

《おすすめ度》

★★★星3

~あらすじ~

設楽亘理は家族と共に北海道せたな町で牧場とチーズ工房を営んでいました。亘理はチーズ職人の大谷雄二の元で修行していますが、納得のいくものが作れないまま時は過ぎます。

 

そんな時、彼らの前に有名シェフが現れ、せたな町の食材で作る料理を提供してくれることに。その料理を食べたことで、地元の食材を皆にアピールしたいと、1日だけのレストランを開くことを決めます。

 

亘理や彼の仲間たちは奮闘しますが、あることがきっかけで事態は変わっていきます。

「そらのレストラン」の注目ポイント

  • 北海道の大自然を味わえる
  • 人との絆に注目
  • 食べ物や命の大切さを考えさせられる
  • 北海道に行ってみたくなるかも

この後、注目ポイントについて詳しく語っていきます

どんな人におすすめ?
  • 人間ドラマが好きな人
  • 人との繋がりが好きな人
  • 大自然が好きな人

登場人物

主人公・亘理

亘理は、明るくひょうきんな性格でいつも冗談を言って皆を笑わせます。仕事に対しては真面目で、チーズ職人の大谷さんを尊敬し学ぼうと頑張っています。

 

しかし、あることがきっかけで牧場もチーズ作りもやめようと考えてしまうことに。それから仲のいい仲間とも喧嘩してしまいます…。

 

亘理の妻と娘

亘理の妻・こと絵は、物静かで、優しく夫を支えます。10年前、真冬の吹雪の中、亘理の牧場に訪れ働きたいと言っていました。その女性が妻となり母となり、家族を見守ります。

 

2人の娘・潮莉は父親に似て冗談を言うことも多く、みんなから愛されています。絵を描くことが好きなようで、チーズ職人の大谷さんの妻から絵を教わっています。

 

愉快な仲間たち

亘理には、愉快な仲間が3人います。美味しい野菜を作る富永芳樹、大豆を作る石村甲介、漁師の野添隆史。みんな個性的で、4人で学生のように楽しく過ごしていました。

 

そこに、東京からやってきた神戸陽太郎と、札幌から来たシェフの朝田一行が加わり賑やかさは増していきます…。

 

亘理の恩師・大谷さん

大谷さんはチーズ職人で、亘理たちの恩師のような存在。10年間も亘理にチーズ作りを教えており、先生と学生のようなやり取りをしています。

 

物静かで威厳がありますが、とても優しい人でみんなに好かれているよう。妻の佐弥子も優しい女性で、潮莉に絵を教えています。

ネタバレ無しの感想

この作品は自然や食材、命を大切にしている映画という印象。

 

 

家族で「いただきます」と丁寧に言ってるシーンや、命を無駄にしないという風なセリフから、身近にある食べ物や命をとても大事に扱っていることが分かります。

 

 

野菜農家の芳樹、大豆農家の甲介のセリフや振る舞いからもそれは感じられます。乱暴そうに見えても、食べ物を丁寧に扱って人に食べてもらうとする。

 

 

実際に農家で頑張っている人たちは、みんなそうなのかもしれませんね。

 

 

今は、食べ物の廃棄や販売出来ない事態が起きてるので、農家の方々にも食べ物にも感謝しなきゃいけない気持ちになります。

 

食材を無駄にしちゃうことや雑に扱うことがあったので、これを見て反省しました…汗

 

北海道の大自然も存分に味わうことが出来るので、自然が好きな人にはとてもおすすめです。緑がとにかくきれいだし、出てくるお家もキレイなので見ていて癒されます。

 

 

また、出てくる食べ物もとにかく美味しそうで「いいなぁ」と思ってしまうことも(笑)

 

 

北海道の良さと、食べ物の大切さを伝えてくれているように思えました。

 

 

登場人物も温かい人ばかりなので「人との絆ってとても素敵なものだな」と思えるかもしれませんね。

 

変な人たちだけど、とても優しいんだ

 

ストーリーは、最初は楽しくて明るいけど、あることがきっかけで一気に暗めになるんです。亘理が落ち込んでしまったり、仲間との喧嘩があったり…。

 

