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どうも、料理が好きな夏夜風です
料理するより食べる派の夏猫だぞ
今回は「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」の感想を語っていきます。
この作品を見るのは2回目だったのですが、改めてみると「前向きになれる」映画だなと思いました。
SNSや自身の言動によって破滅して行き詰るけど、まわりに助けられて再スタートする一流シェフの主人公。
主人公を支える優しい登場人物や、あたたかいストーリーが自分を前向きにさせてくれます。
ただ一方で、SNSの使い方というか存在について考えさせられるな…と個人的に思います。
今回は、大きなネタバレは無しで語っていきます。
ドロドロとした話じゃないし、厳しい現実を見せられるとかじゃないから安心して見られます!
~作品紹介~
<公開日>
●2015年2月28日(日本)
<監督>
<キャスト>
●ジョン・ファヴロー (カール役)
●エムジョイ・アンソニー (パーシー役)
●ソフィア・ベルガラ (イネズ役)
●ジョン・レグイザモ (マーティン役)
●スカーレット・ヨハンソン (モリー役)
●オリヴァー・プラット (料理評論家 役)
…他
《前向きになる度》
★★★★星4つ
《お腹が空く度》
★★★★星4つ
《おすすめ度》
★★★★★星5つ
~あらすじ~
一流のシェフとしてロサンゼルスのレストランで働く主人公のカール。ある日、有名な料理評論家がカールの料理を酷評します。
そのことに彼は怒り、評論家に対して攻撃的な内容をSNSで送ってしまいます。再び評論家がレストランに現れた時、とうとうカールの怒りは爆発し、直接暴言を吐いてしまいます。
それがきっかけでレストランをやめさせられ、路頭に迷うことに…。しかし、彼の元妻や息子、親友などに助けられ「フードトラック」を始めて再スタートします。
「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」の注目ポイント
- 前向きになれて、心も温まる
- SNSの使い方・有り方を考えさせられる
- 料理をしたくなる
この後、注目ポイントについて詳しく語っていきます
- グルメが好きな人
- 温かい人間ドラマが見たい人
- 前向きに、ポジティブになりたい人
登場人物
主人公のカールは、独創的なレシピを作ることが得意で自分の腕にも自信があります。料理に対する気持ちは人一倍ですが、少々子供っぽい面も。
自身の料理を酷評されたことをきっかけに暴走して仕事が無くなりますが、まわりの助けによってフードトラックを始めることを決意。
カールの息子・パーシーは、少しませていてSNSも使いこなす今どきの男の子。彼も料理に興味があり、フードトラックを手伝うことに。とても重要な登場人物です。
カールの元妻・イネズは、仕事で忙しい日々を送っていますが、息子のこともカールのことも気に掛ける優しい女性。
カールの助手であり親友のマーティンは、おちゃらけていますが人情深い人でカールを手助けします。
カールの友達で元恋人のモリーも、優しく彼を見守ります。落ち込んでいる姿を見て、優しく励まします。
ストーリーの感想
この映画では美味しそうなものばかり出てきます。カールの独創的な料理を見ていると「どんな味なのかな」「食べてみたいな」と思えます。(夜に見るとアウトです笑)
「美味しい料理を作る人」「それを食べて笑顔になる人」
こういう幸せの法則を感じられるのが、この映画だと思います。
あと、優しい人がたくさん出てくるし、言い争いがあるわけじゃないから安心して見られる作品です。
そういったことも含めて、下記で色々語っていきます!
前向きにさせてくれて心もあたためてくれる
この作品は、登場人物が絶望を感じたり悲しみに暮れるといったことが無いんです。
仕事を無くし、暴言を吐いた動画をネットに上げられても、主人公のカールは前向きなんです。
もちろんどうしたら良いか悩むんですけど、まわりの人にも助けられるし「料理がしたい」という強い気持ちがあるから、ぶれずに前へ進んでいる感じ。
登場する人たちも、嫌な人って特にいないと思うんです。
人によっては「このキャラあまり好きじゃないな」って思うかもしれないけど、徹底的にカールを潰すとか、嫌がらせをし続ける人っていないんです。
難しい性格をしてるカールだけど、みんな彼を信頼して好きでいるんですね。
ここが個人的には救われるポイント。
元恋人とか元妻とか出てくるけど、子供について喧嘩したり、異性関係での言い争いとか無いんです。(ほんの少しはあるけど…痴話喧嘩的な…?)
基本的にみんな仲が良いし、一緒に前を向こうと頑張ってくれるから、見ていて心があたたまります。
個人的にマーティンとかなんか裏があるんじゃ…?とか思ってたけど、疑いすぎでした(笑)
ドロドロした内容とか辛すぎる話が苦手な人は、安心して見られると思います。
ネットやSNSの良い面と悪い面について考えさせられる
この映画はSNSが頻繁に出てくるんですけど、見てると「ネットとかSNSって難しいなぁ」って思えて。
カールの料理を酷評した評論家に、カールがSNSで悪口のメッセージを送っちゃうんですけど、それから評論家とカールの戦い(?)が世間に注目され始めて…。
その後、評論家に激怒したカールがお店で暴言を吐いてしまうんですけど、その様子を動画に撮られてネットにアップされちゃうんです。
アップされたものはもう消せないし残り続けるから、流行りが過ぎ去るまで待たなきゃいけないんですよね。
自分の失態が広まって残り続けるし、あることないこと簡単に言われちゃうから、辛いですよね。
でも、カールはそのことにめげず(事態をよく分かってない可能性もある)、フードトラックを始めてやり直そうとします。
その時に息子のパーシーが上手にSNSを使って、お客さんを集めてくれるんですよ。
これを見てやっぱりネットとかSNSって、使い方次第で良いものになったり、悪いものになったりするよなーと思ったんです。
簡単に使えるものだけど、ちゃんと使い方は考えないといけないですもんね。
SNSは使いようだな。みんな良いことに使っていたら幸せなんだけどな
美味しいものを食べたくなるし、料理もしたくなるかも…?
この映画はとにかく美味しそうな料理が出てくるから食べてみたくなるし、どんな味なのかなーって想像したり(笑)
中でもフードトラックで販売する「キューバサンド」は美味しそうで美味しそうで…。
夜中に見たら絶対お腹空くし、食べたくなります(笑)
カールがパーシーに作っていたチーズサンドもたまらんです。チーズがトロっとしていてパンの焼き加減も絶妙なのが、食べてなくても分かる感じ…。
他にも料理は出てくるんですが、高級感のあるものばかりで味は想像できないけど「食べてみたい」って思えます。
カールの手さばきも凄いから「私もこんな風に料理してみたい…!」とか思っちゃったり…。
公式サイトにキューバサンドのレシピが載っているので、それを参考に作ってみるのも良いかもしれません↓
#映画シェフ 三ツ星フードトラック始めました | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ (chef-movie.jp)
まとめ<美味しい料理と優しい人が、前向きにさせてくれる>
カールは「大好きな料理をしたい」「人を感動させたい」という気持ちが強く、最後までそれがぶれません。
息子のパーシーにも料理において大事なことを教えていて、素敵な父であり立派なシェフだと、見ててちょっと感動しました。
人のために美味しいものを作って、それを誰かが食べて幸せになるって素敵なことですね。
映画の中に出てくる料理評論家のように、作ったものを酷評したり絶賛したりする人もいるけど、そういう情報に流され過ぎないようにもしたいです。
それでは今回はこの辺で終わります、最後までご覧いただきありがとうございました!