 

幸せな日常が変わって上手くいかなくなってしまうんです。だけど、それも人の優しさや、家族の愛情で良い方へ変わっていきます

 

 

 なので、挫折しながらも前向きに生きていくストーリーが好きな人にはおすすめ出来ます。

 

 

人の不器用さとか、上手くいかないもどかしさが表現されているので、共感できることもあるかもしれません。

ネタバレ有りの感想

ここからは、普通に語っていくのでご注意ください!でも極端なネタバレは無いと思います…。

人との絆が心にくる

そらのレストランは人の絆が強くて、温かい映画だなと思います。どんなことがあっても見捨てないし、優しく背中を押してくれる感じ。

 

亘理が牧場をやめようと考えていると皆に伝えた時に芳樹が激怒しましたが、それでも最後は亘理に寄り添って応援していたのが、グッと来ました。

 

あぁ、仲間っていいな…!ってなりますね

 

妻のこと絵だって、色々思うこともあっただろうし言いたいこともあったんだろうけど、それを飲み込んで「どこでもいいよ」「どんな仕事でもいい」と言ったのかな。

 

 

だけど、この言葉もあって牧場をやめることを留まったのかな…とも思います。

 

 

大谷さんも最後は「もう来るな」と厳しい言葉を言っていたけど、それは亘理がもう自分のチーズを作れてたからなんでしょうかね。

 

 

だけど本人は大谷さんのチーズを作りたいという気持ちが強くて、それに気づいてなかったんだろうな。

 

 

だけど、残してくれた10年前のチーズを食べて、気づいたというか、思い出したんですよね。

 

本当に温かい人だったな

 

大谷さんが残してくれた絆はとても大事なものですね。

食べ物や命のありがたみに気づく

 普段、普通に手に入るものだったり身近な食べ物って、ついつい感謝することを忘れてしまうんですが…。

 

 

この映画をみて、ちゃんと感謝しなきゃいけないなと考えさせられました。どれもありがたいものなんだよなと。

 

 

亘理達が朝食を食べる時に外に向かって「いただきます」と言って、席についた後も改めて「いただきます」と言っているのがすごく素敵なことだなと。

 

こんな風に感謝することってなかなか出来ないというか、やろうとしてなかったので…。

 

シェフの朝田が料理をふるまった時に、自分が育てた羊の肉が食べられなかった神戸にも「生まれた命は大事」「残さず食べる」と言ってたのが印象に残りました。

 

 

芳樹だって、野菜を収穫してた時になすを雑に投げてしまうけど、ちゃんと拾って「すいません」って言ってましたね。

 

 

むしゃくしゃしてる時って物とかに当たったり雑に扱うこともあるけど、そういう時こそ、ちゃんと大切なものに向き合わなきゃいけないのかもしれません。

最後は北海道に行きたくなるかも

北海道の広大な自然と、魅力あふれる食べ物がたくさん映るから、見終わったあとは北海道に行きたいと思えるかもしれませんね。

 

 

私は北海道の人間ですが、せたな町には行ったことがないから興味がわきました。海もとてもきれいなようなので、心をリラックスさせるためにも行ってみたいです。

 

あんな場所で走ったりお弁当食べたら、最高だろうな…

せたな町で人気の「岩シュー」も気になる

また、せたな町にある「甲田菓子店」というお店の「岩シュー」というシュークリームが人気みたいなので、行った際に寄るのもいいかも。

 

ただし、消味期限は1時間のようなので買ったらすぐ食べないとですね!(笑)

まとめ<絆が作る幸せな物語>

意外とシリアスなシーンも多い印象だったのですが、やっぱり印象に残ってるのは幸せな家族とか、楽しい仲間との会話なので見てよかったなと思ってます。

 

 

絆が人を助けて幸せにしてくれる作品で心温まるので、色々な人に見てほしいです。命の大切さについても考えられると思うので、子供と見るのもいいかも。

 

 

それでは、今回はこのへんで終わろうと思います。最後までご覧いただきありがとうございました!